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			この4年で、初めて普通の車を買いました。
			「ボルボのクーペと言うだけで普通じゃない」と言う意見は却下します。
			現行モデルのガソリンエンジン+AT車は全て普通の車です。
			(ブログもどき的には)
			
			ブログもどきの最初の記事は'07/08/01 VOLVO C30 初試乗から始まっています。
			そこでも述べていましたがC30はデビュー前から目を付けていました。
			その後も「いつかは買うと思います」と頻繁にブログもどきには記していました。
			何度かC30に試乗している際に、比べるのは'06年 アウディ・A3(2.0TFSI)['06]であり、'05年 BMW・116['05]でした。
			普段のゲタは名車と思われる'06年 フィアット・ムルティプラ['04]です。
			これらの出来の良いヨーロッパ車と比べると、心底欲しくなる車ではなかったことが買っていなかった理由です。
			
			社用車を入れ替えると決めてから(2009年の年末)、試乗をスタートさせました。
			丁度、P1800の入替とダブっていた時期なので、「これは!」と思う車以外はページを書いていなかったのです。
			入替の対象はA3か1シリーズ。
			メインのドライバーは20代男性。
			現在の116オーナーです。
			
			候補として考えていたのは・・・
			
			・レクサスIS(過去に試乗した際の印象が良い)
			・BMW3シリーズ(中古車が安い)
			・AudiA4セダン(ピンポイントで2Lのクワトロ)
			・シトロエンC4ピカソ(これも過去に好印象)
			・オデッセイ・アブソルート(出来の良さは2009年最大サプライズ)
			・ボルボV70ノルディック(新車がバーゲン価格)
			
			
			このリストを見ると・・・
			無茶苦茶ですね。
			一見、関連性は何も内容にみえます。
			つながっている事というと・・・「どの車も、まとも」と言えることです。
			「まとも」だけを考えると、アウディA3 1.4TFSIなども候補にできるのですが同じモデルの上級グレードから下級グレードに乗り換える理由がありません。
			なによりも、メインのドライバーが頭の重いアウディを嫌っているので、この選択肢はありません。
			なぜ、A4が候補にあるのか・・・
			あれは先代よりも頭が軽いからです。
			ペタル回りに起因するネガも・・・私がメインドライバーではないので、無視出来ます。
		
 
			
			ボルボP1800の関係から、ボルボのディーラーには昨年末に良く出かけていました。
			上記の試乗は結果として、ボルボ(V70)からスタートしたのです。
			
			その時の試乗に含まれたのが・・・
			ボルボC30 R-designだったのです。
			いままで、内緒にしていたのですが・・・
			これがすこぶる良かったのです。
			一般道と仮定すると直接ライバルとなるA3や1シリーズでは快適性とハンドリングのバランスで勝負になりません。
			ボルボが・・・BMWにハンドリング面で勝っているのです。
			これは私の中で、この10年で最大の珍事でした。
			C30はデビュー当時から、T5もベースグレードも試乗を行っていました。
			その時の結論は「運転席は楽しい場所ではない」という結論でした。
			同乗者の目線で見れば、C30の圧勝。(乗ってしまえば)
			しかし、ハンドリングはドイツ車に大きく水を空けられているというのが正直な感想でした。
			
			しかし・・・
			ボルボC30 R-designは違ったのです。
			欠点はわずかに感じることが出来るハンドル中立付近の不感帯。
			そしてクーペであること。
			これのみです。
		
 
			
			←納車時に撮影。
			手前(オレンジ色)がビッグマイナーチェンジ実施車。
			後(黒)が購入車のマイナー前。
			
			過去に購入しているのはデビューから1年以内の新車が多い傾向があります。
			これは5年乗っても寂しくならないことが社用車の購入動機のひとつだからです。
			お掛けで、売却が決まった116も5年間経っても現行のままです。
			
			以上の、「新型車をデビュー当時に買う」という法則が今回は当てはまりません。
			購入直後のマイナーを待ってからがいつもの購入の流れです。
			C30は勝手に息の長いモデルになるのではと睨んでいるので、デビュー3年経過でも購入対象となってきます。
			都内のアウディの様に路上に溢れることもなさそうなので・・・長く乗ると言う点で安心出来ます。
			
			今回、マイナー前の1年半オチ中古車のR-designとした理由は購入した現車の組み合わせにありました。
			
			・R-design専用の足回り
			・17インチのホイール
			・2.4L NAエンジン
			
			
			国内販売されるC30のマイナー後には悲しいお知らせがあります。
			グレードは2種類に整理されます。
			2.0Lパワーシフトのベース車とT5のR-design(18インチ標準)です。
			
			何を言いたいかというと・・・
			R-designの足回りは必要。しかもホイールは17インチ希望。エンジンはT5までは要らない・・・
			ミッションはDSGで懲りたので普通のトルコンで!
			この条件をクリアするのはマイナー前のR-designの2.4LのNAエンジングレードのみだったのです。
			
エンジンは非力で、足回りはしっかり。
			私がメインではなく、若い社員がメインの社用車です。
			マイナー後のベースグレードでは足回りの点から積極的には・・・
			T5のホイールが17インチなら、新車の可能性もありました。
			
