ドローン空撮実務解説　－　フライパス：［バイク追い越し］

この撮影にはバイク・機体・パイロットが一直線上に並ぶ事が重要です。
この条件が揃わないと、迫力のある撮影は困難になります。

・機体の飛行高度はライダーよりも上の位置(接触させない為)
・撮影可能距離はパイロットから100m以内が目安
・道路は傾斜がない方が良い(傾斜があっても撮影可能)
・パイロットが斜め後ろなどの場合は撮影精度が落ちる

←この瞬間は軸線上には並んでいません。
道路はこの先でバイク進行方向右に曲がります。
結果として、バイク－機体－パイロット　という軸が通ることとなります。

また、パイロットが一番最後にいる場合はバイクと機体の前後関係も自由になります。
後ろからの追い越しも、前からのすれ違いも同じ考えで対応出来ます。
ポイントは常に軸線上の位置関係を意識することです。

注意点もあります。
マルチコプターはラジコンヘリコプターと比較すると最高速度が控えめです。(40km/h以下)
自転車・カヌー・ランナーなどの、比較的速度の低い撮影には最適ですが高速道路を疾走する自動車などには向いていません。

公開日：2012/12/06
最終更新日：2013/01/16