最新型となる09051バルーンの対風テストを行いました。
過去のバルーンでも、同様なテストを行っているのですが動画などの記録を残していませんでした。
今回は、乱流を含む風速10m/s以上の風が吹いているという、究極の難条件下のテストを公開します。
テスト場所は、事務所から1時間弱の移動時間を必要とする場所です。
0[Zero]の所在地である山梨県内で、確実に強い風が特定時間に吹いてくれるという場所にてテストを行っています。
夏期の夕方なら最低でも5m/sの風が吹いています。
タイミングを狙えば、今回のように10m/s以上の風が吹くこともある場所です。
風速10m/sを超えるような風の中で飛行可能なバルーンは世界的には珍しくありません。
海外で製造されている軍用スペックなどでは、30m/s対応などという「モンスター」と呼べるクラスの物もあります。
確かに、対風性能は素晴らしいのですが、必要とする機材スペックも「モンスター級」です。
想定される風による浮力は、数百kg単位の揚力が発生します。
地面には、巨大なアンカーを打ち、回収にはウインチを使うようなシステムです。
もちろん、費用や時間に余裕があるなら問題ないのですが、実務では「費用」「時間」共にセーブすることを要求されます。
一連の技術開発で、0[Zero]が目指しているのは・・・
実用的な風の中での最高性能です。
風速にすると5m/sまで。
この風の中でも安全且つ迅速に撮影ができることを目標とし機材開発ははじまりました。
今回のテストでは、対風性能の証明が大きな目的ですが、0[Zero]としては是非とも注目して頂きたいポイントがあります。
これは、バルーン空撮に携わっている方からみると驚異的と呼べるレベルにバルーンが進化していることの証明になります。
耐風性のが高いとされるバルーンでも、風速10m/sを超えるような条件では、飛行準備が出来ません。
仮に浮かす事ができたとしても1名ではバルーンを押さえることは困難です。
風速10m/s以上で1名で運用可能とするバルーンでは、高画質のデジタル一眼レフの搭載は不可能です。
バルーンを保持するのに1名。カメラをコントロールするにの1名。
いつも通りの最小構成員数にて強風テストを実施しています。
0[Zero]が目指すのは、実用的な風の中での「安全」「画質」「撮影コスト」です。
「安全」を保証するには、設定値を遙かに上回る条件下での徹底的なテストが必要です。
1)バルーン空撮とヘリウムガス
2)バルーン空撮専用車両
3)空撮システム開発解説
4)バルーン空撮テスト
5)バルーン空撮と風について
6)機材開発例:レンズマウント
7)標高2100m:高地撮影テスト
8)ヘリウムガス不足と値上状況
9)2008年版:空撮プロはどのデジカメを使う?
10)空撮の保険について考える
11)空撮と送電線
12)空撮スペシャリストの技
13)寒冷地専用バルーンテスト
14)バルーン繋留角度解説
15)新型の開発は一時停止
16)バルーン素材としての塩ビとエバール
17)特許出願までの道程
18)バルーン小型化の研究
19)開発失敗バルーンの例
20)最大風速13m/sの乱流下のテスト画像公開
21)0[Zero]のバルーンが風に強い理由。その1「尾翼が大きい」
22)2009年版:空撮プロが使うレンズ
23)眺望撮影の「良い例」と「悪い例」
24)ミラーレス一眼は、バルーン空撮のスタンダード
25)強風下の撮影を可能にする「ヒューズ」
26)機動性という品質
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