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			会社には・・・ご覧のように沢山のタイヤのストックがあります。
			
さて、スタッドレスの安全性という本題に入ります。
			一般的に、「良いスタッドレス」とされるのは、「氷雪性能」を中心に語られます。
			北海道や東北地域の日本海側なら、確かに、その通りです。
			
何よりも氷雪性能を重視するべきと私も思います。
			これが関東になると・・・少し話は違ってきます。
			私の住む山梨でも、スタッドレスを全く必要としないシーズンが多くなってきました。('07シーズン)
			確実に温暖化の影響からスタッドレスの出番は無くなってきています。
			事実・・・昨年はムルティプラ(普段の車)にスタッドレスを購入しませんでした。
			ガレージにはソットゼロを履いたオールロードクワトロがあったので・・・
			
私のスタッドレスに関する考え方はいつもどおり・・・偏っています。
			ただし・・・この偏った考えが数年後はスタンダードになることが多いのも事実です。
			私の考えるスタッドレスの安全性について書いていきます。
		
 
			
			このタイヤはA6 オールロードクワトロ用に昨年購入した、ピレリのソットゼロです。
			私の知る限り、もっとも氷雪性能の低いスタッドレスです。
			このパターンを見てください!
			完全に夏タイヤです。しかも・・・ウェット重視の・・・
			コンパウンドは常温でもガチガチです。(もちろん、新品を購入)
			サイブも特に凝っていません。
			ほとんど夏タイヤと言っていい、スタッドレスタイヤです。
			事実・・・オールロードクワトロの純正タイヤから、このスタッドレスに履き替えると・・・ドライ路面ではこのタイヤの方がハンドリングが良くなります。
		
			この車の用途は90%が全国の撮影。10%が都内の打合せです。
			撮影には全国を飛びまります。
			このページを書いている12/13現在・・・
			明後日は群馬に行きます。(往復400km程度)
			来週は福岡の撮影が入っています。(往復2,000km以上)
			先ほど、青森の撮影の問い合わせがありました。(往復1,600km以上)
			こんな日常です。
			この走行パターンの場合、走行距離の90%は高速道路と言うことなります。
			撮影は時としてスキー場や、雪山での調査撮影の場合もあります。
			こうやって書いてみると・・・タイヤメーカーのテストの様な過酷な条件ですね。
			
			さて、日常的にこの距離を走っていると、どの場所で事故が起こりやすいか?が見えてきます。
			それは・・・雨の高速道路です。
			凍った一般道も確かに怖いのでが死亡事故にまではなりません。(この点は車の衝突安全性能でケアという考え)
			私の走行パターンでもっとも死亡事故に繋がる可能性があるのがスタッドレスを履いた雨の高速道路なのです。
			
ウェット性能 > ドライブレーキ性能 > 雪上性能 > 耐摩耗性 > 氷上性能 > 快適性
この並びが私の求めるスタッドレスです。
スタッドレスタイヤと夏タイヤはどちらが雨に強いか?
			私はこの質問を使うことがあります。(車好き以外に)
			ほとんどの方が「スタッドレス」と答えます。
			雪に強いから雨にも強いだろうと言うのがその方々の言い分です。
			
			さて、ネットの掲示板などでも、スタッドレスはウェットに弱いと書かれることから、このページをご覧頂いている方はそんなことは知っているでしょう。
			それでは以下の質問をします。
			
あなたの車は雨の高速道路で時速100kmから何メートルで止まれますか?
			これを答えられる(試したことがある)方は希でしょう。
			答えられる方なら・・・私と同じ選択をしているはずです。
			
			雪上と氷上の性能の差はドライバーである程度は消化できます。
			特に雪上性能に至ってはゼロに近いと言っても良いほどです。
			昨年も、雪・氷、共に経験しましたが雪に関してはソットゼロでも何も問題なしでした。
			また、仮に事故に至っても、絶対的な速度が低いことから惨事にはならないでしょう。
			
			ところが・・・冬の雨の高速道路。周囲の速度と同じ(時速100km)で走る。
			そこで、前で事故が始まると・・・
			タイヤの性能低下は事故に直結します。
			良くなってきたとは言え、スタッドレスのウェット性能はまだまだです。
			関東圏の多くのドライバーは雪や氷よりも雨の頻度の方が高いはずです。
			もちろん、ドライはもっと多くなります。
			スタッドレスと言えば、「氷」という考えから、一歩踏み出しても良いのではないかと・・・感じています。
		
			ソットゼロの様な、極端に氷雪性能を無視するスタッドレスの採用には注意が必要です。
			もちろん、唯一の欠点である「氷」への対応です。
			ここさえクリアーできれば、ソットゼロは良いタイヤです。
			仮に・・・私が普通のサラリーマンだとしても、このタイヤを購入しています。
			もしも、北海道に住んでいるなら・・・X-ICEなどを購入することでしょう。
			どちらにしても、極端に「氷」に的を絞ったスタッドレスは採用しません。
			
			もしも、ソットゼロで迷ってこのページに来たのなら・・・
			ソットゼロで間違いなしです。氷には多少弱い程度です。
		
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