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T1Nにて燃料切れ。その後に接触事故 事故シリーズ3/3

T1N仕事中

2008年7月24日
愛知県内某所

この日は空撮の仕事でメルセデスT1Nに乗っていました。
前回の事故も愛知県内ですが・・・
今回もです。
あくまで偶然です。

←事故の跡
こちら(メルセデスT1N)はこの程度のキズです。
言われても・・・気が付きません。
コンパウンドで擦って修理完了です。
被害者の車は・・・グリル・ボンネット・左フェンダー・ライト・バンパーまで被害が及んでいます。
自走は出来ますが相当な修理代です。(保険適用)
ちなみに・・・
はじめて任意保険を使いました。
免許を取って約20年。走行距離は・・・100万kmを超えていると思われます。
免許の色は「青」ですが大きな事故はやっていませんでした。
少し、くやしいです。

事故の流れ

1):交差点を右折直後の軽い上り坂でエンジンストップ(交差点から5m)
 |
2):ドライバー交代。運転手だったカメラマンを誘導役として降ろす
 |
3):ニュートラルギアにて後退
 |
4):交差点内に進入していた車両と接触
 |
5):終了

反省会

悔やんでも時間は戻りません。
私は性分で、グスグスと悩むことをしないことにしています。(前回の文章を、そのままコピー・・・)

今回の事故は特殊な条件が揃って発生しています。
防ごうとしても・・・自分では防げない。(自分で運転していれば防げる事故)です。

主役はいつも同行しているカメラマンになります。
その許可をもらい(陰口は良くないので)、全容を書きます。
あまり参考にならないと思いますが・・・ ネタにはなります。

1):交差点を右折直後の軽い上り坂でエンジンストップ(交差点から5m)

これが無ければ、今回の事故はありません。
つまり・・・ 私が運転をしている場合はあり得ない事故なのです。

ご存じの方も多いと思いますが古いディーゼルエンジンはガス欠を起こすと燃料を補給しても復活しません。
エアーを抜く必要があります。
18年ほど前の話です。
ランクル40(ディーゼル)に乗っていた私は山の中で燃料切れを起こしてしまいました。
タンクには1/5は残っていたのですが斜度20%位の坂道で燃料がいかなくなってしまったようです。
「燃料切れは危険」という知識はあったので、燃料の予備は20Lを持っていました。
その燃料を入れてもエンジンは掛からず・・・一番近い民家には20kmくらい離れている。携帯なども持っていない。
ちょっとした遭難ですね。(詳しくはまた)

この経験があったため、T1Nの導入時にカメラマンには・・・
「絶対に燃料切れは起こさないでください」と警告していました。
それにも関わらず燃料切れを招いたカメラマンの責任は大きいと言えます。

私は燃料切れを起こす150kmほど手前まで運転をしていました。
その時には警告ランプなどは点いていなかったのですが運転を交代してから警告ランプが点灯するまで燃料が減ってきたようです。
高速から降りてから燃料補給のチャンスはあったはずなのですが・・・
問題の交差点までは緩やかな上り坂(この時点で、「ゴボッ」が始まる)
交差点を右折すると、3%程度の上り坂に。この時点でエンジンストップ。

反省会を行っても、この点については私の過失は、「ゼロ」
カメラマンは普段はA6オールロードに乗っています。
この車はランプが点いてから粘るので・・・それと同じ感覚で接したのでしょうね。
郷には入れば郷に従え。メルセデスの世界に合わせる必要があります。

2):ドライバー交代。運転手だったカメラマンを誘導役として降ろす

車が止まったのは交差点直後です。
私は、「ゴボッ」の瞬間に助手席から、交差点内の車の位置と信号のタイミングを確かめました。
「今なら、惰力で交差点から逃げられる」と判断し、カメラマンに誘導をするようにと運転席から降ろしました。
全長6mちかくの、燃料切れを起こしたT1Nです。
動かすにはリスクを伴うので・・・運転手交代です。(通常時も狭いところなどは私が運転) この段階で判断ミスと呼べるかもしれない決断をしています。
交差点の近くでも、そのまま車を放置するという判断を行えば、事故は発生していません。
「迷惑にならない」を取るか、「自身の保身」を取るかで・・・
私は前者を選択しました。
この判断については今でも「正しい判断」を行ったと思います。
他の事故現場などでも、自走出来る状態にもかかわらず「頑なにその場に留まる」車は渋滞を呼び込むだけなので良くないと考えています。
仮に・・・私が一人で同じ状態になったのならば、その場に留まりました。
後方視界を潰されたT1Nにて、エンジンを切っての後退は危険すぎます。

3):ニュートラルギアにて後退)

燃料切れ寸前で交差点内の車両位置関係と信号のタイミングを見ておきました。
右折のタイミングは信号切替のタイミングであったため数秒しか経過していない状態では真後ろには車がいないはずです。
ニュートラルにいれて、左右ミラー確認後にハザードを出した状態でバック開始です。
リアモニターはリバースギアに入っていないために使えません。
後方視界は大型バルーンを積んでいるためダメです。
頼りは下車しているカメラマンからの指示です。
「ゆっくりと」行きたいのですが惰力で大通りまで戻らないといけません。ブレーキ・ハンドル共にサポートが切れた状態です。
泣きそうな・・・状態ですね。
時間は9時頃だったため交通量は程々です。
チャンスを逃すと動けなくなるという判断は正しいと言えます。

4):交差点内に進入していた車両と接触

3mほど下がったでしょうか・・・
「ボコッ」と交差点内に入っていた車に当たって終了です。
「カメラマンからの指示無し」「交差点内の車両からもアピール無し」・・・悲しいですね。
法的には私が100%悪い条件です。
しかし・・・誘導係りが私なら防げています。
交差点内の車両の運転手が私でも防げています。
悲しいですね。。。

まとめ

今回の事故を防ぐには・・・
先ずは車を止める要素をつくらないことですね。
この点は私は満点と言えます。(洗車の度に、「水」「オイル」の管理をするのが旧車乗り)
エンジンが止まった状態から動いてしまったのが・・・いけなかったとも言えます。
結局は悪いことが重なったのですね。(事故とはそう言う物ですが)
自分自身の、「用意」と、「判断」は間違っていなかったと思います。
次回、この様なことがあったら・・・

私は交差点から動きません

事故シリーズ 3/3 完

なお、燃料切れから復活する際に、一ネタありました。
予定通りの落ちが付きますので期待していてください。 つづく (事故編三部作は完)

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