Ver6_img

トヨタテストドライバー事故死。エンジニアとしての志を考える

現行クラウン初代型

トヨタのテストドライバーである成瀬弘氏が先日お亡くなりになりました。
謹んでお悔やみを申し上げます。

もしも、この事を知らないというかたは先ずはネットにて事故の事などについて調べてください。
それから、以下のページを読み進めることをおすすめします。

今回は亡くなった方に対して、悪い事を書くことになります。
普通ならば公の場で語るべき内容ではないのですがより多くの人命と未来のエンジニアの志の為に敢えてページを書かさせていただきます。
関係者の方には非礼と取られることも書くことになりますがネット上の自由な発言のひとつとして聞き流して頂けると幸いです。

'10/06/23 クラウン試乗。良いけど、乗ってはいけない車

このページをアップしたのが3日前(2010年6月23日12:09 日本時間)。
現行クラウンを良いと認めた上で、エンジニアの志の低さを嘆いているページです。

事故があったのがページをアップした当日。
時差を考えると、アップ後に事故は発生していると思われます。

もちろん、事故の事実は知らずに、トヨタのエンジニアの志の低さを指摘してます。

事実のみを考えます

憶測は可能な限り避けるべきなので、事故現場の写真などから事実のみを上げます。

・LFAとBMW(3シリーズ)が正面衝突
・ドライバーは共にテストドライバー
・場所はニュルブルクリンク近郊の公道
・LFAがセンターラインを割ったことが大きな理由と思われる(事故写真から推測)
・LFAのドライバーは死亡
・BMWのドライバーは重症(2名)

駐車車両がいたのかもしれません。
追い越しをかけたのかもしれません。
しかし、センターラインを跨いだという事実は変わりません。
過失相殺があったとしても・・・
悪いのはLFA側にあるとしか言えません。

また、実用車(3シリーズ)とスーパーカー(LFA)がほぼ同条件で事故にあって、LFA側のドライバーが命を落とすというのも問題です。
「テスト車両だから・・・」と言う方もいるかもしれません。

「公道に出している以上はその意見は却下します」

今年の春まで、BMW116が社用車の一台でした。
この車は新車で購入し、納車から半年後に全損に近い事故を起こしています。
修理費は200万円弱。
電信柱に真正面から突入。
エアバック展開。私の会社の社員にはケガ無し。
修理の仕上がりに問題があったため、2ヶ月かけて修理・・・

ブログもどきを書き始める前なのでページは起こしていません。
その事故の時にBMWに対する印象が大きく変わりました。
それまでは、「走りの感覚を、もっとも重視する会社。安全は二の次かと・・・」
この事故の時からは、「BMWは意外と安全。というよりも・・・多くの国産車よりも安全」

写真は残っていませんが・・・
潰し方が非常にキレイでした。
力の入ったところと、抜けたところ。
潰すところと、潰さないところ。
完全な補修に対応する為の準備・・・
安心して社員を任せられる車でした。(今後もBMWを購入する可能性は高い)

上記の116を手放す際の試乗記で、私がBMWを褒めちぎっていることからも、完全に治ったことがわかって頂けると思います。

ここでのポイント。
現行の1シリーズと3シリーズは兄弟車と呼べるほど近い内容です。
それを半壊以上にしているとう立場でコメントを再度します。

現行のBMWはとても安全な車。
※昔のは知らないのでコメント無し。

一方のトヨタを考えます。
数年前にハイエースを研究しています。
この時に、シートベルトオブションをやってくるトヨタを感心しました。(企業経営者として)
これは自社のユーザーをキチンと解析しているから出来る事。
冷徹な企業です。(本当に褒めています)

安全性などのカタログスペックではトヨタは優秀です。
それは・・・
前面・オフセットなど、試験項目が明確にされたテストを最低限のコストで実現できる車を開発しているからです。
如何なる理由であろうと、これは良いこと。
交通事故死の数が減っていることが何よりも証拠です。
その一方で、試験項目以外の安全性は徹底的に抜いてくるのもトヨタ。
例えば・・・ヨーロッパ車では存在しない、5ナンバー枠(Cセグ)で3列ミニバンを用意。
つまり・・・
アイシス・ウィッシュ・シエンタなどかこれに該当します。
どれもCMでお馴染み。
路上でもよく見掛けます。
これの荷室をみれば・・・3列目の乗員の命など、これっぽっちも考えていないことがわかります。

