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高速道路の落下物。正しい対処方法

'09/07/17 ヤフオクで大失敗! ムルティプラのタイヤを交換
2009年6月に経験した、中央高速・大月近辺での落下物を踏んだことにより始まりました。

ここでは誰もが経験する可能性がある、高速道路での落下物に対処する方法を考えます。

    ◆事故の内容:
  • 2009年6月の土曜日。午前9時前後
  • 中央高速上り線、大月インター~談合坂間(トンネル内出口付近)
  • 交通量多め(高速1,000円該当日)。追い越し車線走行(第3車線)
  • 前車は初代アルファード(白)
  • 横浜の客先に打合せのために移動中・・・
  • 100km/h程度の速度から、80km/h程度に急激に流れの速度が落ちる
  • 結果として、前車との車間が詰まる
  • 第1車線に、高速道路管理維持車(黄色い車)を発見
  • 管理車はサイレンを鳴らす(第3車線は車間がさらに縮まる)
  • 前車(アルファード)が障害物を避けるように大きく蛇行
  • 進行予定ルートにバーストしたタイヤを発見(推測20m先)
  • 回避不能。後続車に知らせる余裕も無し
  • 覚悟を決めて突撃
  • 落下物を巻き込む
  • 管理者がトンネルを出た場所にて路肩に止まっていくことを確認
  • その先に、事故の原因と思われる車両を目視
  • 第3車線を流れ(80km/h程度)で走行中に、路肩の該当車のナンバーを目視
  • ナンバー四桁を読み上げて、家族に記憶するようにと通達
    ◆事故直後の行動:
  • 時速80km程度で第1車線に移動
  • 大事を取り80km/hのまま、最寄りのSAへ(談合坂登り)
  • 80km/h程度の走行では走行に問題ないことを確認
  • バーストしたタイヤを踏んだと見られる車輪を観察=問題なし
  • バンパー下部。タイヤハウス内を確認=問題なし
  • 損害と呼べる現象がこの段階では確認出来ないと判断
  • 移動再開
  • 第1車線にて制限速度+αまで加速
  • 特定速度域にて、ハンドルが大きく振れる事を確認
  • 目的地(客先)への到着時間を優先し80km/h程度に減速し走行を続行
    ◆帰宅後の行動:
  • 山梨~横浜を往復し帰宅
  • 落下物により、ホイールバランスが崩れていると確証
  • 確認:落下物による被害は相手に請求出来る(過去に経験有り)
  • 自宅の最寄りインターへ、相談に出かける
  • インターにて、「お客様相談センターに問い合わせて」と返答
    ◆お客様相談センターに電話:
  • 事故時刻、状況をつたえるものの、事故届が無いと相手を教えられないとの事
  • 事故届は高速機動隊(大月)が該当部署であることを伝えられる
    ◆高速機動隊に電話:
  • 事故届は事務所(自宅から往復50km)にて受付との事
  • 明日の朝に交代があるために、それまでに届け出るようにとの事
  • 高速道路に乗り、大月の事務所まで移動
    ◆高速機動隊事務所にて
  • 現状と、事故直後に撮影された画像を提出(事故発生時刻に談合坂SAに居たことの証明)
  • 事故車のナンバーについては家族が忘れてしまい・・・、最初の数字のみを伝える(車の特徴は記憶)
  • 届が事故直後で無い事と落下物に起因する外傷が無いため、事故届を受理するかは微妙と伝えられる

事故日以降の行動
事故届は受理されるかが微妙との事なので、自分で治す事を選択。
損害は最大でホイール1本(カンパ製:ディスコンの15インチ)
タイヤも古く(3年)なってきたことから、交換すれば良いと考える。
と言っても・・・振れが出てくるホイールを履いたままではマズイ。
取り敢えず、購入時に履いていた17インチを履かせる・・・
車両保険はエコノミーであることと、ホイール1本の修繕費用のみと推測できることから使用しない(使用出来ない)
被った被害は悲しいですが・・・自腹と確定。

ここからは'09/07/17 ヤフオクで大失敗! ムルティプラのタイヤを交換に書かれています。

なお、事故後1週間後に洗車を行いました。
その際に、落下物を巻き込んでキズが付いてるヶ所が見つかっています。

偶然なのか? これはブログもどきのネタにするしかないのか?

タイヤをバーストさせたハイエースを発見!

