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ハイエース最初の一ヶ月の、「まとめ」

ハイエースは購入から1ヶ月が経過しました。
最大の課題である、長距離対応の目処が立ちました。
この辺で一度まとめてみます。

ふ~ 今日も曇りです。(今週の仕事も来週に持ち越し)
その間に、仕事を2本断る・・・
今は充電期間と、自分に言い聞かせています。(8月は、馬車馬のように働いた・・・)

遅咲きのヒマワリロケ地
コンセプトの確認

このハイエースは、空撮会社の、「機材車」として購入されています。
・1日に、2,000kmの距離を走る
・林道程度の悪路走破性は必須
・とにかく地味に

←例えば、1年前の仕事から・・・
案件は、フジテレビ・共同テレビ:遅咲きのヒマワリ。
これのタイトルバックなどを、撮らさせて頂きました。
ロケ地は四万十。
山梨からは、片道900km程度の距離です。
ロケは長期間であったことから、2回現場に入っています。
つまり・・・3,600kmを走っています。
天気を見ながら、徹夜で現場に入る。
その直後に、重要な撮影なども組まれることも多い事から疲れる車はお断り。
撮影時には最前線に進むことになる為に、この程度の悪路は日常的に走る。
ハイエース購入前には、オールロードクワトロを、この機材車としていました。
これが「現場で浮く」というのがハイエース購入の主目的です。
かなり、特殊なハイエース購入理由です。

