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リニア山梨駅は、「中央市」に!

2011年6月7日に、リニア中央新幹線の山梨駅の案が発表されました。
一般的には中央市と報道されています。
正確には、「甲府市周辺」
この発表で重要なのは、「JR東海の発表だから!」
いろいろな意味で重みがあります。

ブログもどきでは笛吹市を本命としていました。
完全に読み違いと言えます。

しかし・・・
まだ、中央市・甲府市に駅が「決まった」とは考えていません。

駅選定理由として述べられた事

・身延線
・環状道路
・平地
・直線
・コスト

駅の選定理由として述べられているのは上記の様です。(報道によってブレ)
私がポイントして考えるのは、「コスト」
大月を含めて他の候補地を落とした理由として、「山地である事から駅建設にコストが必要である」と述べています。

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甲府南インターから笛吹川の左岸をトンネル区間を多く含みながら豊富方向に向かうというのが私の本命ルート。
南アルプスのボーリングポイントにも、直線に近い形で向かっていきます。
用地買収は最小限。
市街地も少ない為、騒音対策も最小限。
当初から中央市付近を、私が候補地から外したのはこのルートしか考えられなかったから。

仮に医大付近に駅が出来たとすると・・・
・市街地を突っ切る
・路線が長くなる
・大きな河川を渡る回数が増える
・中央道との交差する角度が好ましくない

中央市に向けてリニアを引いていくと、プロジェクト全体のコストは高い。
この方向にプロジェクトは向かいます。
ついでに、JR東海の売り上げも下がる方向と予測します。

何度か述べていますがJR東海の最大の関心事は、「予定通りに開業出来る事」
これにつきます。
今回の、「案」では市街地を通る事から、用地買収は当然難航します。
法律面は専門では無いのですが民間のプロジェクトでの強制収容は容易なのでしょうか?
仮に強制収容が容易としても、それの多発は避けたいところでしょう。

JR東海が示したルートで戦略を練り直したいと考えても、動けないというのが今の気持ちです。

ブログもどきは、「独自視点」が売り

ブログもどきは、「独自視点」であることが特徴。
ここから先は、「暴走モード」で好き勝手を述べていきます。

リニア山梨駅は、「甲府南インター周辺も含め、笛吹市が本命」
2011年6月の段階で、中央市付近の提示は、「騙し」と読みました。
駅の建設費は自治体負担が原則。
これを折半などにする際にはJR東海の言い分と地元の考えのバランスを取らなければならない。
JR東海の本命は地元の理解を得られにくい場所。
そこに駅を持って行く為の、伏線と読みました。

リニアは豊富経由。
ここが全てのポイントです。
これが見えていないと、私の言っている事が「全く理解出来ません」
南アルプスのボーリングポイント。
実験線の西端。
大きな河川と中央道。
市街化地域。

これらをプロットして俯瞰すると、豊富(ここも中央市)経由しか考えられなくなります。
このページを書いている、「暴走している社長さん」の考えに興味があるなら、上記の作業を行ってみてください。

豊富経由が理解出来たとして話を進めます。
現段階での中央市の提示は諏訪地域への配慮が入っている様に感じます。
豊富経由。
つまり、南アルプスルートが決まったと提示すると、諏訪地域が五月蠅い。
そこをしばらくは黙られる為に、諏訪ルートへの可能性を残した(様に見せる)。
強くは無いですがこれも理由のひとつと思っています。

リニアはコストを下げる事が重要。
最終的に本命の位置につくるときに、「ここが一番コストを落とせるんです~」という言い訳の準備が本当の理由。

駅の場所によるリニア利用の傾向

利用者の居住地域 駅の位置 = 中央市
JR東海の「表」
駅の位置 = 笛吹市
JR東海の「裏」
甲府市・中央市 東京方向=利用する
名古屋方向=利用する
東京方向=利用する
名古屋方向=利用する
韮崎市・北杜市・南アルプス市・市川三郷町 東京方向=利用する
名古屋方向=利用する
東京方向=利用する
名古屋方向=利用する
諏訪地域 東京方向=利用する
名古屋方向=利用しない
東京方向=利用する
名古屋方向=利用しない
富士吉田市・富士河口湖町 東京方向=利用しない
名古屋方向=利用する
東京方向=微妙
名古屋方向=利用する
山梨市・笛吹市東部 東京方向=利用しない
名古屋方向=利用する
東京方向=利用する
名古屋方向=利用する
身延町以南 東京方向=利用する
名古屋方向=利用する
東京方向=利用する
名古屋方向=微妙

山梨在中者か西に向かうのは、「長野」「岐阜」ではなく名古屋。
つまり長距離の移動。
利用頻度が多い東京方向は中距離移動。
同じリニアの利用でも、気持ちが全く違うというところがポイント。
東京に行くのには、「回り道」つまり、駅が東京から離れる方向にあると向かいたくない。
しかし、名古屋に行くのには多少離れる事も抵抗がない。
この利用者の気持ちを読まなければなりません。

中央市・甲府市・南アルプス市は駅が中央でも笛吹でも必要な際はリニアを利用します。
自宅から東京よりの方向に駅があるから。
山梨市在中では中央市の駅では使う事はありません。
東京よりも離れる方向には動きにくい。

南アルプス市の方が名古屋に行くとします。
駅が笛吹でも、大幅に時間が短縮できるイメージが明確に持てる事から、戻る事も躊躇しないでしょう。

笛吹に駅を置く事により、甲府盆地の中の石和温泉駅よりも東の層と河口湖周辺の利用者が囲い込めます。
でも、南アルプス市や中央市の客を取りこぼす事もない。
笛吹に駅をつくると、南アルプス市や中央市の方は不便ですが・・・
駅は使ってしまいます。

JR東海は民間です。
より多数の利便よりは、より利益が期待出来る事が好ましい選択。
多くの山梨県人には中央市の方が便利ですがJR東海が利益を出せるのは笛吹。
建設コストも安く、山梨駅利用者も増える。
私がJR東海なら笛吹に駅を置きます。

「実験線の端よりも東側」
ここが私の中では本命位置としてかわっていません。

恥の上塗りになるのか、鋭い読みとなるのか・・・

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