Ver6_img

2007年版 メーカーの好き嫌い

まずは私の自動車メーカーの好き嫌いの傾向を書いていきます。
一言で言いますと・・・

設計者の思いが伝わる車。それが良い方向性にあるものが好き。

それでは各メーカーについて述べていきます。

BMW 個人的好き度=50%

ある意味でトヨタです。
顧客をよく研究しています。

E90世代の3シリーズがBMWの考えている現在が良くわかります。
素人が「凄い!スポーティーだ~」と感じやすい車をつくっています。
私自身はこういう方向性はキライです。

◆良いところ
・パッケージング(全ての自動車メーカーで最も優秀)
・平凡なエクステリアデザインとなるところをバングルが救う(褒めています)
・実用面で優秀なエンジン
・共感出来る新しい試み(ブレーキのタッチなど)
・意外と安全

◆悪いところ
・価格に見合わないインテリア
・塗装などを中心とした品質(特に純正のリペイントが酷い)
・日本向けの足回り
・年式により足回りが大きく異なる

ほとんどの車は80km以下の速度域と中距離(400km以内)の移動に最適化されています。
週末のドライブのみ・・・などの用途には適しているのでしょう。売れまくっているのもわかります。
デザインについてはバングルが好きかどうかにつきます。
あのデザインは・・・実用性の高いパッケージをごまかす為ですので・・・好きな方々には究極のデザインと呼ぶことも出来ます。
私はバングル系はキライです。(エンジニアとしては高く評価しています)
一般的には、「駆け抜ける」というイメージが付いていますが私は、「燃費が良い」というイメージを持っています。
高速道路ではBMWの後について走ると燃費が上がります。キチンと整流されていることがこういう事からもわかります。

悪いこととしては・・・足回りのセッティングがコロコロとかわる事。
3と5は複数回の試乗を行っているのですが・・・良いときと悪いときの差がありすぎです。
320のデビュー時はOK。5シリーズもなぜか初期物の方が・・・直進安定性が出ていました。

トヨタ 個人的好き度=5%

昔からキライなメーカーです。
嫌いは・・・ランクル40時代にまで戻ります。
その当時(90年代前半)から・・・「古くなったら新しい車買ってください」と無言のままに言っています。

具体例・・・
パーツがすぐに廃盤になっていました。(逆に、この頃のホンダに心は傾いたのですが・・・)
また、バブルの頃にBピラーを取ると言う姿勢も気に入りません。
ニッケル水素を積んでいるハイブリッド車をエコと呼ぶのも・・・

私がキライなトヨタは商売的には大成功です。
私がトヨタのエンジニアと仮定すると・・・まったく同じ事をやると思います。(仕事ですからね)

ちなみに、全てのトヨタが嫌いなワケではありません。
初代ヴィツとハイエースは良い車と思っています。

普段から経営者としては非常に参考しています。
顧客を良く観察し、抜き所の選定と度合いが絶妙!
そのパワーを車の本質にかけて頂けると・・・イイのですが。

レクサス 個人的好き度=55%

外車を扱う一部の雑誌で叩かれてますが・・・
乗ればそんなに悪くない もしかすると、良いかもしれません。
事故になるとオペレーターに連絡とか、ナビの行き先をオペレーターに電話で設定してもらうなど、こういう方向の安全性は関心します。
付加価値を考えれば、価格設定は妥当だと思っています。

フィアット 個人的好き度=90%

数年前までは近寄れないメーカーでした。
身近なオーナーさんの、入院自慢に・・・ついて行けませんでした。
この評価がムルティプラに出会ったことにより大きく変わります。
依然として品質には多少の問題がありますがそれを補う魅力がこのメーカーにはあります。
ひと頃は迷走していましたが今は自分の立ち位置を良くわかっています。
日本でも、こういう真面目(実用性)と趣味がバランスの取れている車が増えると良いのですが・・・

FIAT 500が楽しみ~

ポルシェ 個人的好き度=70%

この会社の車からは執念を感じます。
設計に関してはもっとも共感出来る会社です。
マーケットを見据えた価格設定も凄い事になってます!
カイエンのベースグレードの6MTはバーゲン価格でした。
なぜ、ケイマンSがこの価格を上回るのでしょうか?

