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ボルボの魅力を再確認 FFでも最新ならOK!

2004年11月28日撮影

←2004年11月28日撮影
その昔はボルボ党でした。
この写真には4台のボルボが写っています。
ボルボ240:'80年・'85年・'93年
ボルボXC90:'04年

5年前にはこれだけのボルボを同時所有していました。(240の1台は社員所有)
ブログもどきをはじめた、2007年当時はこれらのボルボをアウディに置き換えた直後。
このブログではアウディが取り扱われる事が多いので、私をアウディ党と思う方もいるかもしれませんが・・・
根っこはボルボ党です。

元々はバブルの頃のイメージの悪さから、アンチアウディ党。
乗ってみたら、思っているよりも良かったので初代TT購入(2004年か05年?)

本当は240で、業務なども行いたいというのが本音です。
しかし、「イメージ」を考えてアウディを採用していったという経緯がありました。

最近はP1800で、ボルボの事を考えることが多くなってきました。
また、古いボルボに触れてボルボの魅力を再確認できました。
ボルボの新旧の歴史なら・・・本を書けるくらいの経験を積んでいます。
いつも通り独自目線にて、ボルボを考えてみます。

その1:良心を感じる数少ないブランド

ボルボP1800E シートレール

ページは起こしていませんが最近は休みの日はP1800の整備を行っています。
実務も導入済み。既に1,000km程度の距離を仕事で走っています。
スーツを着て、普通に都内を走っています。

画像はレザーシート補修中の一コマ(赤→黒)
座面を外した純正シートフレームです。
私が240を4台も乗り継いだのには理由があります。
各所を整備すると、感じるのが設計者の良心です。
「長持ちすること」を前提に設計がされています。
例えばシート。
座面の下には受けとなるネットが張られています。(バーべーキュー網)
この網は軽く20年は保ちますがそれ以上になると破損してきます。
これを交換すると、さらに20年・・・
耐久性も凄いのですがこれを現在でも普通に購入できると言うのが凄い事です。
現在も変わらずに、安全・環境・耐久性がボルボの特徴。
お楽しみは上記の三つを下げる方向に働くので、敢えて抜く・・・・
これがボルボです。

さて、旧車マニア向けに、とどめを刺すと・・・
・錆びません。
・電装はオリジナルで40年以上持ちます。

国産、輸入車を問わずに旧車では上記が弱点となります。
国産の昭和40年代は・・・
穴が空くようなサビ方が普通です。
同様の条件でボルボを使っても、サビが浮く程度。
このP1800('72)も、そうですがボルボの旧車で電装品で悩んだ記憶がありません。
電装系に日本製が採用されることも多いのですが明らかに他の車とは耐久性の次元が違うのです。
同年代のランクル40系を極めた者とした意見です。
旧車で維持がもっとも簡単なのはボルボです。

錆ネタでもう一つ。
ゴルフⅡは流行りましたね・・・
でも、街中で見掛けなくなったと思いませんか?
その当時のVWの経験者は直ぐ答えがわかると思います。
上記の、「サビ」と、「電装系」がこの時代のVWは国産車レベルなんです。
ボルボのように、50万kmを平気で走りきる耐久性は与えられていません。

シートネタをひとつ・・・
メルセデスのV-Classを検討したことがありました。
これも数少ない、「安全」な荷車と感じたからです。
私の目的はあくまで、「荷車」なので、後席のシートの脱着性も大切な性能のひとつでした。
これを外したときですが・・・
大人の男性2人で、脱着が困難であることがわかりました。
きちっと計ってはいませんが最重量級です。
メルセデス的に言うと、「安全の為の重量」と言うのでしょうが・・・
あの重さ故に、急制動の距離が伸びるというのは無視しているのでしょうか?
仮に、事故になった際にシートが原型を留めても、そこに座る人間がタダでは済んでいないと感じます。
ちなみに、P1800Eのシートは非常に軽量です。
おそらく、現在のシートの半分以下。
もしかすると、1/3程度の重量かもしれません。
このシートに関してもそうですが古いボルボを整備すると、ご機嫌になってきます。

その2:FR時代のボルボからの乗り換え

ボルボP1800E

FR時代のボルボが好きな方が「昔のボルボは角張ってよかった~」という方がいます。
「それは少し違います」

角張っているボルボは740を祖とする940~V90までの事を差します。
21世紀直前まで造られいたV90も、区分け的には740系と言えます。
同時代の240はどうかと言われると・・・「240は丸い車です」
現在のV70などのデザインにも通じるショルダーライン。
どう見ても、「丸」です。

ボルボの、「角」は740~始まり850(初代V70)で終了。
先代V70以降は、「丸」の時代。
740のデビュー前は、「丸」
つまり・・・ボルボの角の時代は長い歴史の極一部と言えます。

昔のボルボと、ある一定時期のボルボを比べると、「昔は良かった」と私も感じました。
具体的にはV40の時代は迷走していると感じていました。
ところがC30などでは良い傾向が見えてきました。
走りは面白くは無いが長距離を安全に走りきれる。
この、「面白くない」がボルボの最大の美点と思っています。
内装の質感も2005年くらいから年を追うことに良くなってきています。
アウディが最盛期よりもひとつ落としてきたこともあるので・・・
ボルボが内装では現実的に購入可能な車としてはナンバー1と呼べるところまで来ています。
シートの固さなども、相対的には体重の軽い日本人にはボルボの固さが丁度いいのではと感じます。
メルセデスやVWのシートの固さは明らかに本国想定と感じますが・・・いかがですか?

