T1Nとレインボースター　タイヤサイズについて

この時期(12月)の、事務所の風物詩。
スタッドレス交換が始まりました。
事務所の玄関前で、社用車のタイヤ交換を行っています。
基本的には管理している社員が行っています。(女性社員を除く)

今回のお題。
・T1Nの15インチタイヤの選択肢が狭まる
・レインボースター312Dの履き替えタイヤサイズの検討

欧州商用車(メルセデス・ベンツ　スプリンター)と、そのアメリカンカスタム(レインボースター)。
マイナー車のタイヤ選びの覚え書きになります。

225/70R15(696mm)　ミシュランスタッドレスからサイズが無くなる

この時にスタッドレスタイヤが1本ダメになりました。
2シーズンを経過していますが冬期は空撮仕事が少なめになることから、走行距離は少なめ。
残の3本は交換の必要性を感じていませんでした。

今回は1本の購入で凌ごうと考えていたのですが・・・

225/70R15のミシュランスタッドレスは廃盤になりました！

T1Nのタイヤサイズを様々試してきましたが15インチは225/70R15がベストであるという結論に至っています。
(あくまで、私の場合)

基本的にはミシュラン以外のスタッドレスを装着する気にはなれません。
・極端な氷雪重視スタッドレスはウエット・ドライが怖い。
・安すぎるタイヤは根本的に信用できない。
・過去にミシュランスタッドレスに失望したことがない。

夏タイヤに関してはこの頃のミシュランが面白くないことから、別ブランドも積極的に試しています。
現に・・・P1800Eに履いているのはコンチとピレリです。
なお、後輪に履いているP6は1年1万kmで性能がハッキリと落ちてきました。
次のタイヤはP6の線は消しました。

さて・・・
T1Nはミシュランスタッドレスに設定サイズが無くなりました。
そこで、T1Nのホイールはインチアップに踏み切ります。

スタッドレスのインチアップには不安があります。
今までの15インチではチェーン規制が入る様な高速道路での挙動が好ましい物では無いのです。
225/70R15(つまり、緩やかな性格)でも、挙動がシビアなのです。
15インチから16インチなどにインチアップすると、「さらにシビアな特性になるのかも」という心配があります。

具体的には・・・
直進していても、ピクッピクッと、こまめな調整が必要な後輪のスベリが入ってきます。
長期運転ではこれは堪えます。
これは圧雪でもシャーベット状でも同じ。
もちろん、速度を流れに落とせば問題はありません。
しかし・・・
東北道で、地元ナンバーのトラックに付いていけないのは悲しくなります。
なんか、負けたような気がしますから・・・

235/60R15(663mm) レインボースター312Dの純正タイヤサイズの選択肢は極めて少ない

先日納車されたレインボースター312Dのタイヤは恐らく新車装着タイヤ。
13年を経過したアメリカンなタイヤですので・・・

既に腐っています。

この状態で、なぜ車検が通るの？と言う状態ですが・・・
そこには触れずに進みます。

納車直後に、ポータブルナビを接続して、メータの誤差を計測しました。
結果は235/60R15(663mm)で正解。

212D(レインボースター312Dのベース車)とはメーターは違うようです。
デフで調整をしているのか、メーターのみかは不明です。(T1Nには回転計が無いことから)

アメリカ人がメーターや最終変速比まで調整をするほど、きめ細かいとは思えないので、T1N(312D)の標準サイズを履いてみました。
結果としては何も問題なし。
元が212Dですので、225/70R15が純正サイズと思って良いでしょう。

※スペアタイヤはこのサイズであることを確認。

レインボースターの純正サイズ風インチアップ(T1Nの本来のタイヤサイズよりも小さ目)

レインボースター312D純正＝235/60R15(663mm)
このタイヤは新品での購入が困難になってきました。
純正ホイールサイズである15インチからの選択肢は無くなりました。
インチアップが必要です。

取りあえず、腐っているタイヤで2日ほど走りました。(高速は激禁にて)
リジット起因のネガ(ばたつき)は無し。
スプリンター純正の足回りと思っているのですが・・・
アメリカンな部品になっているのでしょうか？(良い意味で)

T1N純正サイズ(225/70R15)ではいつものT1Nでした。
スタビが入ったようにロールが少なくなるのはタイヤ外径が小さいことに起因しているようです。

注意：　以下のレインボースター用のコメントは私の車両用に特化したコメントです。
また、常に様々なタイヤを購入して、マッチングを調べていることからコメントの内容はこれからも変わっていきます。
完全に、自分用のメモです。
車庫の屋根に接触する関係から外径は700mm以下。
ウェット性能・高速安定性・乗り心地重視。
タイヤライフ・ノイズ性能・ドライグリップ軽視。