今回の死亡事故はメーカーならびにエンジニアの安全軽視の体質が最悪の形で証明されたと思っています。
素人以下のテストドライバーのポリシー。
格下の車両よりも劣る安全性能。
一般のニュースに取り上げられる内容ではありません。
恐らく、実際の売れ行きにはほとんど影響のない事件。
しかし・・・
車好きを自認する方々には頭の隅に置いて欲しい事実なので、ページを起こします。

トヨタ車の全てを買うべきではありません。

※私は仕事の関係から買うかもしれないけど・・・

大きい声では言えないがトヨタの嫌なところ

国産車。
それも、トヨタにもっとも言えるのですが・・・
「テストでの成績重視」

子供の教育の話のようです。
モード燃費や安全性(例の星の数)に関してはテストでの成績を最優先。
テストに関係のないところは容赦なく切り捨て・・・
具体的には・・・

・モード燃費スペシャル=プリウス
・後からの衝突は無視=小型ミニバンの多く

モード燃費などテストの方法まで理解して、プリウスのカタログテータを見ると・・・
腹立たしくなります。
ちなみに、私個人はプリウスを必要な車と考えています。
必要悪と考えています。

トヨタはひと頃はCMにて安全を出そうとしていましたが・・・
この頃はこの傾向は消えました。
それは日本人は車の安全にコストを出さないから。
子供店長がジュニアシートをつけていないことからも、このコンセプトは明確です。
ジュニアシートをつけると、厚ぼったくなって車のイメージが悪くなるから。

現行クラウン車載工具 「トヨタは安全だから乗っている」
もしも、そう考えているなら、次の車はトヨタ以外から選ぶべきです。

←先日のページでは使っていなかった写真。
このレンタカーはボンネット内やトランクなど隅々を観察しています。
三角表示板やスペアタイヤの使用状況まで観察しています。
過去にトヨタレンタカー起因で死にそうになっていますので・・・
トヨタは信用していません。(ある意味、全ての車関係の方を信用していないとも言える)

先日の試乗記でも、見えないところのコストダウンが見事とコメントを残しています。
例えば・・・
ボンネットの鋼材が薄い。
もしかすると、歩行者安全の観点から薄いのかと感じ、Dピラー付近の鋼板を観察しても・・・
やっぱり薄い。
豪華な装備の重量を相殺する為、軽量化には抜かりがありません。(カタログ燃費も重要な車ですから)

まとめ

企業である以上は利益が大切。

これは当然なこと。
ネットなどの書き込みで、「客をバカにしているのか!」系の発言がありますが・・・
それは甘いとしか言えません。
全ての自動車メーカーは自社の利益を出す為に車を開発し製造している。
これは絶対の事実です。

開発にはコスト・性能・安全性・デザイン・カタログスペックなどのバランスを取ることになります。
現実的なコストに収めると、他の性能が落ちるのはある意味で当然なのですが・・・

志のある優秀なエンジニアは上記の法則を時として覆します。
例えば、私がキライなクリス・バングル。(先代のBMWのお頭)
彼の、デザインと実用のバランスは見事しか言えません。

トヨタの車が狂っているところ。

コスト > カタログスペック >>>> 安全性

一般的に言われる★をカウントする「安全性」はカタログスペックに入ります。
本当の安全性はテストに入らない項目の安全性。
例えば・・・
後から衝突された場合のサードシートの安全性。
現状では前面・オフセット・側面が評価対象。
後からはむち打ち対策のみ。(前席のみ)
つまり、サードシートへの後から衝突は・・・
一切問われないのです。

日本消費者がトヨタからどれだけバカにされているかわかりますか?
「このミニバンは国内専売なので、5ナンバー3列シートで・・・」
などと、垂れているのがトヨタ開発陣です。(ホンダなども含む)

「安全に対するポリシーがあれば、小型3列シートは販売出来ない」と思っています。
3列シートの国産以外を考えると・・・
BMW=X5
アウディ=Q7
ボルボ=XC90
本物のミニバン=ボイジャーなど
プジョー=308

日本で言うところの5ナンバーに入るミニバンなどは存在しません。
後からある程度の速度でぶつかると、確実に死んでしまうイメージがある車を発売できる神経がどうかしています。
308は少し特殊な車。
シエンタほどではありませんが事故に遭うと、「ヤバイ」というイメージが残ります。
ここで注目すべきはプジョーというブランド。
過去に、軽く試乗する限りはプジョーの内装の設えはトヨタの香りがします。
この会社がトヨタを非常に参考にしていると、個人的には思っています。
ある意味・・・誇りは無いブランドです。
今度のRCZですか・・・
どう見ても、初代TTの焼き直し。(後ろから眺めるとケイマン)
トヨタ・プジョー・ホンダは志の低い会社と決めつけています。
ちなみに・・・
現行オデッセイ(アブ)と、205の購入の可能性は消しません。