先日の新型V70の試乗ではA4アバントの廉価版よりもV70の方が総合的におすすめと結びました。
ボルボはアウディと直接対決できるところまで、回復しています。
ちなみに、アウディQ5と、ボルボXC60では走りも含めてXC60の勝ちと評価します。

シトロエン・メルセデス・アルファロメオ・ボルボはここ数年で非常に良い方向に変わってきたメーカーです。
シトロエンなどは自身の車にしたことが無い為に耐久面は未知数。
メルセデスは隙無しと評価。
アルファロメオの耐久性はイタ車としてなら、「良し」国際基準なら、「標準以下」
ボルボの耐久性の高さは問題なし。(XC90も故障知らず)
最近のボルボはXC90しかサンプルがありませんが耐久性のみの比較ならアウディと同等か、それ以上と評します。

ここからが本題:
ず~と、FRボルボに乗り続けるのは難しいなら、現在の車から乗り換えを探すことになります。
おすすめはメルセデス・ボルボ・アルファ159とクラウン?
BMWの現行はFRと言ってもボルボFRとは別の乗り物。
V70の廉価版が丁度940と同じような、さじ加減の車です。
不思議ですが159の廉価版も同じ香りがします。
940系エステートからの乗り換えなら、V70ノルディックとEクラス。
940系セダンからの乗り換えなら、159(一番安いグレードの中古)をおすすめします。

240系なら・・・
乗り換える必要なしです。
根本的に車が丈夫。
部品の供給に不安無し。
流行のエコに乗る気はないでしょう?
240から買える理由が見つかりません。そのままいって下さい。

なお、現行の試乗経験はありませんが先代のゼロ・クラウンはとても良い車でした。
960のコンディションが良い状態と、クラウンが同等の棚に置いています。
高速に乗らないという前提が入るなら、私自身もクラウン購入の可能性を残します。

その3:XC60はSUV部門で数少ない推奨物件

ボルボXC60

ページはつくっていなかったのですが・・・
XC60はデビュー時に、しっかりと試乗をしています。
アウディQ5の試乗と同時期に行ったので、興味深いページがつくれそうだったのですが・・・
その頃は仕事の開発が忙しかった為に、パソコンに向き合えない時期でした。

その時の印象は良く覚えています。
Q5はここ数年で最悪のアウディ。
XC60はここ数年で最良のボルボ。

この様に記憶に留めています。
長いこと、試乗を行っていたのですが試乗の最後の頃には、「これなら、オールロードと入替可能か?」と感じるほどでした。
試乗を終えて、オールロードのハンドルに持ち替えたところ、ARQの凄さを確認することになりましたが・・・
ちなみに、タイヤが新車装着タイヤを履くオールロードクワトロなら、非常に良い勝負になりました。
比較する道路が土砂降りの高速道路で無いなら、XC60の勝ちという事もあり得ました。
それくらい、良い車です。

XC60は、「燃費は目をつむる」という前提が付きますが車両価格・乗り心地・内装の質感などで、ハズレのアウディに勝利します。

ちなみに、当たりのアウディ・・・
アウディA3 1.4TFSI:プレミアムCセグでは最良の一台。
アウディA6オールロードクワトロ3.2:純正タイヤを交換すれば、GTとしてはトップクラス。

さらに、ハズレのアウディ・・・
B7系のA4:RS4以外は全てゴミと言って良いレベル。
ハズレのガソリンが入っているA3:こちらも、同様。

XC60と同等の出来で、次期XC90が出てくるなら、私はXC90を購入します。
常に、家族全員が乗れる安全な車は欲しています。(子供4人)
個人的にはSUVは反対派です。
山に行くという用途があるなら、選ぶべきはディスコ3の中古。
輸入車はいろいろな意味でマズイなら、小さめのランクル。

その4:中国とボルボ

ボルボ240

今、ボルボを語るときに避けて通れないのがフォードから中国に親会社が移るという話です。

←1996年に購入。
初めて購入した、240です。
この写真は'98年頃に撮影されました。
フィルムスキャナーで、Web様の素材としてつくらた画像です。
ここで、何を言いたいかというと・・・

ボルボがフォードに売却された瞬間の出来事を、私はユーザーとして経験しています。
今回も、その時の出来事を当てはめれば、予測出来ると思います。

結論からいくと・・・
「何も、変わらなかった」というのがその時の印象です。
一人の顧客として地元のディーラーと付き合うには何一つ変化はありませんでした。
その後に開発された車両を思い出しても・・・
フォードの大きな影響力を見出すことは出来ません。
恐らく、ボルボのままでも、現在のラインアップとはそれほど変わらない車がショールームには並んでいることでしょう。

フォードからアジア系というのは既にサンプルがあります。
ランドローバーとジャガーです。
この二つのブランドも、売却後の変化は何もありません。
ジャガーに至ってはモデル構成に大きな変化がありましたがこれは売却前にフォードが仕込んだこと。
それも、良い方向に変わった変化。
ランドローバーに関しては・・・何も変わっていないように感じますが・・・どう思いますか?

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