過去に書きかけの自動車雑誌でアウディの評価が安定しないワケ・その1・自動車雑誌でアウディの評価が安定しないワケ・その2の続編となります。
			Audi A3の振動がガソリンであることが判明した続きです。
			
			問題が出ていたA3はガソリンスタンドを別の場所に切り替えたらウソのように振動が消えました。
			同時にブレーキタッチ・乗り心地・ハンドリングの全てが理想とするA3になってしまいました。
			この時点で、A3の調子を崩したのはガソリンであることが確認できました。
			
今まで、ここまで極端にガソリンで車のイメージが変わることを経験したことがありませんでした。
			この部分はアウディA3スポーツバックオーナー向けの記事となります。
			もしも、あなたが乗っている車が該当し、振動・乗り心地・シフトショックなどで悩んでいたらガソリンスタンドを別の所にしてみましょう。
			出来れば、地域で少し高めで小綺麗なスタンドが良いと思います。
			元売りはどこのメーカーでも構いません。(後記しますがどこの元売りでも該当するスタンドはこの現象がでます)
			
			もしも・・・絶好調!と思っているなら、そのスタンドを大切にしてください。
			旅先などでガソリンを入れた際に車が調子を崩したなら、真っ先にガソリンを疑ってください。
			そして、いつものスタンドでガソリンを満タンにしましょう。
			外れのガソリンを引いてしまった場合も、2回の満タンで元に戻ります。
			
			厄介なのが・・・同じスタンドでも「良いとき」と、「悪いとき」が混ざるスタンドです。
			これも経験しました。環7にある有名な元売り店が該当します。(販売店が特定できない情報のみの公開となります。
			知り合いの方・・・私に、直接聞いてください)
			
			この車に一度だけ試乗したことがあります。
			同じディーラーの試乗車(つまり、振動が出てくるガソリンスタンド)なのですが3.2では特にネガを感じませんでした。
			今ではA6オールロードクワトロで同じエンジンを使っているのでわかるのですがこの3.2エンジンはアウディとしてはガソリンの影響を受けにくいエンジンです。
			といっても、わずかですが影響はでてきますので、2.0TFSIの様に気を使った方が幸せ(本来の味)になれます。
			ちなみに、これは凄く良い車です。
			同じエンジンを積んでいるのですがオールロードクワトロ3.2よりも、こちらの方が上質なエンジンに感じます。
			
			恐らく、A3の設定エンジンでは一番ガソリンの影響を受けにくい車です。
			なにも気にせずにガソリンを入れてください。
			
			一度乗ったときの印象がすこぶる悪かったのです。
			これが車その物が原因なのかガソリンが原因なのか特定出来ませんでした。
			(こんな話ですいません)
			
			アウディA3の調子が崩れるのがガソリンとハッキリしてから、TTでも同様の実験をしてみました。
			すると・・・正解でした。
			TTの微振動はガソリンに起因していました。
			A3 2.0TFSIが振動しないガソリンスタンドではTTも問題なしです。
			
			このハッキリとした確証をもって、ガソリン元売りにクレームを出してみました。
			すると・・・
			ガソリン元売りからの正式回答は「問題なし」との回答。
			1社の回答では納得出来なかっ為、2社に同様の事をしたのですが2社共に同じ回答です。
			共に成分分析をした上で回答を頂けました。
			1社(仮にB社とします)は私が立ち会いの元でサンプル採取。立ち会い検査があるとわかった上で中身を換えられるのが嫌だったので、振動が出ている状態時にガソリンタンクから抜いたガソリンも検査して頂きました。
			
ここまでやって・・・問題なしとの回答を頂いています。
			振動が出るという事実はありますがガソリン元売りメーカー的には問題なしという答えしか出てこないことがわかりました。
			なお、この時の対応でB社にはとても良いイメージを持っています。(ネガな事も書いているので公表できないのが残念)
			
			現行のアウディ・BMWなどを会社の敷地内に揃えているので、様々な実験が出来ます。
			地元のスタンドで、どこが「出て」、どこが「出ない」のかがわかってきました。
			TTにディラーのサービスマン(以下:S)同乗で、ガソリンによる振動を確認して頂きました。
			
私:それではガソリンを入れに行きましょう! 乗ってください。
S:よろしくお願いします。
私:どうですか?振動はでていますか?
S:無いようですね。
私:そうですね。好調です。(10分程度走って問題のスタンドに到着)
私:それでは満タンにしましょう。(エンジンはかけたまま、2割程度残っていタンクにハイオクを満タンに)
S:あ~ 出てきました。
私:わかって頂けましたか?(その後ディーラーに戻る)
			私の担当サービスマンには振動の原因をわかって頂けました。
			ここに行き着くまでにはエアマスセンサーの交換など一通りのチェックと交換をしていただいていました。
			手間をかけたのですが「ガソリンが原因」という不思議な着地点になってしまいました。
			本当はA3で、この実験をしたかったのですがオーナーから、「お願いだからやめてください」と強く言われたため、現象が弱く出てくるTTにての実験となりました。
			
			このTTはその後もかわりません。
			県外などに出張してハズレのガソリンを引くと振動してきます。
			500km程度走ると、振動している状態では明らかに疲れが違ってしまいます。
			県外では、「高めのガソリン販売店を探す」などという事になっています。
			TTもA3もガソリンがあっていれば良い車です。
			
 
			
			ここまで読んで、「神経質なヤツじゃないのか?」「クレーマーじゃないのか?」と思った方がいませんか?
			私も、このページを2年前に読んだなら同様に思いました。
			実際に様々な車で、実験をした上でこの答えを探し出しました。(しかも、半ば公認です)
			
私が神経質じゃないかも? と思えるような事例を一つ紹介します。
			←フィアットムルティプラです。
			カタログ上は「ハイオク指定」です。
			このムルティプラをA3では振動が出まくるスタンドでいつも入れています。
			しかも・・・レギュラーです。
			これで、私が神経質過ぎるワケでないとわかって頂けたでしょうか?
			
2011年8月22日加筆:現在はハイオクを入れています。
			問題のスタンドで、振動が出てくるのはアウディのみです。
			以下の車は問題が無いことを確認しました。
			BMW=116、323(E90)
			ボルボ=XC90・T6、240全般、P1800
			フィアット=ムルティプラ
			
			今のところ振動を確認出来たのは以下となります。
			A3 2.0TFSI=もっとも酷い
			TT 1.8T=出てくる。通勤などの用途なら問題なし
			A6 オールロードクワトロ=微妙に出てくる。鈍感な人なら気が付かない程度
		
			'07/08/30 自動車雑誌でAudiの評価が安定しないワケ その1
			'07/09/10 自動車雑誌でAudiの評価が安定しないワケ その2
			'07/10/11 自動車雑誌でAudiの評価が安定しないワケ その3
			'07/10/12 自動車雑誌でAudiの評価が安定しないワケ その4