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トヨタランドクルーザー40系

BJ44

←1999年10月30日撮影。
キヤノン Powershot A50にて

私が「車」について勉強したランドクルーザー40系(BJ44)です。
19才から、20代半ばまで乗っていました。
今でも、マニアがついているオンリーワンの車です。

この車は私が購入した、2台目の40です。
最初は、「バン」である、44V
その後、稀少車である、44(オープン)を追加しました。
ひと頃はクローズ(44V)とオープン(44)の2台に乗っていました。
今と同じですね・・・「おバカ」です。

良くも悪くも、「ランクル」です。

1号機 44V '79年式

40系部品取り

19才の時に購入した、44V(バンタイプ)です。
四輪リーフリジットのパートタイム4WD。
2列シートの6人乗り(奇しくも、ムルティプラと同じ)
とにかく丈夫!
とにかく錆びる!

オールペンや足回りのメンテナンスはこれで覚えました。
極めつけは・・・横転し、10cmも内側にBピラーが入って来たのですがそれを、「自宅で」治しました。
ちなみに・・・この頃はSEをめざしている学生でした。(この修理の為に、2週間ほど学校には行きませんでした)

この車の事だけで、当分はネタにつきそうにありません。
また、紹介していきます。

2号機 44 '79年式

'79年式 これも6人乗りです。
後の4人は向かい合わせ。
純正のロールバーが組まれている6人乗りのオープンという貴重な車です。
フレーム番号は今でも覚えています。 3○○でした。
新車の登録数は国内に400台以下と思われます。
現存しているのは100台くらいでしょうか?
この台数でも、70年代の国産車としては異例な生き残り率です。やっぱり愛されているのでしょうね。

純正の幌は購入時にありました。
しかし・・・購入した店舗(その当時は有名な町田のお店)から、山梨に移動中に・・・飛んでしまいました。(落下物にはしていませんよ!)
それ以降は常時オープンです。(冬でも、雨でも・・・)

この車も、いろいろと思い出があります。
購入当時は埼玉県で職人の修行をしていました。(職人時代)
この頃はもの凄い貧乏な頃です。缶ジュースの1本も買えない程の貧乏でした。
車にしても、「現状販売」にて安く譲ってもらっています。(そのお店はレストアをしないと渡さないことで有名)

「お金は無い」「錆は酷い」「時間も無い」
そこで、私が取った行動は・・・

ある日曜日・・・
 早朝に埼玉を出発。
 山梨に10時頃到着。
 サンディング後に、一気にぶっかけ塗装!(室内も)
 夜まで乾かして・・・
 深夜には埼玉に帰宅。

ウソみたいな話ですが実話です。

ランクルは1号機にて、丁寧に治しても1年で錆が出てくる事を体験しています。
どうせ、錆びるのだから(山に行ってボロボロにもなるし)、いい加減な塗装でいいか~ の結果です。

私は・・・
車の素人です。
整備・塗装は書籍にて覚えました。
パーツセンターや解体屋でのマナーは実践で覚えました。(回りに、このタイプの車好きはいなかったので・・・)
80年代末期から90年代中期まで。
友人はクーペに乗っていました。(S13の時代)
RVブームの始まる以前の日本では異様な車でした。

ランクル40系はおすすめできるのか?

80年代末期に、素人で10代の私がレストアまで手を出していました。
(本当に好きだったんですね・・・)

そこまで、突っ込んだ車としてコメントします。

この車は普通の人は乗ってはいけません。
クロカン車として、遙かに優れた車が幾らでもあります。
旧車趣味と考えても、錆びない車を選んだ方が得策です。
それに、ディーゼル絡みの法律で徹底的に攻撃されます。
そう考えてくると・・・21世紀となった今では見るべき所がないというのが本音です。

好きなら、誰も止められないんですけどね・・・

私は錆びるのがイヤでボルボに行きました。
'79年式の245に10万kmほど乗りましたが・・・全く錆びません。(古いボルボの、この点=耐久性は凄い物があります)

