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ソットゼロ+A6オールロードクワトロで氷の八ヶ岳へ

ソットゼロ+A6オールロードクワトロ 八ヶ岳倶楽部にて

←2008年2月5日 15:00撮影。
八ヶ岳倶楽部にて

この日は山梨県内の八ヶ岳倶楽部にて打合せでした。
基本的に年中無休なのですが、この日はメンテ日と言うことで業者(私も含めて)が忙しく動いています。

この頃はムルティプラを仕事に使うことが多かったのですが「八ヶ岳」(先日の雪も残っている)ですので、オールロードクワトロを出しました。
なお・・・ソットゼロ+クワトロでは初めての本格的な氷雪路です。(昨シーズンは降りませんでした)

八ヶ岳倶楽部は山梨県内では雪が多い地域である北杜市に位置します。(旧大泉町)
甲府で雨の場合でも、こちらは雪になります。(標高が高い)
日曜日に降った雪が残っています。

ピレリスタッドレス ソットゼロは期待通りの低性能か?

OZ

ソットゼロは現在販売されているスタッドレスで、「もっともドライ路面に強い」スタッドレスです。
営業車であるA6オールロードクワトロには、純正サイズの 225/55R17 を履いています。
夏タイヤ(純正のダンロップ)から、こちらに履き替えると・・・
「乗り心地は固く」
「ハンドリングは向上」
「ロードのイズは多少の増」

こんな素敵なスタッドレスです。
当然・・・氷雪路は最弱!と予想します。
ブログもどき的にも、こういう「落ち」が素敵です!

溶けている雪=これは余裕!

ソットゼロと弱い雪

午後3時に現場に到着です。
雪は降っていますが路面は溶けかかりの雪です。

こんな路面なら、ソットゼロでも楽勝です。

予定通りです。
ここに到着するまで、95%は完全に乾燥している路面でした。
林の日陰などで部分的に残っている雪(半分以上氷)に踏み込んでも問題なしでした。
このくらいの雪でダメになるスタッドレス困ります。まずは合格点を出せます。

もちろん、ドライ路面では、「完璧」なスタッドレスです。ロードノイズは夏タイヤよりも大きくなりますが許容範囲です。
これなら、夏タイヤの代わりになるか・・・と(ウソです。夏場は路面の温度が上がるのでスタッドレスはダメです)

-4度 昼間に溶けた雪が氷になる。しかも下り坂・・・

雪の下り坂

打合せが終わりかえる頃には・・・
ご覧のような状態です。

外気温計では氷点下4度。
撮影の為に、車外にでていますが・・・程よく滑ります。
まだ、夕方と呼べる時間なので芯までガッチガチではありませんが都内では経験出来ない氷雪路です。
今回のテストは雪とわずかな氷です。
完全な氷についてはまたの機会にレポートします。

路面拡大 ←路面を拡大しました
凍ってます。
テストとしては文句なしですね。(凍りすぎて帰れないのも困ります)

ちなみに、写真内に写っている「黄色い光」はヘッドライトに起因します。
車内からは気がつきませんがこんな色が出ているんですね。

テスト結果:ソットゼロ+クワトロは雪道に強い!

八ヶ岳凍結路

凍り始めている、林の中を数km走りました。
最初は慎重に、(ソットゼロは氷に弱いと決めつけている)・・・
急ブレーキ、急ハンドルとテストしていくと・・・

もの凄く、良いんです。 ソットゼロ+クワトロ

滑り出しはわかりやすく、「じわっ」と発生。
急ハンドル+急ブレーキでムリに滑られても、ハンドル中立+ブレーキ離しで直ぐに復活。
さらに、急ハンドルでアンダーステアを出そうとしても車が介入しニュートラルに・・・(この点は車が凄い!)

圧倒的に雪上性能が高いと言い切れます。
この組み合わせよりも、雪に強いと感じた車はありません。
過去に乗り込んだ(所有または10km以上の走行)以下の車でと比較し、雪上性能は過去ベスト(あくまで、オールードクワトロとのセットとして)
と断言できます。
特に現行や先代のレガシーは雪で素晴らしい走りをしています。
感動すら覚えるレベルです。
しかし・・・A6オールロードクワトロ+ソットゼロでの雪道はそれを上回りました。

レガシー(先代) + 国産スタッドレス : 普通に走っている車ではベストの1台
ボルボ 940 + Wエッジ(ミシュラン) : FRですが同年代のレガシーよりも良い
ボルボ 240 + X-ICE : 940と同じく、ただし240の方が滑った後が大変
レガシー(初代) + Wエッジ(ミシュラン) : 対角線スタックが恐ろしい・・・30km以上の速度なら優秀
BMW 116 + X-ICE : 意外と雪に強い
ムルティプラ + X-ICE : 面白いが疲れる
アウディTT + 海外ミシュラン : 可もなく不可もなく
ボルボ XC90(T6) + X-ICE : ノーコメント

上記している車は通常の車よりも雪に強い車です。
並び順は自分自身が雪道で、「乗りたい」と感じる順番です。
これは、「氷」になると並びは大きく変わります。
また、家族や社員が運転するという条件でも並びは変わります。
ノーコメントとしているXC90も、社員の車としては上位に位置します。(あくまで、私との相性が悪い)
どのような条件をいれても、レガシーが上位に来ることは間違いありません。(誰にでもおすすめできる)
ムルティプラが下位になるのも変わりません。
116は、「雪国の車として積極的に選ぶ車」ではありませんが意外と使えます。

ソットゼロは雪上で予想外の活躍を見せました。
今のところデータ量が少ない為、タイヤが良いのか車が良いのか判断出来ません。
氷に対するテストも、今後必要です。
現段階で言えるのは・・・
雪道・ドライ高速道路・雨天高速道路・ドライ市街地
上記限定で、クワトロ+ソットゼロの組み合わせは、「無敵」と呼べる完成度です。

追記 私以外のドライバーにも好評

先日(2008年2月9日)に、カメラマンが都内から山梨県内に、A6オールロードクワトロ+ソットゼロで走ってきました。
私が 「このタイヤは氷雪に弱いから気をつけて」 と、何度も言っていたので覚悟していたようですが・・・
あまりのギャップにビックリしていたようです。
チェーン規制が出ている中央道では他の車との圧倒的な性能差を感じたようです。
この組み合わせは誰が乗っても快適であると言えると思えます。
なお、カメラマンは昨年まで初代フォレスターに乗っていました。
予算は問わなくて「雪道で安全」という条件なら、クワトロ(トルセンA)はレガシー以上の車かもしれません。
なお・・・A3の3.2とTTの3.2のクワトロに採用されているハルデックスについては雪上での経験が無いためコメントできません。
あくまで、トルセンAが採用されてるいクワトロです。
雪道での、トルセンC(RS4とQ7)が気になるこの頃です。

2010年5月6日追記

粗悪なピレリ スコーピオンSTR

ソット・ゼロの購入でピレリを気に入ったので、何セットか購入しています。
数年前と比べると、品質が良くなったと感じていたのですが・・・
やはり、ピレリの製造品質は注意が必要です。
このページではソット・ゼロを褒めていますが購入の際にはお気を付け下さい。
私は自分が運転する車のスタッドレスにはソット・ゼロを選びます。
社員が運転するならミシュランを選びます。
サマータイヤは今後はピレリを選ぶことは無いでしょう。

'10/05/06
ピレリの品質とサポート体制 お粗末としか言えません

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