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MINI JCW クラブマン (第2世代後期)導入

MINI R55 JCW 横から

現在、第2世代のMiniを3台同時所有しています。
この3台ですが、全て偶然個体を見付けて購入に至っています。
それぞれに購入に至る根拠はあるのですが・・・

3台はやり過ぎたような気はします。

まずは、最初の切っ掛けになった、クラブマンJCW(John Cooper Works)から取り上げます。
これが無ければ、第2世代Mini祭りは発生しませんでした。

購入のタイミングは、2021年12月。
現行型のBMW M4を購入した直後。
MINI ICE BLUE BLACK EDITIONの初回車検でディーラーに伺っていたタイミングになります。

実は、R55(第2世代)のクラブマンは、随分前から検討していた車両でした。
希望は以下。
・MTであること
・クラブマンであること
・後期型であること
・可能な限りオリジナルを保っていること
・ボディカラーは、イメージカラーのブラック+レッドルーフ

この様な条件にすると、中古車サイトで在庫が確認出来るのは0台になります。
数ヶ月観察していると、ポツリと出品されるのですが、年に2台程度しか出てきません。
購入の2年前(2019)にも、条件が揃った車両が三重に見つかった事から中古車販売店に訪れたこともありました。
つまり、ある程度は本気で探していたのです。

MINI R55 JCW 内装 車検入庫時にメカさんとの会話中に、ディラー関係店に条件が揃った車両が入荷した事が発覚。
現車を確認すると、多少荒く(整備が思うところの十分がされてないという意味)乗られている物の変な改造が入っていない車両が確認出来ました。
この世代にMiniの多くは、車高調などが組まれている事が多く、新車時の設計の本質などを探す私に取っては不向きな車両が多いのです。
この車両は、その点は安心出来る状態でした。
9年落ちの走行8万km超え。
頻繁に故障すると悪名の高い古めのMini。
価格は、決して安くない・・・

結論としては、ほぼ即決で購入を決めています。
決め手となったのは、販売店舗が付き合いのあるディーラーの関係店であったこと。
メンテを大量に必要にする車両であることから、この点は大変魅力でした。
でも、この後に関係店はMiniから撤退してしまうんですけどね・・・

MINI R55 JCW 横から

鳴ってはいけない鐘が鳴る

購入から1年以上、私はほとんど乗っていません。
その間は社員に貸し出して距離が伸びていました。
私が乗り始めたのが、2023年の1月から。
記録は残していませんが、92,000km程度からと思われます。

この1年で、私の車に対する姿勢で大きな変化が起こっていました。
それは、BMW M4(MT)を乗っていたこと。
これにより、スポーツ寄りの車両に対する毛嫌いが減ってきていました。
そして、仕事を通して知り合った車好きの仕上げた車両に触れたこと。
これ、魔改造のヤリスなのですが衝撃的でした。
ちなみに、GRヤリスではなく、素のヤリス。
この経験を経て、手元に来たJCWに乗ってみると・・・

良いじゃないですか、コレと鐘がなってしまいました。
私は、BMWもMiniも、あまり知らないBMW素人です。(専門はボルボ)
体のセンサー類には自信がありますが、BMWに関しての経験値が圧倒的に足りません。
それをお断りしてからコメントします。
G82 M4(新車)とR55 JCW(10年落ち)は、間違い無く同じメーカーのトップグレードなんだと感じます。
年式は10年違い。駆動方式も違う。それでも路上を走った感じが似ているんです。
M4のオーナーさんならわかっていただけると思いますが、公式動画に上がってくるニュルのタイムアタック時の走行動画は、あなたのM4から見える景色(車体の揺さぶられ方)と一緒ですよね。
あの感覚が、R55 JCWに降臨するんです。
M4のもっとも穏やかなセッティングが、JCWのスポーツモードと同じくらいの刺激になります。
これ、今の私に丁度良い車になっています。

また、その後も第2世代の探求に入る事になる決め手が設計の素晴らしさ(何度も書きますがエンジンは除く)。
第3世代で感じていたデザインの違和感が、全てスッキリとしました。
第3世代は、第2世代の劣化コピーという事でした。
※早い話が設計屋の技量が低い
ここは、どこかで掘り下げて行きます。

その後は、頻繁にJCWを乗り回しました。
荒く乗ったからか、数ヶ月で味は極端に落ち行くことになります。

MINI R55 JCW 走行9.5万km

入手後初めての車検

2023年8月に購入後の初めての車検を実施。
そのタイミングで購入店はMiniから撤退していることが発覚。
そこで、いつもお世話になっているモトーレサノに入庫(専門はイタ車)
「気になるところを全部お願いします」との結果・・・
・タイミングチェーン一式
・クラッチ一式
・オイル漏れ一式

これで車検代を含めて、ざっくりと50万円程度。
ディラー施工なら・・・お察しです。
その結果ですが・・・目が冴えました。
入庫前は、その後に購入しているR55 Coperのミッションよりも劣ると思っていたのですが完全に復調しています。
10年落ちで購入ですので、新車時の味がわかりませんが、購入時に味が落ちていたと確認が出来ました。
どのくらいかと言うと・・・BMW M4よりもミッションは勝ちです。

エンジンに関しては整備前のスポーツモードが、整備後のノーマルモードという感じです。
信頼性で色々とある第2世代Miniですが、キチンと整備がされていればとても良い物です。

今回は、9.5万kmにて定番パーツ一式の交換を行いました。
前オーナーの乗り方は不明ですが、当然ですがランニングコストが高めの車になります。
本当は、もう少しエンジン関係の信頼性があると嬉しいのですが、諦めるしかありません。

このエンジンの信頼性が低い点に関しては、この様な考え方も出来ます。

R56(第2世代Mini)は、あと5年もすると路上から消え去るな・・・

これが、R55(クラブマン)のMTをピンポイントで狙っていた一つの目的になります。
BMW Miniの初代クラブマンは、デザイン面で唯一の個性を持っています。
今までも路上で見かけると、「おしゃれ物件だな~」と感じていましたが、その思いは所有後も変わりません。
3代目からは感じられないオーラがあります。
これ、デザインと機能のバランスという観点からは歴史に残る名車です。
過去に同等と思えるのは、初代Audi TTになります。
TTとの比較の場合は、作り込みの観点からはMiniは劣るのです。
その代わりに、こちらは走りの楽しさがある。

このページは導入のお知らせですので、そろそろまとめます。
・第2世代Miniは、まもなく路上から消える
・無くなった後に初代クラブマンは名車のポジションに填まる
・ターボ車とするとMTはATと比較すると、ランニングコストは多少下がる
・走る楽しみは、圧倒的にMTが有利

手持ちの13台で、もっとも気に入っているのが、この車です。
今後も第2世代MiniのMTを増やすことになると思いますが、これは記憶に残る一台になりました。

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