スバルのエクシーガに試乗していきました。
			私事なのですが・・・4人目の子供が生まれます。7人家族(夫婦+子供4人+母)になるので・・
			ムルティプラ(6人乗り)では乗車定員がパンクします。(今どき珍しいですね)
			0歳児の子供の車移動は、「極力避ける」事を心情としているので、猶予まで1年近くあるのですが・・・
			そろそろ、時期MPVを捜さなきゃいけないな・・・という状況です。
			TT(クーペ)+240(ボルボのワゴン)の二台体制の頃が懐かしい・・・(子供2人・3年前)
		
			ブログもどきでは・・・
			普通の切り口では攻めません。いつも通りの独自路線で行かさせて頂きます。			
			
			では始めます。
			車は当然ですが・・・
			まともです。
			あちこちから試乗記がでてくると思いますので、お急ぎの方は他サイトをご覧下さい。
			
			レガシーの資源を上手に活かしています=まともです。
			※加筆:後日発覚。インプレッサ・フォレスターベースだそうです
			
			私が思うところ、トヨタの影響がハッキリと現れる初めてのスバル車と思っています。
			次期レガシーなど、今後のスバルを占うためにも重要な車種です。
			試乗はGT(最上級グレード)と普及グレード(NA+スタンバイAWD)でした。
			共に、走行距離100~300kmの試乗車ですので、丁寧且つ短距離の試乗です。
			カタログからの推測が多くなることをお許し下さい。
		
			ネットでは、「安い」との書き込みが多いのですが・・・
			決して安い訳ではないです。
			レガシーなどと比較すると・・・「抜いてるな・・・」(抜くしかなかった)と感じるところは確実にあります。
			この理由としては見た目(素のGTグレードなど)の価格を下げるためです。
			レガシーのGTクラスには標準として装備されているものがエクシーガにはオプション装着とされているものがあります。
			第一印象の価格を意図的に下げています。
			つまり・・・トヨタ的になっています。			
			
			パット見の値段は安い。
			しかし、装備をつけていくと・・・高くなる。(他社では標準という装備がオプション)
			空撮部の車両購入の際にハイエースを研究して、トヨタの手口はわかりました。
			企業経営者としては非常に参考になりました。
		
			トヨタの影響がもっともあったのがMT設定無しという事実です。
			あとからMTが追加・・・などと言うことは90%無いと思っています。
			パーキングブレーキがフット式になりました。これが今後ともMT採用無しと思える根拠です。
			仮に・・・次期レガシーにMT設定が無ければ・・・			
			
			おまけ:
			営業さんに
			私:「MTの試乗車(インプレッサとか)はありませんか?」
			営:「すいません。試乗車は全てATです」			
			
			との事でした。
			2年前に、他の店舗でしたが試乗をお願いしたところ・・・
			そのお店では少なくとも3台のMT車を用意していました。
			3LのMTレガシーを用意していました。
			仮に・・・そのお店も「MT試乗車を廃止」しているなら・・・
			数は少ないですがスバルのMT好きは行き場をなくすことになります。
			MTが入ってくれば、アウディなどがスバリストの良い受け口になるのですがこちらも期待出来ません。
			残る行き先は・・・RX-8位でしょうか?
			もしくは・・・BMWの135iとか・・・
			どちらにしても、車好きには受難な時代です。
		
			レガシーとの大きな違いはリアサスです。
			レガシーのマルチリンクに対して、エクシーガはダブルウィッシュボーンです。
			3列目に乗員が入った際のジオメトリー変化と車両価格から。
			当然の設計です。					
			気になる変更点はGTグレードの、「ブレーキサポート」標準です。
			レガシーはこのブレーキサポートの有無を上級グレードでは外すという・・・良心を残していました。
			経験はしていないのですが・・・ブレーキサポートが入った車ではそこそこのレベルの方はコントロールしにくいのではないでしょうか?
			より多くのハンドル選択の余地を残すために、敢えてブレーキを抜く・・・などと言うことをしたときに、予想よりも抜けすぎる事が怖いです。					
			抜けすぎたことに驚いて、二度踏みすると・・・また効き過ぎて・・・
			普通の方なら踏みっぱなしとなるブレーキも、コントロールしようととする方が乗ると・・・
			余計なお世話=危ない ことになりかねないのでしょうか?
			操舵とブレーキはリニアであって欲しいです。(そんな車が少なくなりました)
		
			国内のミニバン王国と言えば・・・
			実績でトヨタです。
			誰がなんと言おうと・・・数字が出ている以上はそこに感情は挟めません。
			トヨタのミニバンが一番売れています。
			その、「一番」のトヨタに乗ると・・・
			セカンドシートに乗るとダメダメなのはどういう事なのでしょうか?
			
