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IKEA地震にて営業停止。改善されるか撤退か?

このページは2011年3月14日に書いています。

地震発生から4日目を迎えています。

空撮業務の関係から、東北地方も頻繁に出入りしています。
最短では3週間前に福島にて仕事を行っています。
被害地域も、この1年の間に複数回訪れています。
私も被害者の一人となっている可能性は十分にありました。

本来なら、お悔やみの言葉の後にページを書く物ですが敢えて行いません。
貴重な損失を無駄にしない事で、弔意を示します。

イケア営業停止中

地震発生直後から、関東圏の3店舗では営業が停止しています。
発生直後の土日は安全確認の為。
月曜以降は計画停電によりとされています。
今のところ、営業再開のアナウンスはありません。

'07/10/01 イケアは耐震工事が必要

今回のページは3年半前に書いている上記とも関連します。
ポイントはスウェーデン人は地震には興味が無いこと。

地震国である日本に、諸外国のマニュアル通りの店舗をつくってしまいました。
当然ですが「日本では地震を考えないと・・・」と意見している日本人社員はいると思います。
そう信じたいです。

結果としては・・・
皆さんがご存じの通りです。
まったくと言って、地震対策は講じられていませんでした。

危険きわまりないイケアの店内ですが・・・
ネットで調べる限りは大型商品の落下は無かったようです。
ビン類の落下程度で、「収まった」様です。
これは震度6に達していなかったことから当然とも言えます。

このページの題材は、「IKEA地震にて営業停止。改善されるか撤退か?」
これは表現として、少し大げさすぎました。
さすがに、この程度では「撤退」はありません。

しかし・・・
「地震は、もの凄く怖い」と上層部に印象づけるには十分でした。
参入の検討段階だったら、逃げ出しているハズです。

スウェーデン人はとても「まじめ」です。
日本人よりも、遙かに道徳を重んじます。
いままで、地震対策をしっかりとしなかったのは・・・

本当に、地震のことをよく知らなかったから。

よく知らないので、誰の意見も耳に入らなかったのです。

これからは違うと思います。
先のページではヨーロッパで大規模な震度7の地震が起きない限り、イケアは軽くならないと記しています。
これに関しては変わることは無いと思います。
ここを触ってしまうと、イケアのシステムその物が違う物になってしまいます。
しかし、日本に於いての耐震対策に関しては大きな変化を迎えるのではないかと予測します。

今(地震以前)は耐震意識ゼロ。
これからは日本の普通の店舗よりも耐震対策を施す事も予想出来ます。

在庫の積み方は当然ですが改善されます。

もしも、関東圏以外の店舗も臨時休業にして耐震対策を施すなら・・・
私は今まで通り、イケアを応援する事になります。

地震対策をしないなら・・・
見切りを付けるかも知れません。

前々から言ってますが・・・
イケアには耐震対策が必要です。

これがしっかりと出来ない方は大物を買ってはいけません。

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