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モトーレサノへムルティプラを入庫

モトーレサノ外観

ムルティプラが2回目の車検を迎えました。
そこで、主治医である山梨の甲斐市にあるモトーレサノに入庫させました。
ここは私が全面的に信頼しているイタ車を中心としたお店です。タイヤ交換1本でも見事と思える仕事をしてもらえます。

車検も数年前まではユーザー車検をしていました。「お金がなかった」と言うのもあったのですが自分でやれば半日仕事なので、早さを取っていました。
また、他人に車を触らせると、悪い思いでしかありません。この頃は仕事をしないと社員から怒られるので・・・出すことにしています。(メンテは休みの日に、主にしています)

モトーレサノでの会話・・・
私:「ミッションオイルはまだまだ行けそうです」(1年前に交換。3ヶ月前に量と程度を確認)
私:「ブレーキオイルもキャリパー外したときに換えてます」(1年半前に交換。3ヶ月前に量と程度を確認)
私:「LLCも買ってあるので良いです」(本当は冬前に交換したかった。来年の冬までに交換予定)
私:「プラグも大丈夫です」(1年前に交換。3ヶ月前に状態を確認)
私:「バッテリーは交換しなくても良いです」(既に寿命。都内の知り合いのショップにて購入予定)

何もやらないのも申し訳ないので・・・
私:「タイミングベルトは・・・?」(次回の車検時にとのアドバイス)
私:「点火回りは・・・」(特に代えるべき所でもないとのアドバイス)
私:「予防として、ブーツはどうでしょう?」(イタ車は10万km行けるとのアドバイス)

「メンテは常に先回りを!」
これが旧車との付き合いが長い私の持論です。
このまま、車検は通ります。

それにしても・・・
不必要なパーツを、「換えた方が良い」などと言ってこない所もモトーレサノの良いところです。(こういうお店は貴重!)
無茶苦茶な事を言ってくるショップ(正規ディーラーを含め)が多すぎです。

車検ネタは少ないので、過去のショップでの経験を・・・

今回の車検ネタは特にありません。
トラブルらしいことも出てこないことでしょう。
いつもと違うとすると・・・
強制保険の料金が安くなることくらいです。
実施されてから、今年の4月までは旧料金。4月以降は新料金での保険加入が可能です。(ちなみに、ムルティプラは5月まで加入していたため該当しない)
そこで、今回はムルティプラで経験した、普通のショップと良いショップの違いをご紹介します。
(悪いショップには近づかないので・・・)

タイヤ脱着作業から考えるメカニックの腕の差

ムルティプラを入れてから、3回ほどタイヤの脱着交換をしています。
購入時(中古にて購入)のタイヤを含めると夏タイヤで3セット。
冬タイヤ1セットを試しています。
購入からの走行距離は2万km程度ですので、換えすぎ・・・ですね?
これは、「イタ車のFF」という自分の経験のないジャンルの車に、どのようなタイヤを履かせれば良いかのテストでした。
主に、3種類のミシュランから試しています。
 ミシュラン:パイロットスポーツ(購入時に装着=高速は素晴らしい)
 ミシュラン:XM1(私の基準タイヤ=悪くない)
 ミシュラン:MXV8(確かに静ではある=ムルの良いところが薄まる)
スタッドレスのレポートはこちら

この3セットを山梨県内でタイヤを履いています。
2セットは某ショップ。
1セットはモトーレサノです。

ちなみに、「某ショップ」と書いているところが悪いわけではありません。
あくまで、普通のショップです。

某ショップにて:XM1購入(テクマグのアルミホイールも同時に購入)

ムルティプラの購入時とほぼ同時に、テクマグのアルミホイールとXM1を購入しました。
これが普通の山梨県内の某ショップです。

普通なら、タイヤは別に購入して総支払いを下げるところですが・・・
ハズレ(重量バランスが極端に狂っている)アルミホイールを購入したくないと考え、多少は高いことは承知でショップにてタイヤを購入しました。
在庫の保管・ホイールの脱着・バランスの取り方など基本的な作業には文句がありませんでした。(合格点)
問題と考えたのはバランスが取られた1本のホイールです。
バランサーが片側に最大で60gが貼られていました。
購入したホイールは15インチです。
SUV用の18インチなら・・・あり得る重さです。
185巾の15インチの場合は・・・問題でしょう。
ホイールかタイヤかのどちらかがバランスを崩しています。

