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パサートオールトラックを少し研究

はじめに
ブログもどきの自動車カテゴリを長いこと見て頂いている方は気がついているかも知れませんが・・・

新車の試乗を2年以上していません。

これは私の仕事の、「主たる業務」の変化に伴う物です。
ブログもどきを書き始めた2007年当時はホームページ制作会社として自動車関係と強いつながりがありました。
具体的には・・・
複数の自動車ディーラーのサイト(直営店=本社管轄も含め)を制作していました。
そのお客様のサイトを制作するために、複数のライバルを観察しなければならなかった。
そして、自分の中に十分な情報蓄積がされたことから、ブログもどきのネタが十分にあったと・・・
なので、客先の車の強いネガは言えなかったんですね。

社長ブログもどきは株式会社0の社長が書いています。(プレイングマネージャー)
この会社の主業務はホームページ制作会社から空撮会社に移行が進んでいました。
2012年からはバルーン空撮とマルチコプター空撮の二本立て。
空撮がホームページ制作の売り上げを逆転することが確定しています。
ホームページ制作屋として自動車の研究をする必要が無くなったから・・・
購入も試乗もペースが落ちたというのがこの2年の流れです。

なお、今の私の自動車に対する考えは以下となります。
安全 > 仕事の道具 > 現場での見た目 > ランニングコスト > 快適性・イニシャルコスト

この順番は10年間で変動していないと自己分析しています。

今が数年前と違うのは、「現場での見た目」の中身。
ホームページ制作とマンションショールーム撮影が中心の時代は、「バリバリ感」が必要でした。
特に、マンション系の仕事の時には新しめのEセグワゴンは必須である時期もありました。
しかし・・・今の仕事では、「行き過ぎ」はマズイのです。
テレビ系の仕事ではハイエースの一団に混ざる事から、ギラギラの輸入車では目立ちすぎます。
安全と仕事の道具の評価からは新型オールロードクワトロが暫定一位であることは確定。
しかし・・・ これでは現場でギラギラ過ぎる・・・
その点からは6年落ちとなっているオールロードクワトロは少しはマシ。
新車なら、XC70やレガシーアウトバックなどでも可。
この候補に組めそうな新型車が出てきました。
それがパサートオールトラックです。

ハルデックスか・・・

パサートオールトラック発表の際の最初の印象。
「AWDはハルデックスか・・・トルセンにして欲しかったな・・・」でした。
ハルデックスは、「生活四駆」と、私の中では位置づけています。
基本FFベースで、非常時のみ後輪に駆動力を配分。
長距離移動前提のAWDの理想型では無いと・・・

もちろん、FFのVWは良いモノです。
比較対象がトルセンのA6となるので・・・長距離移動性能が劣るとなります。誤解が無いように。
本題のハルデックスに戻ると・・・
パサートオールトラックの装着ハルデックスは発進時や原則時にトルク配分を変えるとか・・・

なぜ、そこまでハルデックスを嫌うのか?
それは過去に試乗したり所有したハルデックス装着車の印象の悪さから。
当然ですが普通に乗っていると、出来の良いFF車。
しかし、AWDを必要とする環境に持ち込むと不自然な車両の挙動に悩むことになります。
これは雨程度ではわからないところ。
雪・氷・グラベルで、不自然な車両からの介入がとても気になります。
※都心での使用限定なら、まったく気にする必要無し。

先日の仕事の際にも、グラベルを人に言えない速度にて移動。
A6オールロードクワトロの、「オールロードモード=車速に応じて車高を自動制御」が大活躍。
今の仕事では長距離移動と同様にグラベルでの安全且つ高速移動が求められています。
ただし・・・A6オールロードクワトロも、20cm以上の新雪などという条件では性能が大きく落ちます。
こちらを重視するならランドローバーなどが最適なのですが・・・
あちらは信頼性と長距離移動で不安。
購入対象から落としていませんが今のところ購入の線は薄いと言えます。

なお、「OFF ROADスイッチ」なる装備がありますがあれは多くの日本人には無意味な装備です。

それで、パサートオールトラックは試乗するのか?

A6オールロードクワトロと比較してのパサートオールトラックの魅力。
・自動ブレーキ
・レーダークルーズ
・地味なデザイン
・低燃費(対3.2L)

確かに魅力的。

一方で、A6オールロードクワトロの魅力。
・トルセン(50:50)
・エアサス(悪路で上げて、高速で下げて)
・基本骨格

こうやって拾い上げると、自分自身の今後の行動が見えてきます。
「仕事の道具」と言う観点からは先代A6オールロードクワトロが暫定一位。
出来の良いエアサス。車高をコントロールしても大きな破綻をさせない足回り。
6年落ちで枯れた外観。
パサートオールトラックに乗り換えると後悔しそうです。
A6オールロードクワトロの購入時に、社内でこの様な会話がされています。
「この車なら、私が文句を言わないから・・・」
つまり、その時点で想定される仕事に求められる性能の全部盛りの唯一の車。
6年が経過した今でも、ランニングコストと最新の安全デバイス以外は完璧と言って良い状態。

もう一度確認。
マルチコプター空撮で理想とする車は・・・(並び順が必要性能順)
・地味なデザイン
・トルセン(Cでも可)
・自動ブレーキ
・エアサス(悪路で上げて、高速で下げて)
・基本骨格
・ディーゼル
・MT
・レーダークルーズ

この全てを叶える車両は本国仕様にも存在しません。
新型も含め、A6オールロードクワトロなら、「地味なデザイン」以外はクリア。
新型A6オールロードクワトロの性能がパサートオールトラックの中に入ればベスト。
エアサスを妥協してまで購入する車両と思えません。
並行輸入で、TDIのMTなら・・・候補にしたいと思います。

結論:
パサートオールトラックの試乗は暇になったら行う。
ついでに、XC70の試乗も実施。

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