悔しいくらいに、商売がうまい。車の基本設計もいい。
ケイマンと911を同時に所有できると幸せなんでしょうね~

アルファロメオ デザイン=80% 個人的好き度=80%

数年前までは大嫌いなメーカーでした。
・素人受けのみを狙った車造り
・どうしようもない品質

この評価は147が出た頃から変わってきました。
GTは実用的なクーペのベストと思っています。
159はお買い得(中古の2.2MT仕様の右ハンドル)な為、買ってしまうかもしれません。

156の頃は最低の自動車メーカーと思っていましたが現在はBMWを買うならこっちでしょう!
色々な方に、奨めています。

ボルボ 個人的好き度=95%(旧車) 40%(新車)

FR時代は大好きでした。車という道具の最適化の解を持っていました。
FF化から、フォードグループという流れで、古き良きボルボは消えていきました。
XC90で、最新のボルボの再確認をしてみましたが・・・良い結果は得られませんでした。

ところが・・・
XC90のマイナーチェンジとC30の発売で、新しいボルボの良い兆候が見えてきました。
具体的には・・・
・エンジン積載方法の改善
・ボルボは安全な車であるという自意識

BMWやトヨタの様に、自分の顧客の観察を重ねると、非常に良いメーカーになると思っています。
家族持ちの私は安全で高品質な車を求めています。

ボルボの新型は非常に選びやすく出来ています。
同じ車種なら新型の方が良い、これはFR時代からFFに移ってもかわりありません。
V70もまもなく変わりますが'08モデルは成熟が進んでいます。

アウディ 個人的好き度=40%

90年代の、初頭は大嫌いでした。つい最近までは喰わず嫌いの為、嫌いでした。
Audiディーラーの仕事をした際に、各車種をキッチリと乗る機会があり、改めて見直したところ・・・
良くなっていました。(そのタイミングで初代TTを購入)
ここ2年間で、3台も買ってますので、その点からもわかって頂けると思います。
初代TTは名車(実用性とデザインのバランス)と思っています。
DSGもスバラシイの一言です。
ただし・・・A6と新型TTにて、コストダウンの香りがしてきました・・・心配です。

ルマンによるディーゼルのイメージアップを日本では生かしていません。
ディーゼルが入らないなら・・・次は別の会社にと思っています。

VW 個人的好き度=60%

TSI応援しています。
TSI+DSGのトゥーランなど考えただけでドキドキします。
アウディはコストダウンすると・・・ただの実用車(VW)になってしまいます。
VWはコストダウンの方向に向かう様ですがそれがユーザーに還元されるように祈っています。
メルセデスの様にならないように・・・

ジャガー 個人的好き度=40%

子供の頃はEタイプに憧れていました
職人時代に、80年代車の内装リペアをしたことがあったのですが・・・凄かったです。
見えないところにコストがかかりすぎでした。灰皿の開閉などにもチューニングが入っています。
古いジャガーはお金はかかりますがそれだけの価値はあります。

新型に目を移すと・・・良い車が多くなってきただけに、悪い結末にならないことを祈っています。
今後の5年で、大化けするか、消えていくかが決まります。

ルノー 個人的好き度=30%

事実上、カングー屋になっています。
これはこれで良いことかと。
MTが用意されている小排気量車は貴重です。
皆さんで保護しましょう。

マゼラティ 個人的好き度=60%

50代に乗るべき車の1台です。
若造には近寄りがたい物があります。(ショールームにはいっていますが腰掛ける事すら出来ませんでした)

スバル 個人的好き度=60%

子供の頃はスバル党でした。
長男(3歳)はスバル党です。
私自身も、3ナンバーとなったレガシーは最大のネガが消えたことから良い車になったな~と感じています。特に6気筒は感覚ではBMWと勝負出来ると評価します。
ただし・・・迷走がはじまりました。心配です。

メルセデス・ベンツ 個人的好き度=20%

こんなメジャーな車がこの位置?

