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平成狸合戦ぽんぽこはマクドナルドへのメッセージ

はじめに

著作権の関係から、今回も画像は無しで進みます

となりのトトロ都市伝説を考える
こちらも、ジブリ関係の記事です。
前回は都市伝説への警鐘ですが今回は・・・
新説の発表です。
軽く、ネットを調べましたが同種の着眼点はありませんでした。

問題の台詞:「マクドナルドのハンバーガーがきわめて有効に働き・・・」

平成狸合戦ぽんぽこは1994年に公開されたスタジオジブリのアニメです。
脚本は高畑勲です。
私の目には「高畑さんの作品はメッセージ性がいつも通り高いな・・・」と感じていました。

昨日の事・・・
自宅でDVDを見ていたところ(BGMの様に流れている)妻が重要な発言をしました。
「マクドナルドのハンバーガーは捨てられているんだ・・・」
その時のシーンを解説します。
物語の冒頭の族長会議で出されたのがマクドナルドのハンバーガーです。
ここで、「マクドナルドのハンバーガーがきわめて有効に働き・・・」とナレーションが入り幕が閉じます。
狸たちは好物の様で奪い合うようにハンバーガーを食べています。
ここでは・・・「狸たちはマクドナルドのハンバーガーが好きなんだな」と感じるのが普通です。
具体的に企業名を出しているので、ネガな事は表現出来ないのが普通です。
もちろん、ジブリ側からマクドナルドへの許可は取っていると思われます。

マクドナルドのハンバーガーはバンバン捨てられている(目撃したのは20年以上前)

マクドナルドは「直ぐに商品が出てきますね?」
これは作り置きをしていることから実現出来ています。
反対に、同じハンバーガーでもモスバーガーは待たせますね。こちらは注文を受けてから作り始めます。
マクドナルドが速いのは当然とも言えるのですが・・・その陰でホールディングタイム(自主的な賞味期限)が切れた商品は廃棄されています。
即ち・・・捨てられているのです。
今はどうかわかりませんが私が1日だけアルバイトをした80年代後半はそうでした。
(ドカドカと捨てられるハンバーガーを目の当たりにして、イヤになって辞めました)
勝手な想像ですが平成狸合戦ぽんぽこが公開された1994年当時も同じ雰囲気だったのでしょう。

「裏で何が動いているのかを考えろ」とメッセージを出す

ここで妻のコメントをもう一度引き出します。
「マクドナルドのハンバーガーは大量に捨てられているんだ・・・」
この言葉を頭に置いて問題のシーンを見てみると・・・

狸は大量に捨てられたマクドナルドのハンバーガーを拾ってきたとしか思えません。
ハンバーガーは黒いゴミ袋から出されています。
量を考えても買ってきたハンバーガーとも思えません。

肥料に転用するとか家畜の餌にしているのでゴミにしていないと言うのでしょう。(これでもムダに思えますが・・・)
どんな形になっても、食べ物としてつくられたハンバーガーをムダにしているという事実は変わりません。

ジブリから・・・「マクドナルドのハンバーガーを作品で出したい・・・」と打診があれば、余程の事が無ければ断らないでしょう。
できあがった作品を見ても、マクドナルドにとってはプラスの表現と取れます。(私も、昨日まではそうでした)
このシーンを「食べ物をもったいないことをするな!」ととると・・・
見事に、作品の根底にあるメッセージと合致するのです。

確信犯ですね
多摩ニュータウンの開発は昭和30年代。
マクドナルドの日本上陸は昭和40年代。
時間軸を曲げてでも取り上げたいメッセージと私は受け取りました。

その後の高畑 勲の作品に注目
ここに面白い事実があります。

  • 1986年:天空の城ラピュタ(プロデューサー)
  • 1988年:火垂るの墓(脚本・監督)
  • 1991年:おもひでぽろぽろ」(脚本・監督)
  • 1994年:平成狸合戦ぽんぽこ(原作・脚本・監督)

こんなに順調に作品を送り出していたのに、平成狸合戦ぽんぽこから、「ピタッ」と関係する作品が無くなるのです。
今回の出来事も踏まえて考えると・・・
「何か裏がある」と考えるは私だけでしょうか?

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