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ボルボXC90の真実

数年前に乗っていたXC90

←2005年1月1日撮影。
場所は自動車雑誌などでお馴染みの富士五湖の西湖。

初代XC90の発表直後にボルボXC90を三ヶ月ほど乗っていました。
「7人乗れて」「安全な車」
この二つの条件をクリアー出来る数少ない選択肢と言うことと、エクステリアデザインが気に入ったことからです。
この車に接する前は、「旧車専門」の車好きでした。
今でも、基本的には、「旧車好き」です。
しかし、社用車を入れ替える際に一般の社員に、「MTの旧車に乗りなさい」とも言えません。
これが、新らしい車の研究を始めたきっかけの車です。
購入する前に徹底的に試乗するという姿勢はこの車の失敗で学びました。

注意 2004年式ボルボXC90 T6限定のコメントです 

このページをご覧頂くのに一つだけ覚えて頂きたいことがあります。
この内容は2004年式のT6に限定しています。
ボルボは基本的には時間共に、「熟成」してくる傾向があります。特に、21世紀以降に関しては強く感じます。
同じモデルでも最初期と末期では乗り味がかなり違ってきます。その際には高年式ほど基本的に良くなると思ってもらって間違いありません。
なお、XC90もこれ以降の年式で、私がネガと感じたことを潰してきています。
最新の3.2Lエンジンには一度じっくりと試乗してみたいと思っています。(再購入の可能性有り)

アウディやBMWなどの最近のドイツ車は最初期物が、「ベスト」と感じるときがあります。
この原因は最初期は本国仕様に近い物をいれて、段々と日本仕様になっていくことに起因していると思います。
私が本国仕様の方を好む傾向にあるので、この様な逆転現象が発生しています。
Fiat(ムルティプラ)は旧顔よりは新顔の方が乗ったときは好ましく感じました。細かいところの設えなどは旧顔の方が優れています。(コストがかかっています)
ムルティプラなら、どちらも好きです。

欠点1:エンジンを吊っている

XC90 T6

850から、V50までのボルボは横置きされたエンジンを上から吊っているのが特徴です。
同じ方式はアルファロメオの156なども採用しています。
横置きFFにおいて衝突時にエンジンを上手く処理しようとすると、この方法に行き着きます。(ボルボは歴史的に「走り」よりも「安全」を選びます)
ただし・・・
この方法は大きな欠点を生みます。
バルクヘッドを経由し、ハンドルにエンジンの振動が入ってきます。
最近はわかりませんが850の時代にはこのブッシュが良く切れていました。
ココが切れると、タダでも悪い850がもっと悪くなります。(私は850のワゴンが大嫌い)

もちろん、この点は購入前に承知していました。
なので・・・その当時には5気筒と6気筒の選択肢があったのですが振動が少ないと思われる6気筒=トップグレードを選択していました。
このプラットフォームは成熟が進んでいた初代S80の物と言うこと知っていたので、「大丈夫だろう」と睨んだのです。
しかし・・・振動が酷かったのです。

こんな事がありました。
打合せの為に、山梨と大阪を日帰りで走ったことがありました。(往復1,000km程度)
ドライバーは私とデザイナーです。
この際に・・・ドライバーは二人とも「手首が痛い」「腰が痛い」(詳しくは後記)と、散々な目に遭いました。
私だけではなく、デザイナーも同様の現象が出てきたので、この車が原因と思っていいでしょう。

あくまで、1日1,000kmの場合です

私のように、1日で1,000kmを頻繁に走る事が無ければ、これは問題ないかもしれません。
別の社員がこの車を1年以上乗りましたが大きなクレームはありませんでした。(気に入っていました)
T6は年数が経過したことから中古での価格が下がってきています。
安全であることは間違いないので、割安なXC90と言えるかもしれません。

欠点2:良くも悪くも、デザイン中心

XC90 T6 コンソール

ボルボのエクステリアデザインはXC90の頃以降から優秀になったと感じています。
XC90・C30などは、「非常にデザインは優秀」と感じています。

ただし・・・
XC90の最初期モデルであるT-6のシートはダメです。

こんな写真しかありませんでした。
座面にツルツルのレザーが貼られています。
乗っていると、おしりが前に滑っていくのです。
これで、疲れてしまいます。
初期物ではベースグレードにすると標準はファブリックシートになるので問題なし。
これ以降のXC90はこの反省点を改善されています。(滑りにくくなっています)