しかし・・・
メーカーに交換をお願い出来るほどのレベルでもありません。
でも・・・私が泣き寝入りするのもイヤですよね?
そこで、お店の方に聞いてみました。

私:「他が20g以下でバランズが取れているのに、この1本(60g)はおかしくないですか?」

こういう時にショップ(メカニック)が取るべき行動は一つです。
その答えを期待していると・・・

メカニック:「キチンとバランスは取れてますよ!」(無愛想に)

終了です。

私から「一度タイヤを外して、位置を変えて組み直してください」とお願いし35gまで減らしました。
こういう時の保険として、ショップにてタイヤを購入したのですが・・・見事に期待は裏切られました。
このお店ではキズに関しては非常に気を使っていました。
購入した、ホイールのホイールキャップについていた非常に小さいキズの為、一度はメーカーに商品を戻していました。(そのキズは私はOKなレベル)
作業その物はミスはありませんでした。
ですので・・・悪いお店では無いのです。
たたじ・・・攻め込んでくれるお店でも無いのです。

その後も、タマにはこのお店で部品を買っています。(20年近い付き合い・・・)

モトーレサノにて:X-ICEの組み込み

このスタッドレスはモトーレサノにて組み込んでいます。
ヤフオクでタイヤを購入し、持ち込み・・・ 安い仕事を依頼してすいません。

作業に関しては私は何もしていません。
観察のみです。
ポイントに一気に飛びます。

◆1本目のバランス取り完了(左側)
10gにてバランスが取れました。
ここからがポイントです!
その、ホイールを車両の左前に運びました。

◆2本目のバランス取り完了(右側)
15gにてバランスが取れました。
その、ホイールを車両の右後ろに運びました。

このセットは非常に優秀でした。
最大で15g程度の重さで合ってしまいました。
それなので、モトーレサノさんの配慮は生かされることは無かったのですが・・・
出来るメカニックの段取りとして完璧な仕事をしています。
わかりにくいかと思いますので、細かく解説します。

◆解説:1本目(10g)の動き
10gでバランスが取れるのは優秀なタイヤです。
この出来の良いタイヤを負担のかかる前輪に持っていきました。
仮に、このタイヤが40gになったなら後輪に持っていくのが正解です。
次のタイヤが10g以上なら左後輪へ。
仮に5gとしても・・・左後輪へ(どちらにしても、10gのバランスなら優秀だから)
もしも、これを後輪にもっていたっなら・・・その店には2度と行きません。

◆解説:2本目(15g)の動き
15gでも十分優秀ですが・・・1本目の経験から、今度は後輪に持っていきました。
次の右側のタイヤが15g以下のバランスとなる確立が高いと踏んだからでしょう。
作業の手は休まずに続いています。動きながら予測し最短且つ間違えの少ない方法を選択しています。
見事です

もちろん、ホイールのトルク管理、ホイールのキズ対策など基本的な動作は文句の付け所がありません。
私自身がメンテナンスするよりも丁寧です。
感心するのは少しでも条件の良いタイヤを駆動輪に持っていこうとする姿勢です。

自分自身もメンテナンスをする者としては自分以下のメカニックに仕事を依頼する事はありません。
モトーレサノさんに、車を持ち込むのはこの様な配慮が出来る数少ないメカニックであることからです。

ちなみに・・・
この日に入庫している車は県内の車はありませんでした。
長野方面(車が車だけに個人を特定できるとマズイので)のマゼラティ。
千葉方面(車こちらも同じく)のデルタ。
適度な枯れ具合。意味もなく薄いタイヤを履かない。
共に、良い趣味であることが現車からも伺えます。

なぜ、バランサーの量に拘るのか?

この点はいろいろな考えがあると思います。
ここでは私の考えのみを書かさせて頂きます。

ホイルーバランスについては何グラムでも合っていれば機能します。
「バランサーの量が多いと折角の軽量ホイールが・・・」確かにそうですがそれは気にしすぎです。(もっと気にすべき点が他にある)
もっとも大きい事柄は「バランサーが外れたときのダメージ」と考えます。
ご存じの通り、打ち込み以外のホイールバランサーは外れることが良くあります。
これが外れたときはバランサーの量が多いほど走行に強い影響が出てきます。
上記の例では10gのバランサーが外れるのと、60gのバランサーが外れのでは・・・結果は相当違ってくるはずです。
外れた時の事を考えて、有利(軽量のウエイトで完了)なホイールを駆動輪に持っていくことが正解です。

ちなみに・・・オールロードクワトロのスタッドレス(ソットゼロ)のバランサーウエイトはつい最近一つ外れました。
この前、高速道路に乗った際に・・・ある速度域で微振動が出てきました。
たぶん・・・右後ろです。(高速SAにて確認)
私は一人で運転するときなどに、こんな事を考えています。

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