			実は・・・エクシーガの試乗の10分前に、新型のアルファードに乗ってきました。
			運転席はOK(納得出来る)のです。
			これがセカンドシートに行くと・・・
			音振ともに・・・これが「最新の国産高級ミニバン」のセカンドシートなのか?と疑問に思います。
			もしかすると・・・アルファードはセカンドシートは高価で重たい飾りなのでしょうか?
			過去に試乗しているトヨタのミニバンでセカンドシートで感心できた車は私は一台も思いつきません。
			トヨタは狙っているのでしょうか?					
			さて、本題に戻します。
			この、「セカンドシート命」と思われる新型のアルファードよりも、エクシーガのセカンドシートはまともです。
			運転席と同等につくられています。
			サードシートは試さなかったのですが・・・アルファードよりはたぶん大丈夫でしょう。
		
			理由はキチンと調べていません。
			私の乗った、エクシーガのGTは直線路で常時左に流れていました。
			同じ日に、同じ場所にて、エクシーガのNAと新型アルファードに乗っているので間違い無いでしょう。
			NAの方は問題なかったので、空気圧などが合っていなかったと推測します。
			念のため、記しておきます。
		
			エクシーガは大人がキチンと7人乗れます。
			子供を混ぜれば、長距離旅行も7人で行けそうです。
			ハンドリング「おたく」の妻からもOKがでました。
			ベースグレードとGTの乗り比べをし、GTのみOKを頂きました。
			ちなみに・・・試乗する前はアルファードを気に入っていたのですが試乗後は・・・
			妻の中からはアルファードは消えていました。(試乗すると消えていくのは・・・いつも通りのトヨタ)
			これについては私も同感です。
			
			これから、時間をかけて次期MPV(マツダという意味ではなく・・・)を捜しますがエクシーガが候補の一台に残ることは確かです。
			標準装備されていないカーテンエアバックを必要とするので・・・恐らく新車で買うことになります。(中古車市場にカーテンエアバック付が少ないでしょう)
			
			乗ってまともなATという限定をつけると、国内で普通に買える車としてはエクシーガがトップクラスでしょう。
			ホンダは期待できるのですが・・・(エディックスはまともでした)
			過去に安全面の考え方でイタイ思いをしているので・・・
			積極的に箸が進みません。
			安全性でOKが出せる。7人乗りで、まともな車・・・
			正規で入っているなら、BMWのX5か、ディスコ3。
			国産ならマツダか、この頃良い車が出てきている日産でしょうか?(キャシュガイの7座ディーゼル)
			けれど・・・どの車にもMTが無いんです。
			本当は・・・MTでディーゼル。ボディーは可能な限り低く簡素な内装が好みです。
			近いのはシトロエンのジャンピーです。
			FordのS-MAXなんかも良さそうなのですが・・・					
			しばらくはムルティプラで困りません。
			妻からは、「ムルティプラを出さないで・・・」とリクエストがありますが。。。
			メルセデス・ベンツ312D
			Audi A6オールロードクワトロ
			Audi A3 2.0TFSI
			Audi TT 1.8T
			BMW 116
			ボルボ P1800
			この全てが自宅(会社)に居ます・・・
			もう、車は増やしたくないです。
			ムルティプラについては私以上に妻が気に入っています。
			次の車はMTに・・・は私以上に妻の希望です。
			世の中には車好きの奥さん絡みのネタをよく聞きますが・・・
			この点については私は恵まれています。
			
ジャンピー(シトロエン+MT+ディーゼル+9座+平行車)を買ったよ~と報告しても、怒られる気がしません。
			エクシーガに限らずスバル車はAWDとFFの車が同時に販売されることが常です。
			AWDの上級グレードとFFの普及グレードという関係です。
			この販売比率がAWDに傾くというのも、スバルの伝統です。
			
			どこかでページを起こしますが・・・
			初代レガシーのGTツーリングワゴンに30万円のABS付で新車にて購入しています。(私の父が)
			発売直後だったので、「ワゴンブーム」などの遙か以前の話です。
			「買える安全は買っておけ!」
			これは父が言っていた言葉です。
			
			本題に戻ります。
			この5年間で、AWDとFFが設定されている車を私は3台購入しています。(しかも、所有したまま・・・)
			Audi 初代TT 1.8T(FF)
			Audi A3 2.0TFSI(FF)
			Audi A6オールロードクワトロ3.2(AWD)
			「みんなアウディじゃん」というつっこみはやめて下さい。
			AWDとFFを併売するなどという、おバカ(素敵)な伝統はスバルとアウディしかありません。
			私は元々はスバル好き。
			過走行時の耐久性のなさが嫌いでボルボに移ったという間抜けです。
			
			ではAWDとFFの設定がある車のどちらを買うかです。
			ポイントの一つはAWDの形式です。
			
			◆後軸へのトルクが常に50%以上入る車
			
			 エクシーガGT:VTD-AWD 後55%
			 A6オールロードクワトロ:トルセンA 後50%
								
			◆前軸へのトルクが常に50%以上入る車
			
			 エクシーガNA:アクティブトルクスプリットAWD 前65%
			 Audi A3 3.2:ハルデックス 前90%くらい?
			 Audi 初代TT 3.2:ハルデックス 前90%くらい?
								
