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模型店にはスパナがない! おすすめメンテ工具・その2

スタビレー スパナ

今回のおすすめ工具はスパナ。
M3のキャップボルト(30クラスのへりに多用される6角穴付き)に用いられるナット専用です。
M3というサイズは中型以上のヘリに多用されることからラジコン屋にも定番アイテムとしてストックされています。
前回紹介している6角ドライバーなどはどこのお店にでも売っています。
しかし・・・

スパナは全くと言って良いほど売っていません!

少し解説します。
6角ドライバーはヘリを製作している工場なら容易に作れます。
ヒロボーとかK&Sとかから発売されていまね?
ヘリの金属パーツを製作している工場なら、スパナも作れそうなのですが・・・

ダメなんです。

スパナなどの工具はヘリパーツを作る技術とは別物なんです。
なので・・・メーカー純正のスパナがないのです。

ならば、模型店が工具メーカーのスパナを在庫すれば良いのですが・・・
スパナ程度の工具の為に、仕入れ先を増やすのは現実的ではありません。

以上が模型店にスパナが在庫されていない理由です。

一方で、空物ラジコンのメンテに目を向けると・・・
結構な頻度で、M3のナットに触るのです。
特にアルミやカーボンのフレームで構成されるヘリでは頻繁に。
これらのヘリでは控えの距離が無いことからソケット類も使えません。
それほど大きなトルクがかからない事をいいことに、ラジオペンチで押さえていませんか?(私はよくやります)
飛行機などが専門の場合はこの手の工具は必要です。
ナットとボルトで、機体の内部に何かを取り付けるなどという場合に用います。

話は変わって・・・
この頃は空撮のプロとして仕事をしています。
趣味なら問題ないのですがプロとしてはラジオペンチはマズイ。
そこで、キチンとしたスパナを購入してみました。

それがスタビレーのスパナです。(5.5mm)
商品には、「ELECTRIC」と書かれているので弱電の工具という事でしょうか?

試しに1本購入して、仕事で使ってみたのですが・・・
これがすこぶる具合の良い工具でした。
最初は普通のスパナと異なる形状に戸惑いましたが使ってみるとこの、「口」の威力を体感。
もう、ラジオペンチには戻れません。

そこで、このページの写真に戻ります・・・

新たに5本を買い増しました。

・空撮の仕事服に1本。
・空撮のアシスタントの服に1本。
・空撮の工具箱に1本。
・事務所のデスクに1本。
・開発ルーム(工場)に1本。
・趣味のラジコン工具箱に1本。

計算すると、6本必要だったので・・・

この工具の唯一の欠点は価格。
1本、¥2,000となっています。

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