結局は中古しか欲しい組み合わせが無かったのです。
 
			←A3はお出かけ中だったので、変わりにA6。
			ブログもどきをご覧頂いてる方はCセグに興味がある方が多いと思います。(輸入車の基本)
			Cセグの2010年現在の2大巨塔はBMW1シリーズとAudiA3と言ってイイでしょう。
			その2台を同時所有しているという、強い説得力の元でC30も絡めて述べてみます。
			注意点としては・・・
			BMW116は17インチPP2装着。
			AudiA3は17インチスポコン2装着。
			C30は17インチスポコン2装着。
			ARQはパイロットHP装着。
			タイヤは快適系を装着しているという条件下の比較になります。
		
| BMW 116 | Audi A3 2.0TFSI | VOLVO C30 R-design2.4 | Audi A6オールロードクワトロ | |
| 車両価格 | 約300円 | 約390万円 (+レザーシート40万) | 約380万 | 約850万 | 
| エンジン | 1.6NA | 2.0ターボ | 2.4NA | 3.2NA | 
| 一般道 ハンドリング 通常速度 | 85点 (50点) | 25~70点 | 80点 | 60点 (45点) | 
| 一般道 ハンドリング 限界走行 | 70点 (65点) | 90点 | 85点 | 85点 (95点) | 
| 高速道路 ハンドリング 通常速度 | 60点 (55点) | 30~55点 | 65点 | 98点 (70点) | 
| 高速道路 ハンドリング 一生懸命 | ??経験無し | 70点 | ??経験無し | 70点 (85点) | 
| 一般道 快適性(運転席) | 60点 | 55点 | 80点 | 90点 (75点) | 
| 一般道 快適性(助手席) | 50点 | 30~55点 | 60点 | 95点 (80点) | 
| 一般道 快適性(セカンドシート) | 65点 | 55点 | 85点 | 55点 | 
| 耐久性 | 70点 | 25点 | 未知数 | 90点 | 
| 燃費 一般道 | ??経験無し | 85点 | 60点 | 50点 | 
| 燃費 高速道路 | ??経験無し | 55点 | 未知数 | 80点 | 
| 渋滞対応 | 50点 | 15~30点 | 65点 | 70点 | 
			※BMW116カッコの数値は新車時の評価(ランフラット16インチ装着。5万km走っても普通のタイヤの方が評価が高い)
			※A6オールロードクワトロのカッコの数値は新車装着タイヤ(ダンロップ SP SPORTS)にての評価)
			
			この表をつくると、自分が所有してる車の傾向がハッキリとわかります。
			116は好ましいハンドリングと大きな欠点が無いことが特徴。
			A3 2.0TFSIは実はスポーツカー。(ある意味、S3よりも過激)
			C30はやはりドイツCセグと戦える力あり。
			A6オールロードクワトロはやはり「つまらない」以外は何も欠点無し。
			
			本題のC30 R-design2.4 から・・・
			ハンドリングに関してはスポーツグレードのA3に勝ります。
			BMWとの比較はご趣味で選んでくださいとなります。
			太めのハンドルから入ってくる路面状況は限りなく「ゼロ」
			生粋のBMW乗りの方は馴染めません。
			ハンドルの重さは116(重い)とA6(極めて軽い)の中間程度。
			好ましい重さです。
			
			意外なのが限界付近まで攻め込んだ方が「良くなる」事。
			キッチリと荷重がかかると、「路面のインフォメーション伝え」「鼻先が軽く」なってきます。
			ここが今回のポイント!
			この、攻め込むと好転するという特性は普通のボルボに無い感覚なのです。
			社員がBMWから乗り換える車としてC30を選んだ最大の理由がここにあります。
			これがベースグレードのC30には無い美点です。
			欠点は・・・
			過激な空力パーツに起因する、最低地上高の低さに起因する使い勝手の悪さ。(ここは良しとする人も・・・)
			2.4Lに起因する燃費(想像していたよりも、良いけど)。
			高速道路では不感帯が増える(ここでボルボに乗っていることに気が付く。つまり、長距離で疲れない)
			全てがバランス良く合格点だったから。
			これがC30 R-design2.4の購入動機です。
			
			BMW116について。
			これは意外な発見がありました。
			新車よりも、現在の方が好印象です。
			走行距離は5万km。
			オーナーがキッチリと踏んでいた事が車の状態からも伝わってきます。
			既に、売却先が決まっていますが・・・
			「この金額(○5万円)なら、欲しいぞ・・・」になりました。
			ヤレも全くなし。
			ただし・・・BMWはオーナーさんによって腐ることもある物件です。
			購入には注意が必要です。
			
			Audi A3 2.0TFSI
			これは残念さんです。
			昨年の車検の際にも記していますが味が落ちるのが早すぎます。
			116がしっかりとしてるのと対照的です。
			「アウディはA6以上」が正解。
			一般的に「A4以上」とされる言葉ですが先代のA4などに良いイメージがまったく無いので、A6以上とさせていただきました。
			なお、左ハンドルならA4も有り(今どき珍しい・・・)
			なお、A3の評価に幅があるのはガソリンを外した時のダメージが大きすぎる為。
			くたびれてきた、最近のA3でガソリンを外すと・・・軽自動車以下の車になってしまいます。
			A3は早く処分したいな・・・
			
			Audi A6オールロードクワトロ
			これは困った車なんです。
			乗っていると、楽しくは無いんです。
			しかし、これから降りるとどんな車も不満になります。
			今のオーナー(20代女性)が文句を言ってます。
			この車の唯一と言って良い欠点はセカンドシート。
			格下となるA3のシートよりも劣るのは問題です。
			ここで、「ダメ」としているのはあくまでセカンドシート。
			フロントシートは最上級クラス。
			走行10万kmを超えて、さらに絶好調!
			予定通りの耐久性です。