まとめ:今では感謝しています

SUVのリアビュー

私は購入してから三ヶ月で、降りました。
それ以降は社内のデザイナーが1年以上乗りました。
一昨年のA6オールロードクワトロ購入の際に、売却しました。

この車は半年落ちのアプルーブドカーとして購入しました。
ピカピカに磨き上げられて、ショールームに飾られていました。それにやられたワケでは無いのですが「優秀なデザインだな~」と感心し、試乗もせずに衝動買いをしてしまいました。
ある程度のネガは覚悟していますが予想を上回った為に・・・後悔をしました。

下取りは予想した金額よりも、大幅に良かったです。
この点については満点をつけられます。(その後、買い取った店の店頭に半年並んでいましたが・・・)
なお、ネット上では、「燃費が悪い」という書き込みをよく見ますが・・・同年式のX5やレンジローバーなどと比べると優秀です。
2t越えの3Lターボであることは考えれば、良い燃費です。

最近のボルボに感心するところ。細かい改良は直ぐにやってくる

私がネガに感じた、「エンジンの積載方法=ハンドルに微振動」と、「シート=腰痛」については現在のモデルでは共に改善されています。
「エンジンの積載方法」を直ぐにやってきたのには好感が持てます。(これは大事です)
ひと頃のボルボにはこういう所がありませんでした。
XC90は市場にでてから、私と同じネガを訴える顧客が多かったのでしょう。
それに、キッチリと対応が出来ているのは良いことです。

なお・・・XC90がしっかりと良くなれば、再購入の可能性は高いと記しておきます。
7人乗れて、荷室も十分なスペースがあり、安全に手抜きのない希な車です。

これ以降はハズレの車を買わなくなりました

最初期のXC90 T6はハズレの車でした。
見た目とカタログスペックと過去の経験からの旦那買い。
これで大失敗をしました。
これ以降は勝手な思いこみをしないために、キライと感じている車にも積極的に乗ることにしました。
その例が・・・初代AudiTTの購入に繋がりました。
XC90を3ヶ月乗った私は子供が2人いたにも関わらず、AudiTTに乗り換えました。

なお、その当時の私は、「アンチ・Audi」でした。
バブルの頃の80の印象が悪すぎたことと、積載能力が低いワゴン(A4アバント)などが認められずに、「チャラチャラとした車」というイメージを持っていました。
もちろん、TTなどというファッションスポーツカーにはこれっぽっちも興味を持っていませんでした。
ところが・・・しっかりとTTに乗ってみると良かったんです。

その当時からTTを、「空力の良いゴルフⅣ」と社内では呼んでいます。
高速移動が楽で、燃費が良い・・・。しかも、荷物も十分積載出来る(FF限定)。とてもよい実用車です。
小さな子供2人なら、ファミリーカーとしておすすめです。(子供との距離が近い!)
XC90 T6により、大失敗したために、しっかりと試乗するようになった・・・
これは間違いない事実です。
今ではT6に感謝しています。

XC90 T6に乗っている方! これから乗ろうとする方へ

1日に1,000km以上を走るなら、T6は除外してください。
他の車にすべきです。
どうしても、XC90と言うなら2006年モデル以降をおすすめします。V8か、3.2Lですね。
2.5TとT6は例のエンジン積載方法です。
予算の関係で、どうしても2004年前後と言うことなら、ベースグレードを捜してください。(一番安いハズ)

もしも・・・既にオーナーで、振動などに困っているなら・・・
16インチホイールにしましょう。
同乗者からのクレームも減るはずです。

このページをみて、「XC90その物の購入を外そう・・・」と感じた方!
それは少し違います。
ベンツにも、BMWにも、Audiにも、「絶対に買わない方が良い」という車が存在します。
肝心なのは後悔をしないように試乗をすると言うことです。
このクラスの車の購入なら、ディラーでキチンと話をすれば高速道路などの試乗もさせてくれるハズです。
中古車になると、難しいこともありますが。(良心的なお店なら、可能な限り希望に添ってくれるはず)

どのような車でも、欠点はあります。
重要なのは、「買ってから気がつく」か、「買う前に承知している」かです。
例えば・・・私はムルティプラを購入しています。10年前の基本設計のイタリア車です。
「モールが外れる」くらいは当たり前と思って買っているので、腹は立ちません。
だけど・・・新車のクラウンを買って、同じ事が起こったら・・・それは怒ります。

何を捨てて、何を求めるのかですね。

ちなみに、XC90という車は、「家族の安全」を取り、「維持費と、運転の楽しみ」は捨てる車です。
なお・・・ムルティプラで、「そこそこの家族の安全」と、「運転の楽しみ」と、「維持費の安さ」を私は選択しました。
MTしかありませんがよろしかったらお越し下さい。
なお・・・私の嫁は3人目がお腹にいる状態で、MT免許の取得をしてきました・・・
MTと言うことで、踏ん切りがつかないなら、参考としてこの話しをしてあげてください。

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