本題のトヨタに戻します。
ハイエース。
この名前で思い出すのは200系と呼ばれるカクカクとしたワンボックス。
屋根に脚立とかかついて、カッ飛んでいる例の車です。
実はヨーロッパにもハイエースがあます。
しかし・・・キチンとボンネットがあります。
トヨタというのは本当に顧客を研究しています。
地域地域に応じた車を、戦略を立てて供給しています。
安全性の認識が高いヨーロッパではボンネット付ハイエース。
5ナンバーに拘る日本にはキャブオーバーのハイエース。
一部には200系のハイエースは安全どいう勘違いをしている方もいますが・・・

さて、LFAに戻ります。
本気で安全を考えた車を開発しているのなら、格下の3シリーズとの正面衝突でドライバーが死ぬなどはあり得ないでしょう。
スーパーカーであるLFAですら、いつものトヨタ車になっているような気がします。

言っても届かないのは承知ですが・・・
利益優先と言っても、他人が容易く死んでしまうのはどうでしょうか?
仮に利益優先と言っても、知恵でカバーするという魂は無いのでしょうか?
会社や上司からの指示だからという逃げはエンジニアとしては恥ずかしい事と感じませんか?

おまけ:ここまで言う、あなたはどうなの?

オールロードとムルティプラ

今回は過激なページになりました。
何時も以上に、言いたい放題です。

男は黙って結果を出す。(今考えた、座右の銘?)
実際に、私が安全をどう考えているか、購入している車で示します。

←右のムルティプラは偶然の撮影。
私のところと同じ色なので、お借りしました。
左は所有中のオールロード。

フィアット:ムルティプラ
6人乗りでサードシート無し。(ホンダ・エディクスと一緒)
XC90を買いましたが「大型は避けたい=楽しみたい」と理由から乗り換え。
しかし6人乗る必要がある(子供4人)
可能であればMTで・・・
この無茶な要望に答えられた唯一の車。
全席3点ベルト・ヘッドレスト(フルサイズ)・カーテンエアバック。
安全面での不安は横滑り系デバイスが無いことと、イタリア車であること。
購入の段階でエディクスを候補としましたが、ナビとカーテンエアバックの同時装着が出来ないホンダのポリシーに愕然。
その結果、この車に行き着く。

アウディ:A6オールロードクワトロ
4年前にデビューと同時に新車にて購入(約1,000万円)
長距離をトンでもない速度で移動する為に購入。
・高速では車高が下がる(ノーマルのA6よりも安定性向上)
・50:50のAWD(悪天候時の安定性)
・もの凄く長いボンネットに小型のエンジン。

ここでのポイントは搭載エンジン。
この段階ではRS6は発表させていませんでした。
しかし、過去の流れから、V8以上の登場は明白。
つまり、A6の骨格は500PSクラスを受け止められる=「とてつもなく安全」と取れました。
この、ムダに長いボンネットにV6が入るわけですから・・・
安全性ではRS6よりも上。
これは簡単にイメージできました。
高速でもらい事故にあっても、何が何でも死なないこと。
「安心して、前から当たれること」(社員にこの様に指示)
その為に、A6オールロードクワトロを購入しています。

後はお馴染みのT1N。
ハイエースと最後まで悩みましたがメンテンナスよりも安全を選択。
確かに大きくて、取り回しに苦労するのですが・・・今ではこれで正解と思っています。
昨年頃から、空撮部の車の入替を検討していました。(一時停止)
主原因はT1Nに横滑り系が付いていないこと。
ここ(安全)に・・・500万以上(現行のT1N=並行輸入)を投入しても構わないと考えています。

私の家には1989年に初代レガシーのGTが納車されています。
その当時は珍しい、ABSがオプションで付けられていました。
4WD+ABS。
その当時の最大のアクティブセーフティーを考えられた国産車です。
この車は私の父が買った車。
この2年後に他界した父の残した言葉。

「金で買える安全は買っておけ」

これは本当の座右の銘です。

Home | ドローン空撮 | バルーン空撮 | 社長ブログもどき | 会社概要