サイズ	選べるタイヤ　※1	備考
純正 235/60R15 663mm	ピレリP6：￥19,700 デルタROADMAX.RWL(98T)：￥10,100	いつ無くなるかわからないという細い販売数。 2011年現在では16インチ以上から選択するのがスタンダードと思います。
16インチ 215/60R16 664mm	ミシュランXM1(95H)：￥8,700 ミシュランPrimacy HP(99V)：￥12,300 ピレリP6(99H)：￥9,800 ピレリP7(99V)：￥10,150 BSスニーカー(95H)：￥9,100	十分な販売量があることから価格も安め。ロードインデックスが平均的に高い事からも、実務向けタイヤであると思われる。
16インチ 225/60R16 676mm	ミシュランPrimacy LC(98W)：￥13,150 ミシュランPrimacy HP(98W)：￥13,350 ピレリP7(98W)：￥15,400 グッドイヤーNASCAR：￥14,300 コンチネンタルCPC2(98W)：￥18,100	このサイズはピレリの元気がない。ホワイトレター(NASCAR)がある。ちなみに、スタッドレスはこのサイズを購入。
16インチ 225/55R16 654mm	ミシュランPS3(95W)：￥13,900 ミシュランPrimacy HP(95W)：￥15,250 ピレリP6000(95W)：￥9,800 ピレリP7(95V)：￥13,400	供給量は十分。ロードインデックスが低めなのが気になる。(ギリギリの許容範囲か) PS3は17インチ以下で、このサイズがもっともロードインデックスが高い。 95=690kg／99=775kg
16インチ 235/55R16 664mm	GOODYEAR NASCAR.RWL(96S)：￥15,800(売り切れ)	この外径が純正サイズにどんぴしゃ。ただし・・・まともなタイヤは製造されていない様子。ヤフオクは10年落ちの中古タイヤしか売っていない。
17インチ 225/50R17 658mm	ミシュランPS3(94W)：￥18,000 ミシュランPrimacy HP(98Y)：￥19,400 ピレリP7(98Y)：￥16,100	流通量が少ないことから、タイヤの価格が高め。 Gクラスにも設定が無いことからホイールも選択肢無し。(ボア系加工が必要)
17インチ 225/55R17 680mm	ミシュランPrimacy HP(101Y)：￥18,500 ピレリScorpion STR(97H)：￥14,400 ピレリP7(97Y)：￥15,600	ホイールが用意できれば、Primacy HPは非常に魅力的。
18インチ 225/45R18 659mm	ミシュランPS3(95W)：￥24,800 ピレリP ZERO NERO(91W)：￥11,150	PS3に非常に興味がある。ピレリはロードインデックスの関係から候補にはならない。
18インチ 235/45R18 669mm	ミシュランPrimacy HP(98W)：￥24,580 ピレリP ZERO NERO(98Y)：￥15,450	レインボースターの18インチへのインチアップの標準サイズ？ (タイヤ幅同一・外径近似)
18インチ 225/50R18 682mm	ピレリP ZERO NERO(95W)：￥12,200	外径・価格・ロードインデックス共に、私にはバランスが取れているタイヤ。
18インチ 235/50R18 693mm	ミシュランLATITUDE TOUR HP(97V)：￥18,900 ピレリP ZERO NERO as(97W)：￥11,200 グッドイヤーLS2000(97V)：￥10,800	レインボースターとT1Nでタイヤ共用が可能になるサイズ。 225/70R15(693mm)にて、この外径がレインボースターに装着可能であることは確認済み。また、ガレージにもギリギリで入る。
19インチ 255/35R19 661mm	ミシュランPS2(96Y)：￥19,500	装着できるとは思いますがこれ以上は必要ないでしょう。

※1:2010年12月13日　ヤフオクの送料別の価格

タイヤ外径を大きく出来ない ←駐車場問題解決。
225/70R15(693mm)で、ギリギリ入りました。
レインボースターのタイヤも693mmを標準として検討することが可能になりました。
上記の表はローダウンを行うときの参考としてご覧ください。

メルセデス･ベンツT1Nのインチアップ

メルセデス･ベンツT1N312D純正＝225/70R15(693mm)
このタイヤはミシュランのスタッドレス以外は供給量も豊富です。
無理にインチアップをする必要性は低いと思われます。(私の用途では)
オフロードに入らないT1Nなら、18インチという選択肢もありでしょう。

