←2008年12月4日撮影
車載式空撮バルーン開発の重要なポイントとなる寒冷地対応の機材テストと一部運用を開始しました。
主だった内容としては、以下となります。
・ヘリウムガス容量の増量
・撮影機材の単純化と軽量化
・突風対策
・下降気流対策
想定しているのは、スキー場にての吹雪です。
極低温下での浮力の確保と、方向が定まらない突風への対応です。
写真では、以前のバルーンと変わっていないように見えますが完全な新設計機となっています。
この新型となる5号バルーンを車載するために、8月(3ヶ月以上前)から空撮専用車両の改造を行ってきました。
初回のテストでも、ヘリウムガスの300L増加分の性能アップが確認出来ました。
←2008年12月4日 17時30分撮影
夜景機材のテストを兼ねて、夜間の空撮テストを行いました。
同じ気温なら、太陽による温室効果が期待出来ないことから夜景撮影の方が条件が厳しくなります。
テスト時の気温が+5度。
この浮力の感じなら、昼間の氷点下も問題なく運用が出来そうです。
冬季の夜景撮影対応の限界も見極める必要があることから、氷点下+風速3m程度のテストをシーズン中に実施します。
普通のバルーン空撮会社では、使用するバルーンは1機というのが一般的です。
これは、空撮用のバルーンが高価である事も理由の一つですが、「バルーンを使い分ける理由が見つからない」というのが、本当の理由と推測します。
0[Zero]では、数々のバルーンのテスト結果から「風も内容により対策方法を変えるべき」という結論に達しました。
・海岸での一定方向からの風速10m/s
・最大2m/s程度のビル風
この、二つの条件下では、2m/sのビル風の方がより高い技術を要求されます。
また、尾翼などの考え方も、全く異なったアプローチが必要になってきます。
つまり・・・「海岸での一定方向からの風速10m/s」と「最大2m/s程度のビル風」に対応するバルーンは、1台のバルーンでは困難と言えます。
この見極めが普通のバルーン空撮会社には出来ていません。
0[Zero]では、この異なる条件下で、撮影機材の形状・セッティングを明確に調整しています。
わずかな調整なのですが、上空での姿勢は全く異なる物になります。
この細かい調整が、1台のバルーンでは対応が出来ないのが現状です。
最終的には、1台のバルーンにてオールシーズンの対応を目指します。
これは、デタッチャブル式の尾翼などで対応可能な目処は経ちました。
今年の冬に十分なデータ取りを行い、2月を目処にオールシーズン機の開発を完了させていたいと考えています。
1)バルーン空撮とヘリウムガス
2)バルーン空撮専用車両
3)空撮システム開発解説
4)バルーン空撮テスト
5)バルーン空撮と風について
6)機材開発例:レンズマウント
7)標高2100m:高地撮影テスト
8)ヘリウムガス不足と値上状況
9)2008年版:空撮プロはどのデジカメを使う?
10)空撮の保険について考える
11)空撮と送電線
12)空撮スペシャリストの技
13)寒冷地専用バルーンテスト
14)バルーン繋留角度解説
15)新型の開発は一時停止
16)バルーン素材としての塩ビとエバール
17)特許出願までの道程
18)バルーン小型化の研究
19)開発失敗バルーンの例
20)最大風速13m/sの乱流下のテスト画像公開
21)0[Zero]のバルーンが風に強い理由。その1「尾翼が大きい」
22)2009年版:空撮プロが使うレンズ
23)眺望撮影の「良い例」と「悪い例」
24)ミラーレス一眼は、バルーン空撮のスタンダード
25)強風下の撮影を可能にする「ヒューズ」
26)機動性という品質
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