昨年なのですがいやな思いをしたのでこの位置です。
Eクラスのディーゼルが「夏に出る」と発表していたのですが・・・
10月に試乗は出来ませんでした。
もの凄い距離を走る、撮影部の車にと待っていたのですが・・・(A6を買いました)
その時に、Eクラス(マイナー前)に乗りました。
なぜ、この車がこの金額なんでしょうか・・・買っている方に理由を是非聞きたい一台です。
Aクラスとか、Sクラスなどの新しい車はベンツらしいくるまに戻ってきています。
Cは良さそうですね。

シトロエン 個人的好き度=30%

地元の山梨にはディーラーがありません。
C6に興味があり、静岡のディーラーまで行きました。
このC6に関しては期待外れでした。
そのかわり・・・他のシトロエンが良い車になっていることに気がつけたので収穫はありました。
やっぱり、シトロエンはプジョーとは違うんですね。

フォード 個人的好き度=40%

車は良いんです。
値付けも良心的です。
なぜ、日本で売れないかに気づいていません。

ヨーロッパフォード別ブランドとしましょう!

これでどうですか?
日本を撤退しないでくださいね。

ダイハツ 個人的好き度=40%

今、軽自動車を買うならダイハツでしょう。
義理の父が軽トラックを買うため、このショールームにも最近行きました。
スバラシイ品質ですね。
これだけなら、「高いから当たり前」になってしまうのですがエッセのような潔い軽自動車もラインナップにもっていることに好感を覚えます。
乗ってはいないのですがワゴンRをしっかりと観察していたので、下回りを見回すと・・・これなら、たぶん大丈夫です。
機会があれば、乗っておきます。

ちみみに・・・初代ムーブは大嫌いです。(ミラを伸ばしただけなので、バランスは崩壊してます)

日産 個人的好き度=10%

最も何を考えているかわからない会社。
迷走の長いトンネルから出てきそうにありません。
ただし・・・
Zは試乗したいと思っています。(ディーラーに行きましたが試乗車がありませんでした)
高速道路でキレイに走っているんです。現行のZは。
後ろから観察すると、国産車ではNo1では無いでしょうか?

ホンダ 個人的好き度=20%

昔はホンダ党でした。
何年でもパーツを用意するという姿勢に惚れました。
今は違います。熱いエンジニアが居ることもわかりますが営業陣営の進む方向に共感できません。
これも、いやなことがあったのでこの位置です。(詳しくは別ページを起こします)

プジョー 個人的好き度=10%

205の時代は大好きでした。
憧れていました。
406も、嫌いではありませんでした。

ファミリーカーを購入するさいにSWを試乗したのですが・・・
内装がトヨタみたいなのは許します。
走りがトヨタ以下というのは・・・どうでしょうか?
ファッションだけでプジョーを購入する方々(一部の女性)は大嫌いです。
物事の本質を見ましょう!

ミツビシ 個人的好き度=10%

例の事件以前から、好きな会社ではありません。
角四灯のデリカが街中でサビサビなのをみても、何を考えていたかわかります。
現在の車に目を向けると・・・
アウトランダーをファミリカーの候補として見てきました・・・止まっている状態では悪くないと感じました。
新型デリカにはショーカーの頃から期待してました・・・発売されたらかっこ悪くなってました。
昔(繰り返しますが事件の以前です)から、良いイメージが無い物で・・・
ディーラーの方は一生懸命で好感が持てます

オペル 個人的好き度=10%

ファミリーカーの候補として、トラヴィックをあげました。
中古車が県外にあったために、乗りに行ったところ・・・
やっぱり、オペルでした。
割安感以外に魅力は無し。ネットでは過剰評価されていると思います。もっと良い車はあります。

なお・・・義理の妹が流行ったヴィータに新車から乗っています。
日本仕様は時限爆弾(サーモスタットの開閉温度)が入っていました。悪いのはオペルなのかヤナセなのか・・・どちらもキライです。
オーナーさんのマナーも、悪い方が多いと・・・なぜでしょうか?

手練れが割安感で中古車を狙うなら、最高のタイミングです。

スズキ 個人的好き度=10%

注意! 特定車種のみの評価となります。
代車にて、現行のワゴンR(走行1,000km以内)に数日間乗りました。
なんで、こんな車が軽のNo1なのでしょう!
走らなければ・・・最近の軽自動車は凄いな・・・と思いますが走り出せば・・・「昭和50年代ですか?」
私の中のワースト3に入るのが現行のワゴンRです。(特に、リアの足回りが酷すぎる)
ワゴンRを褒めている雑誌とライターは無視して構いません。

これの印象が悪すぎて、他の車に乗りたいと思えません。

Home | ドローン空撮 | バルーン空撮 | 社長ブログもどき | 会社概要