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			社員から・・・「BMW ぶつけちゃいました・・・」の報告がありました。
			
			春の段階でリースアップの為、手放すことを検討していたBMW 116です。
			その後2年間のリース延長となり、社用車として残ってました。
			その時の記事では軽く触れただけだったのですがこの車はエアバックが開くくらいの事故を起こしています。
			それなので・・・キズが増えたことはショックでは無かったのです。
			春の段階で売却に至らなかったのは事故に起因する値落ちに寄るところが大きかったのです。
			キチンとなおってるんです。
			私が徹底的にディーラーと戦いましたので・・・(詳しくはこのページの下部にて)
		
 
			
			自動車の板金修理などに詳しい方ならわかると思いますが修理で嫌な場所の一つがリアフェンダーです。
			最悪の場合は大きな面積の切り貼りが発生します。
			←このくらいなら、パテ盛りで行けそうです。
			リアバンパーは交換になるでしょうから触れません。
			
			なお、今回の修理にて全体の50%の面積がリペイントされることになります。
			ある意味・・・凄い車です。
		
			このBMWは2年以上前。つまり、ブログもどきをはじめる前に大きな自損事故を起こしています。
			新車購入から半年程度。
			電信柱に正面から入り、修理代は200万円弱に及ぶような事故でした。
			今なら(購入から3年経過)全損となる金額です。
			
			この修理の為に正規ディーラーに入庫させました。
			修理には約1ヶ月を必要としました。(事故の規模を考えれば当然の時間)
			戻ってきた車両をチェックしたところ・・・
			酷すぎたのです。
			100点満点の採点で50点。
			正規ディーラーに望む結果としてはお粗末としか言えない内容でした。
			私はこの116が初めてのBMWでした。
			十分に量をこなしている地元ディーラーなので、大丈夫だろうと決めすぎていました。
			素人(社員)に、簡単に説明をすれば一目瞭然というレベルです。
			私も、自身の車をオールペンするような人間です。
			最低限の塗装の知識はあるのですが・・・
			入社半年の人間に任せたのですが?というレベルでした。
			
			この手直し(事実上、該当部分の塗装の全てをやり直し)を交渉するために、ディーラーに向かいました。
			フロントマンは・・・「当社のチェックを通っているので問題なし」とのコメントです。
			もちろん、戦いました。
			周囲にはメカニックが5名程度遠巻きに観察。
			相手は素人の私が一人。
			普通なら、勝負になりません。
			泣き寝入りする気は無かったので、徹底的にやらさせてもらいました。
			その場で、可能な限り具体的に指摘出来る「アラ」を見つけました。
			塗膜は、「完全にガンが合っていません」
			これをサービスマンに・・・教えていました。
			少なくとも、この時点までサービスマンは塗装については素人の私に劣る知識しかありませんでした。
			現場でじっくりと話したところ・・・
			「それでは外注と直接話し合いましょう」というところまで、持ってきました。
			
			この後に話し合った外注の社長さんがくせ者でした。
			基本的には「ウチは悪くない」というスタンスです。
			サービスマンはこの段階では「今回の修理内容には問題がある」という認識に変わっています。
			結果としては塗装を剥離(剥離剤を使わずに研磨にて)し、該当箇所をリペイントという事で話はまとまりました。
			この時に、BMWに対して2つの新しい発見がありました。
			
			その後、323(その時点の、イヤーモデル)を代車にし1ヶ月ほど、手直し修理を行いました。
			その結果・・・65点と言えるところまでは治りました。
			まだ、素人(会社の社員)でも、再塗装ヶ所の指摘ができるレベルです。
			しかし・・・2ヶ月の時間をかけての結果ですので、これ以上の改善は望めないという判断です。
			なお、私の採点が辛いわけではありません。
			友人のFC3Sが地元の板金工場に、同じクラスの事故で入りました。
			その時の、私の評価は100点満点中80点の評価です。修理代を考慮すると、95点が付けられました。
			なお、P1800のリペイントをプロに任せる場合はこの工場に入れる予定です。
			
			今回の修理も、同じディーラーに入れます。
			即ち・・・同じ外注が修理することになります。
			
			あの社長さんは私の事を覚えているのかな・・・
			ブログもどきのネタが増えないことを祈ります