私の昔からの癖ですね・・・
気に入った車は何台も買う!
ランクル40系は2台買いました。
ボルボ240系は4台買いました。
この頃はムルティプラの2台目を買いたいと・・・思ったりしています。

'08/03/31加筆 : メールにてお問い合わせを頂きました

一週間ほど前に、ランクル40系についてメールにてお問い合わせを頂きました。
お返事を書こうと思いつつ・・・今日になってしまいました。
同じような疑問を持っている方もいるかと思い、ブログもどきにてお返事を書こうかと思います。

◆お問い合わせ内容
 1):44の乗り心地はどうでしたか?
 2):トラブルや困ったことは?

お問い合わせを頂いたのはこんな内容です。
頂いたメールの文面と内容から、ランクル40に憧れている購入予備軍の方でしょうか?
思っているようなお返事にならないかもしれませんが・・・
1):44の乗り心地はどうでしたか?
乗り心地という物に関しては私が知る限り最低の乗り物です
詳しい方向けに書くと・・・
 前後、リーフリジット
 純正ホイールは殺人的な重さのある鉄ホイール+バイアスタイヤ
 基本設計は昭和20年代

街中で見掛けることが出来る車で、これ以上に乗り心地に優しくない車を私は知りません。
どの位かと言うと・・・
普通の道路でも、段差が激しいと・・・お尻が浮きます。
90年代初頭の中央道は相模湖の下り線に大きな段差がありました。
ここを100km程度で進入すると・・・「ボンッ」と跳ねて、シートからお尻が浮きます。
装着していた四点ベルトはこういうときに体を拘束していました。。。(実話)
なお、この段差は今では治っています。

40系は乗り心地を考えて乗る車ではありません。
強者は・・・コイルへの換装などに入るのでしょうがこういう方は特例です。
でも・・・救いはあります。
同じ雰囲気で、乗り心地がある程度いいということなら、70系の後期をおすすめします。
70系後期=コイルリジットです。
これに、ミシュラン(レンジローバー標準)を組み合わせると・・・
乗り心地面で、素晴らしい車になってきます。
数年前(会社の社員)に、70系前期+ミシュランという車が身近にありました。
この車の乗り心地は非常に良かったと記憶しています。

2):トラブルや困ったことは?
機関は極めて強い車です。
メンテナンスをキチンとやっていれば、トラブルらしいことは出てきません。
下記する、トラブル&困ったことのほとんどは・・・ほとんどが私の行動に起因しています。

記憶に残っている限りは・・・
・クラッチオイルが抜けてクラッチが切れなくなる。
(回転を合わせて、ギア操作。信号で止まるときはエンジンを停止。1速にてエンジン始動と同時に走行開始)
・排気パイプに穴が空き、暴走族×3の音をまき散らす
・ドアが開かなくなる
・車を傾斜させすぎて燃料切れ。(ポンプは持っていなかったので、その場で燃料系ばらし)
・ミッションオイルの温度が上がると、ギアが入らなくなる。(冷ますとOK)
・公道にてスピン(半年間で3回)
・キックバックで拳を窓ガラスに当てて血だらけ(悪路)
・車検時に、追加オイルラインをメカがさわる。それがエキマニにふれて・・・オイルをエンジン内に噴射(高速道路上にて)
・突然、「売ってください」と持ちかけられる(何回も)
・バイト仲間から、「100万で売って」と持ちかけられる(かなり本気で)
・側溝のフタを巻き上げる
・錆びる(直しても、また錆びるの無限ループ)
・横転(友人の運転)

こうやって書き出すと・・・
メンテをキチンと行っていれば、機械トラブルの90%は防げます。
公道で止まってしまう事は先ず無いですね。(ボンネットを開けている40系は見たこと無いですね。)

ポイントとなるのは自身でメンテをするかどうかです。
プロに任せようと思っているなら・・・40系には近づかない方が良いんじゃないかと・・・

遅れましたが以上を返信とさせて頂きます。

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