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Bumbu Lab P1S レビュー

P1S買い増し

←本日(2025/11/23)に設置した2台目のBumbu Lab P1S
・奥:2021年頃購入 Markfoged (長繊維非対応機)
・中:2025年7月購入 Bumbu Lab P1S+AMS1 約14万円
・近:2025年11月購入 Bumbu Lab P1S+AMS2 約10万円

今日から、3Dプリンタは、この3台体制になりました。
「ネット・パソコン」カテのブログもどきは10年ぶりの更新です。それ以前にも、その後も様々な3Dプリンタを購入しています。
もっとも安いのは3万円くらいのコンシューマ機。もっとも高価だったのが、Markfogedの長繊維が打てる機種。
3~300万くらいの機種を20台程度購入して使い倒して来たという経験が実はありました。

つまり・・・ 結構なベテランだったのです。

今回はベテラン目線でバンブーラボを解説してみます。
プリンタのお話しは少なめですが・・・

AMS2未開封
新型発表後に旧モデルの購入

この購入のタイミングでは、H2S・H2D・P2Sは発売済。
まもなく、H2Cも出てきます。
なお、この時点でのP2Sの本体価格は、\109,000です。
法人的には、P1Sとの差額は誤差の範囲です。
では、敢えて型落ちのP1Sをなぜ購入したのか?

・P1Sを使い慣れた
・P1Sのサイズ感が現在のもっとも必要とする造形サイズ
・P2Sの追加機能に必要性を感じなかった
・筐体の色は、P1Sが好み
・新型のH2Sは当然だがセール対象外
・単純にプラックフライーデーのタイムセールが安すぎ

ドラボックス機能が付いたAMS2付きでも、数ヶ月前の購入価格よりも大幅に安かったから衝動買いをしたということです。
一切の負け惜しみではありませんが、「造形サイズが問題無ければ、PLAメインのプロ機としてベストがP1S」です。
とにかく安価ですから、修理待ちなどする時間があるなら買ってしまった方が早い。1台目のP1Sの造形結果からMarkfogedのオニキス(CFRP短繊維入りナイロン)を全く使わなくなりました。
今後は、飛行体の試作なども行うのですが、その場合はH2S想定で設計する予定です。その段階でも、スモールパーツを複数走らさせる環境は整えたい。
そして、周囲の3Dプリンタに興味がある人材にも自身をもっておすすめ出来る・・・
今の私の環境には都合が良かったということです。

チーク床材修正のテーブル
ノウハウ1 : テーブルはとにかく「剛性重視」

3年程前に事務所を新築しました。
その際に、この場所は、「3Dプリンタを置いても、事務机としても使えること」として括り付けのテーブルを作成しています。

・天板は無垢床材からの集成材(現場施工)
・背面は、柱に剛直
・床面に剛直
・床は、スラブに根太を剛直
・基礎は、小規模な平屋としてあり得ないレベルで強固

まず、この写真などを元に設計士やハウスメーカーに依頼をするのは諦めてください。
全てでは無く、一部を何とか採用という考えで頑張ってください。
なお、ここまでやるのは3Dプリンタの置き場の剛性は造形に直結するから。
ここは、音響と同じ様な考え方ですね。

3Dプリンター置き場

普通の事務所で現実的な対策は、「とにかく重量級のテーブルを用いること」です。
ここは、具体的な価格で言うと・・・最低でも5万円と考えて下さい。

造形物を大理石で冷やす
ノウハウ2 : 作業台は大理石

P1Sの1台目の購入時から大理石を作業台に採用しました。
昨今の薄い金属板のステージの機種は、非常に相性が良いですね。
すぐに熱が逃げることから、薄物も短時間で剥がせます。

作業台(チーク無垢材)は、床材転用と言っても高級品。無駄にキズも付けたくないので大理石の下には使い古した作業パットを敷いています。

P1S×2
番外編 : 装飾は少なめで

ご覧の様にプリンタの周囲はシンプルです。
打ち出したのは、予備のプレート置き場とダスト回収のケースのみ。
予備のフィラメントは、別室に山積みとしていることから、ここはシンプルです。
色々と、公式カオス(Maker World)には、データがありますが、私は使用頻度が少なめです。
いくつか試し打ちをしてみましたが・・・作り込みが甘くて変なストレスを感じました。
なんか、経験の少ない方が自由にやっているという感じです。

まとめ

色々と、3Dプリンタの経験を積んできましたが、バンブーラボの商品はおすすめ出来ると思います。
細かな問題はありますが、過去の他社製品と比較すると少なめです。
本格的なプロの場合は、スライサーの問題があることから・・・自己責任で。

なお、本気で3Dプリンタを覚えたいなら・・・

敢えて、2015~20年くらいの安価な機種からスタート

ここも選択肢としては残したいと思います。
それらの、旧型機は、まず安価に中古が購入出来ます。
そして、正しい造形を得るには試行錯誤が必要です。
この苦しんだ日々が、バンブーラボ購入時に花開きます。
なお、私の会社で10年経験したデザイナーがA1 Miniを導入しました。
0.2mmノズルを用いて、一発目からプロレベルの出力をしていました。
デザイナーはデスクトップのサイズ感の関係からA1 Mini。
そして、色々と理解しているから、「マルチカラー非対応」
でも、テクニックはあることから、染色により多彩な色彩表現をしていました。

なお、1台目のP1Sが踏んでいるソフトウェアのバグを紹介します。
・造形の最中にフィラメント切れ(純正フィラメント)
・ソフトの指示通り同じフィラメントを追加
・この際にフィラメントがロードされない(入ったり出したりを繰り返す)

これ、再現性がありますので、バグ・・・ですよね?
ネットで調べても同様な現象が出てこないんです。
散々、AMS1を分解清掃したのですが現象は改善せず。
もしも、これが発生しているなら・・・

電源再投入で解決します

純正でも、非純正でも発生します。
最初は、フィラメントに原因があるかと思っていたのですが新品開封直後で出るところまで確認しています。

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