 
			
			←2008年2月13日 17:00撮影。
			ディーラーにTTの車検(2回目)を持ち込みました。
			その際に・・・A5の実車を見ることが出来ました。
			しかも、試乗車の用意までありました!
			Audi山梨 素敵です!
			山梨で、高額クーペの試乗車を用意するとは・・・画期的です。
			
			このA5は非常に注目度の高い新型車です。
			なんと言っても、次期A4と同一のプラットフォーム(というよりも、A5はA4のクーペ)
			また、A6と新型TTではコストダウン方向に動き始めたと感じていたことから、次期A4のベースとなるA5の作り込み度は大変関心の高い物でした。
			まさに、今後のアウディの10年を予測するには大切な1台です。
			
コストダウンの方向性が決定的ならば、私は次からはアウディ以外を購入することになります。
 
			
			この写真の意味がわかる方は・・・相当な方です。
			フロントフェンダーの裏を撮っています。
			
			A6オールロードクワトロではこの位置に黒塗りの発砲スチロールが写ります。
			確かに、性能には影響が無いのですがオーナーとしては情けない気持ちになります。
			ショールームに展示されているA4(初代ダブルフレーム)では見えない所まで細やかにつくられていたことを考えると・・・
			ガッカリしました
			
私はそれ以外に魅力を感じ、購入に至っていますが中には・・・ここが気になって逃げてしまった方もいたはずです。
			ココも含めて、A6ではコストを落としてきたな~と感じました。
			また、新型TTではスイッチ類のデザイン・感触が初代の足もとにも及ばない品質でした。
			中には、「新型TTはいつもどおり素晴らしい!」とのコメントを見ることがありますが・・・
			
			さて、本題のA5です。
			A5では質感で問題と思えた様々なところに適切な改善が入ってす。
			初代TT程ではありませんが作り込みのAudiは戻ってきました!
			
この点だけでも、A5以降のAudiは買いです。
 
			
			この位置から撮ると、これから10年のアウディプロポーションの標準となるショート・フロントオーバーハングが良くわかります。
			私の知っているアウディのプロポーションではありません。
			
			この効果はすぐにわかりました。
			鼻先がアウディとしては驚異的に軽いのです。
			「BMWの現行3シリーズであるE90に似た感じ」と言えばいいと思います。
			しかし・・・エンジンの位置はいつものアウディです。(かなり前方)
			つまり・・・Audiはいつもの高速安定性はそのままに、鼻先を軽くする方法としてオーバーハングの削り取りに手を付けました。
			これには全幅が広くなった(そう言う時世)ことにより、最小小回り半径と足回りのスペースを犠牲にせずに可能になったのが・・・このタイミングであったと読んでいます。
			
側面衝突の観点から全幅が広くなることに関してはFF陣営には有利に働きそうです。
 
			
			短い試乗の時間で、コストを落としていると感じたのは以下の2点です。
			 ・MMI回り
			 ・ペダル位置
			
			A6のオーナーの方は以下でわかって頂けると思います。
			「ナビ切替」「エンジンスイッチ」のボタンは左側へ
			「RADIO」「ボリューム」などは右側へ
			
			つまり・・・A6では左ハンドルと右ハンドルでつくり分けていたスタートボタンを含むMMI回りをA5ではつくり分けていません。
			珍しいのでしょうが・・・A5とA6を同時に所有すると、戸惑います。
			
			また、ペダル位置も良くありませんでした。
			私が知っているAudi(2003年以降)ではもっともペダル位置が悪い車です。
			
			ラジオやナビのボタンは慣れれば問題が無いと言えます。
			このA5のMMIも、メルセデスのスイッチ回りに比べれば遙かに優秀です。
			
			左ハンドルと右ハンドルで部品の共通性を高めればコストダウンになります。
			しかし・・・私のような、「手指感覚」を重視するユーザーは世界中にはそれなりにいるはずです。
			アウディが世界で最も優れていると感じるのが1,000万円以下の車としては手指感覚がもっとも優れるという点です。
			あるべき所に、然るべきスイッチがある。とても大切なことです。
			
			なお、新型TTではデビュー当時は落第点でした。
			それが現在(1年以上経過)ではBMWよりはマシという所まで回復してきました。(あくまで手触り)
			A5ではこの分野はデビュー当初から合格点を出せます。
			
			私はMMIをハンドル位置毎に作り替えなかったのを、A5の重大な問題点と捉えています。
			上記していますが細かなスイッチは構いません。
			しかし・・・エンジンスタートボタンが左側にあるのはどうでしょうか?
			女性が助手席にいる場合にはエンジンスタートの度に脚に手を伸ばすことに・・・
			
助手席から、ボリュームを触るのにも気を使います。
			これは誰にとってもデメリットのハズです。
			もちろん、A5・A4の開発時に、この話は開発会議で相当しています。
			その話し合いの結果がこれなら・・・
			
			ここで、一つ気になる事を見つけました。
			次期A4ではこの点はどうなるのだろうか・・・
			量販車であるA4で、このミスを犯すならAudiの将来は危ういぞ・・・と。
			そこで、UKのサイトをみたところ・・・
			やってしまっています!
			右ハンドルのA4はA5と同じMMI回りです!
			以下はアウディからのコメントと取りました。
			
右ハンドルはそれほど重視しない!
			もしも、ペダル位置もA5と一緒なら・・・
			私はアウディ党から離脱します。
		
 
			
			試乗車は3.2のV6エンジンでした。
			私の所のA6オールロードクワトロに積んでいるのと同じ(近い)エンジンです。
			アウディがガソリンにより微振動を出してくるのは過去にも書いています。
			
			Audiとガソリンの相性について
			ショールームでエンジンルームを覗いた限りは・・・
			燃圧でも上がっていそうな雰囲気です。
			インジェクター回りがオールロードよりもしっかりとしています。
			A6に積んでいる、3.2Lはそれほどガソリンに気を使う必要はありませんが今後の3.2Lエンジンは2.0T並にガソリンを気をつけなければいけないかもしれないです。
			
			本当は振動の出てこないスタンドのガソリンを満タンにして再度の試乗をしたいところなのですが・・・
			今のタイミングでは車両の入替の予定はなかったため、そこまでの試乗はしませんでした。
			
			一昨日、ディーラーに行ってきました。(TTの車検代金の支払い)
			その際に、馴染みのフロントマンさんとお話ししてきました。(この方がいるから、お付き合いが続いているような物。Audi山梨おすすめします)
			
			話の中で、A5のエンジンに触れました。
			私が「燃圧上がっていませんか?」と聞いたところ・・・「燃圧もそうですがバルブリフトが付いています」との事でした。
			納得です。
			試乗の際に、振動が気になりました。(いつものガソリン相性)
			この振動が所有しているオールロードクワトロよりも酷いのです。
			同じ、3.2Lなのにヘンだな~と感じていたのですが・・・(同時にインジェクター回りのゴツ具合を見たので、燃圧を疑った)
			燃圧上昇+バルブリフト化
			これなら、ガソリンにシビアになったことも納得出来ます。
			そして、「アクセルの付が良くなった!」この点はバルブリフトの恩恵という事なのでしょう。
			ガソリンの管理さえキチンとしていけば、このエンジンは良い印象になるのではないか? と感じました。