既にムルティプラのタイヤも交換し事故を忘れかけていました。
文章化を行っても、自分の判断に大きな間違いはないと思います。
プライベート(時間に余裕がある)なら、ハンドルのブレが確認できた段階で事故証明を取りに走るのがベストだったのでしょう。
しかし、ダメージの規模と客先に向かっているという状況では今回の対応がベストです。

その後ですが・・・
高速機動隊からは連絡無しです。
つまり・・・事故届は受理されなかったと言うことですね。
この件は泣き寝入りで終了のハズだったのですが・・・

← 落下物の犯人を偶然にも見つけてしまいました。

タイヤをバーストさせたハイエースは・・・

白線を踏んで走るハイエース

この日は都内の打合せに行くためにA6にて中央高速上り線の勝沼インターに入りました。
すると、見覚えのあるハイエースが前に居るではありませんか!
色は完全一致。
記憶に残っている、ナンバーの一部も一致。

既に忘れていた話なのですがこれも何かの縁かと感じブログもどきのネタにすることを選びました。
そこで、観察を始めると・・・
ご覧のように、白線を踏んで走る様な車であることがわかりました。
これなら、タイヤの空気圧の管理などしっかりとする訳がありません。
本線に合流し、ドライバーの確認に入ると・・・
ドライバーは中年の女性。
さらに、運転席のドアには屋号が確認出来ました。
その業種と走っていた時間を考えると、バーストした日も仕事で走っていたと推測出来ました。
(業種や、屋号は非公開とさせていただきます)

私は幾つかの選択肢が用意されています。
A案:相手のドライバーを呼び止めるて直接交渉
B案:相手が確実に確認できたことから、事故届を再提出
C案:相手にしない。

C案ではネタにならない。
A案では色々な意味で不要なリスクを呼び込む可能性有り。
私が選んだのは・・・もっとも、無難なB案です。

再度、高速機動隊へ

高速道路交通機動隊・大月分駐隊

相手が明確に判ったことと、事故の際に付いたと思われるキズを新たに示しましたが・・・
基本的な見解は覆りませんでした。(事故後、半日を経過してから届け出たため)
やはり、即時の事故届が第一の様です。
今回は高速機動隊には2回訪れたのですが対応はこころよいものであったと記しておきます。
どの隊員の方も、人として一本通っている方々でした。

褒めておいて、落としますが・・・
何名かの機動隊の方に、今回のもらい事故でベストの私の対処方法を尋ねました。
すると、二種類の答えが返ってきました。
A:踏んだ直後に路肩に止めて通報
B:最寄りのSA・PA・インターにて通報

ほとんどの方は最初に「A」と言ってきます。
私が「それは危なくないですか?」と訪ねると、「B」に変更します。
3~4名の隊員の方が同様な答え方をしたので・・・今回の様な案件では明確に、こうするべきとは決まっていないのではと感じました。
たぶんですが・・・Aがベスト。これなら、泣き寝入りはありません。

褒めて~落として~もう一度、褒める

全国の高速道路を仕事で走り回っていると気が付くことがあります。
この大月分駐隊の覆面パトカーの技術レベルの高さです。
一言でいうと・・・
「真っ直ぐ走っている」
私から見ると、高速道路上の一般ドライバーの99%はフラフラと走っています。
覆面パトカーと限定しても、全国平均では50%がフラフラと走ります。
ところがこのエリアでは90%以上の確立で覆面パトカーはビシッと走っています。
それだけに・・・遙か後方からも、覆面パトカーであることがわかってしまうのですが・・・

「高速道路上の一般ドライバーの99%はフラフラと走っています」
これはある意味で爆弾発言ですね。
この数値は誇張していません。
まっすぐ走れる方は、「方向指示器の出すタイミング」「前後の観察力」「追い越しの方法」など、総合的な能力が優れていとも同時に言えます。
この方は見事な走りをするな・・・というのは1ヶ月にひとり程度しか出会えません。
記憶に留まるレベルとなると・・・年に一人か二人くらいしか思い当たりません。
ここ3年くらいで、記憶に残っている車種を上げると・・・
中央高速にて:E36・先々代クラウン・初代S3
中国道にて:フライングスパー
東名にて:先々代レガシー
こうやって書いてみると、現行型はフライングスパーのみですね。
少し古い、上級車という傾向が見えてきます。

本題にもどります。
中央道大月近辺の覆面パトカーは見事な走りをします。
機会があったら観察してみてください。
まっすぐ走るの意味がわかって頂けると思います。

あっ・・・
本題は落下物でしたね。
落下物は踏んだら即通報。
時間を空けると、泣き寝入りするしか無し。

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