なお、私の所のT1Nは以下のサイズから選択することになります。

サイズ	選べるタイヤ　※1	備考
純正 225/70R15 693mm	ミシュランLATITUDE CROSS(100T)：￥13,100 ピレリScorpion STR(102H)：￥10,150 BFグッドリッチ(100S)：￥10,100	純正サイズではオンロード系の選択肢は一切ありません。オールテレーン(悪路を多少は考慮)が唯一の選択肢です。価格は安め。タイヤは長持ち。高速道路も快適。個人的には推奨サイズ。
16インチ 215/70R16 708mm	ミシュランLATITUDE TOUR HP(100H)：￥10,180 ピレリScorpion STR(99H)：￥9,450 ピレリP7(99V)：￥10,150 グッドイヤーWrangler AT/S(99S)：￥8,900	空撮部の用途(荷物軽め・林道も走る)ではここが現実的な選択肢。道具として選ぶならこのサイズ。ミシュランもピレリも優秀なタイヤが安い！スタッドレス(XI2)はこのサイズを購入済み。
16インチ 235/60R16 688mm	ミシュランPP2：￥16,050 ミシュランLATITUDE TOUR HP(100H)：￥15,900 ピレリScorpion STR：￥14,150	レインボースター用の16インチではこのサイズのLATITUDE TOUR HPがベストと思えます。総合性能と価格のバランスは抜きに出ていると思われます。
16インチ 225/65R16 699mm	アジアン系タイヤ：￥7,190	サイズ的にはベスト！しかし、まともに流通はしてません。
18インチ 225/50R18 682mm	ピレリP ZERO NERO(95W)：￥12,200	このサイズは乗用車的なタイヤしか設定無し。T1Nには不要のサイズ。
18インチ 235/45R18 669mm	ミシュランPrimacy HP(98W)：￥24,580 ピレリP ZERO NERO(98Y)：￥15,450	T1Nには特にメリットがないサイズ。
18インチ 235/50R18 693mm	ミシュランPrimacy LC(100V)：￥14,650 ミシュランLATITUDE TOUR HP(100H)：￥18,900 ピレリP ZERO NERO(97W) 220 AA A：￥11,200 ピレリScorpion Zero Asimmetrico：￥16,600 ピレリScorpion STR(97H)：￥16,700 BS Playz PZ-X：￥17,400 コンチネンタルUHP：￥24,700	実は外径がドンピシャ。ピレリP ZERO NERO(97W)が妙に安い。意外とタイヤは高くないというのが18インチの感想。流通量が豊富ということは将来的も安心。乗用系もSUV系もタイヤが用意されているという不思議なサイズ。

いつもの事ですがページを起こすと自分の勉強になります。
15インチのタイヤの選択肢が無くなってきたことからのインチアップ計画は始まりました。
順当に行けば、16インチの中から215～235の幅の中で693mm前後の外径タイヤを装着するのが本道です。
15インチの鉄ホイールからの履き替えなら、デメリットよりもメリットが勝るインチアップです。

16インチへのインチアップで困るのはタイヤの選択。
程よい外径で、程よい太さが見つかりません。
私の312Dはハイギヤード化の観点から225/75R15(719mm)を2年間履いています。
この2年の最適化でエンジン音は落とせたので、純正外径に戻す方向に動くことになります。

そこで、215/70R16(708mm)が候補に上がります。
このサイズはT1Nに装着できるSUV用XI2(現行ミシュランスタッドレス)の数少ない設定サイズ。
夏も冬も、このサイズにするというメリットは十分あると思います。
タイヤ幅が狭いことから、リム幅は7インチ以下が好ましいと思えます。
Gクラスからのホイール転用の際には注意が必要なポイントです。

私の所のレインボースターに限っての話になります。
235/60R16(688mm)
ガレージの屋根の関係から、このサイズが都合が良い。
235幅で、LATITUDE TOUR HPの設定もある。
16インチからの選択なら、私にはコレしかありません。(重ね重ね、私のレインボースターの場合)

試したいのは235/50R18(693mm)ピレリP ZERO NERO(97W)
このタイヤで山岳高速を試して見たい・・・
ここ数年は乗用車用のピレリには良いイメージがあることから、試して見たい組み合わせ・・・
T1Nでの装着保証を行えば、引き取り手も容易に見つかるとも思えます。
レインボーターは長距離移動専用のミニバンという社内での位置づけです。
このコンセプトにも合うタイヤかもしれません。

覚え書き

T1N 312D
前前軸重1240kg
後後軸重1310kg
車両総重量 2935kg(1本734kg)

点検整備項目【別紙】
タイヤの空気圧(前輪)：2.75kg/cm2
タイヤの空気圧(後輪)：4.5kg/cm2
タイヤの空気圧(スペア)：5.0kg/cm2

レインボースター312D
前前軸重1250kg
後後軸重1130kg
車両総重量 2765kg(1本692kg)
LI98 2.3bar(700kg)
LI99 2.2bar(700kg)
LI100 2.1bar(700kg)

T1Nは架装車なども多いことから、車ごとの空気圧ポリシーが必要です。
私はヘリウムガスの輸送(312D)と乗用車(レインボースター)ですのでT1N多くのユーザーよりも空気圧は下げる方向で考えることになります。
このページは参考程度にご覧ください。

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225/70R15(696mm) ミシュランスタッドレスからサイズが無くなる