			スタンバイ式のAWDの場合はあらゆる意味で、「後はおまけ」としてつくられていることが多いと感じています。
			とくに、ハルデックス陣営(アウディ・ボルボ)がこの傾向が強く出ています。(ハルデックス採用の段階で、この設計志向でOK)					
			AWDの魅力の一つが安定性です。
			前にトルクを持っていくと、高速を中心に安定性は上がりそうなのですが・・・
			乗ってみた限りは直線路も後重視のAWDの方が感じが良いのです。
		
			スバルの伝統の一つです。
			FFとAWD設定があるスバル車のFF車は多くのパーツをAWDと兼用しています。
			誤解無く書くと・・・
			AWDから、後駆動部分を抜いただけなのです。
			駆動部分がなくなれば、そのスペースに「何か」を入れることも可能なのですがコスト第一であるFFグレードにはこの様なことをしません。
			
			余計な開発費と製造コストを落として、安価にするのがスバルのFFです。
			エクシーガのFFも同様です。
			AWDと比べると車重は軽いのですが「劇的に軽い」訳ではありません。
			足回りなどはオーバークオリティです。(これを良しと考える人もいますが・・・)			
		
			私はこの車に出会うまではFFとAWDが設定されている場合はAWDを買うのが常識と思っていました。
			初代TTのFFに合うまでは・・・
			この車はFFをしっかりとつくり分けています。(FFありきで、AWDがおまけ)
			足回りをつくり分けて、FF化により空いたスペースを荷室に割り振っています。
			トーションビームにして手を抜いているとカタログからは読めますが・・・実車をみると設計者の良心を見て取れます。
			AWDと言ってもスタンバイ式。
			狙っての前加重ですので、AWDは特に見るところがなかったと記憶しています。(ほとんどの道でFFの方が快適)
			後期の初代TTはFFが買いです。(前期は試乗経験がありません)
		
			A4以上の限定をつけると、国内の販売比率はFFのA4がシュアが高いと思われます。
			日本のアウディは・・・ファッションですので・・・					
			初代TTやA3(どちらも、ゴルフベース)ではFFを推奨する私ですがA4以上では少し変わります。
			A4以上アウディは、「エンジン搭載方法」「足回り」が特徴(コストも高い)です。
			この資質はAWDと一緒となり高速域での安定性を狙ってです。
			アウディは高速域が命なのです。(この段階で日本には合わない・・・)
			この、「エンジン搭載方法」「足回り」はFFもAWDも一緒です。
			つまり・・・FFにした場合はオーバークオリティのシャーシになってしまうのです。(もちろん、FFでも高い)
			折角のA4以上アウディはクワトロでないと意味はなしと結びます。
			新車のFFのA4よりは中古のクワトロA4の方がアウディらしさは感じられます。
		
			現行のA6ではデビュー当時からAWD+エアサスの設定がありました。
			脚をじっくりと観察すると・・・もの凄い凝った脚であることがわかります。
			特に、前足のアッパーマウント回りの取り回しは・・・凄味があります。
			私は最終的に、A6オールロードクワトロを購入することになったのですがこの車のデビュー前は、「エアサスが付けられる」事からA6アバントの3.2を購入対象に考えていました。					
			世間の注目は浴びていませんがA6の最も注視するところは脚です。
			走行しながら車高が数cm変わっても、大きく車の特性が変わらないのに「驚きます」(普通の日本人はこういう使い方はしませんが・・・)					
			普段の走りはグタグタです。
			BMWの様に、「駆け抜ける喜び」とは無縁の車です。
			「普段は・・・」					
			一度だけ、荷物を満載のままで急がなければならない時がありました。
			タイヤがなりっぱなしの走りでした。
			その時に、A6に惚れました。(買ってからですか?)
			普通なら、ペースを上げれば、その車のネガが出てくる物ですがA6は違いました。
			鍛え上げた方が・・・良くなるんです。
			「車が小さくなる」「路面が手に取るようにわかる」「だけど・・・喜びは無い」
			RS6が発売されますが良い車でしょう。
			日常は平穏。いざとなれば水準以上。
			これがA6(クワトロ)の隠されている素性です。
			くり返しておきますが・・・普段は静かに走っています。
			新車装着タイヤは6万km走ったあとでも、履いています。
			スタッドレスを差し引いても、5万kmは走っています。
			普段は据え切りもしません(私は)。高速道路でも、リッター14km/Lなどという走りです。					
			レガシーにあまりに似ていたので・・・
			プラットフォームなど、多くをレガシーから受け継いだと思っていたのですが・・・
			インプレッサ・フォレスター寄りのプラットフォームの様です。
			間違えていました。
			訂正してお詫びします。