なお、この頃はSAIのCMでお見かけする「真木よう子さん」が、この時のドラマの出演者です。
※一応は車ネタ

ハイエース一ヶ月の印象

評価項目 純正 改修後(予定含む)
長距離移動 思っていたよりは良い。
全て純正品でも、500kmはクリア可能。
※注意:ワゴンGL 4WD LSD装着
ただし、レーン内はふらつくことになる。
ふらつきを、欧州車の柔らかい足回り車両(Eセグのベースグレード)と比較。
欧州車=ふらつくがもどってくる。
ハイエース=そのまま、路側帯に向かう事もある。
欧州車は、「車を信じて」ハンドルを動かさなければ良い。
ハイエースは、常に目視確認しながら修正する必要がある。
つまり・・・走りきれますが、ハイエースは疲れます。
対応可能と予測。
フロントアブソーバーの交換で、トヨタお化け(中立付近の不感帯)が消える。
トヨタ独特の中立の甘さは、フロントアブソーバーに仕込まれていることを学習。
今後、タイヤ改修を進めれば、確実に1,000km(ドライバー1名)はクリア可能。
ただし、購入済みのサーフ純正16インチが、素直に装着出来ないことが確定。
見た目を中心とした問題が発生している。
悪路走破性 思っていたよりは良い。
さすが、「ザ・現場車」
足は短いのでクロカン用途はムリですが普通の悪路?は、何も問題無し。
問題無しと言うよりも・・・
乗用タイヤよりも、純正LTタイヤの方が、この用途には向いています。
必要十分。ただし雪道は注意。
悪路走破性は、前機材車のアウディよりも良くなります。
この点は、素直に喜んでいます。
しかし・・・雪道に関しては、どうでしょうか?
比較対象(アウディ)は、、「雪の高速道路がメインステージ」と評価出来る車。
ハイテクデバイスが無い、ハイエースなどでは手も足も出ないことは確定。
降雪時の高速道路移動時間は、3割減として計算する必要があります。
現場での、「受けの良さ」 想定よりも良い。
さすが、「ザ・ロケバス」
私の現場では、空気のように溶け込みます。
改修に、いろいろと手間と費用が必要ですが・・・
仕事の時間では、ハイエースは欠かせない道具になりました。
ここに関しては、GL(非改造)の見た目で十分。
DX(素地バンパー)の見た目なら、「完璧」です。
地味な見つめに改修
ワゴンGLの純正では、「ロケバス」に見えます。
機材車は、1ナンバー(スーパーロングバン・ワイドボディ・ハイルーフ)がベスト。
早い話が「素地バンパー仕様」
現場のカメラマンさんは、「いつも通り」に土足でリアバンパーを踏み抜いてきます。 塗装バンパーでは・・・少し気まずい。
さらに、タイヤの16インチ化の際に車外ホイールなどになってしまうと・・・
見た目が地味から遠ざかることになります。
地味にしつつ16インチ化を果たすのが課題です。
燃費(給油回数) 悪い
すいません。燃費面に関しては、全く想定していませんでした。
ハイエースのワゴン=ガソリン以外の選択肢が無かったことから、最初から比較検討していません。
「今のトヨタ車ですから、大丈夫しょ~」程度の甘い考えでした。
高速主体で、8~9km/L。
タンクは70L。
今までは、無給油で700km程度は走り切っていたのが、400kmに1回の給油ペースになりました。
燃費が悪いのはつらいですが、それ以上にスタンドを探す事がストレスです。
改善目標【2割】
給油頻度を少なくする観点から燃費向上が必須となりました。
目標の2割向上を達成出来れば、500kmに1回のペースまで給油回数を落とせます。
なお・・・
4万km(1年間の走行距離)×8年=32万km
32万km÷8km/L=.4万kL
4万kL×170円(ハイオク想定)=¥6,800,000
680万円の2割=136万円
つまり、今後8年間に、オイル・各種メンテなどに100万円を余計に投入しても金額的な元は取れます。
空力・タイヤ・各種ロスが対策方法。
メンテナンス性 想定よりも良い
純粋にメンテナンス性は高いと素直に評価します。
「見ればわかる」という種類の車です。
ただし、評価は、「メンテ性」のみですので、気を付けてください。
どこまで過走行に対応出来るか?
例えば・・・走行20万kmになろうとする、メルセデス・ベンツT1Nも、同じく20万kmになるアウディも、大きなメンテナンスは必要としませんでした。
高速長距離主体の用途では、欧州車の方がメンテ頻度は低そうです。
あ~~ もちろん、T1Nのメンテ性は良好です。
アウディに関しては・・・ディーラー任せですので不明。
設計と品質 想定以上に悪い
「大ネタ」が公開保留になっています。
この件を除いても、ハイエースの設計と品質は、非常に低い物でした。
一般の方にわかりやすく塗装品質で解説します。
21世紀以降に購入した車両で、もっとも品質が悪い。
これが、塗装に関する評価です。
比較対象は、品質の悪さで知られているイタリア車。
コイツは、高圧洗浄機で塗装が禿げるなどといった武勇伝を持っています。
塗装はパッチワーク。
メンテをすると、金属のバリにより出血。
いつもブツブツ良いながら、車をバラしています。
雪が降る前に錆対策
嘘みたいなのですが・・・
ハイエースの足回りは新車でも錆びています。
錆びても致命的(錆び穴が空く)というレベルでは無いのですが・・・
気持ちのに良いモノではありません。
ここは、最初の冬を迎える前に対策を行います。
フロントアブソーバーの交換により、「純正部品が必要以上に程度が低い」事がわかりました。
プラグ・オイルなどは、それなりの物に交換を進めます。
結局のところ、ハイエースは機材車としてどうなのよ?

結論から。
後悔しています。

もしも時計が時計が巻き戻せるなら、メルセデスV350を購入して、外観は商用バンに改修します。(エンブレムはイスズに?)
期待した「国産は手間が掛からない」という部分がダメダメでした。
長距離対応の為には、新車から様々な部品を交換する必要がある。(足回り・シート)
実用燃費は低い。
私の用途なら・・・V350の中古を購入したほうが・・・最終的な費用(と時間)が安価になるというシミュレーションが出来ました。
「地味である事」と、「悪路走破性」がハイエースより劣りますが・・・
その用途の90%となる高速長距離移動でのメリット(衝突安全含み)が大きすぎます。
あと、中古車の程度の悪さと価格の高さから新車としたのですが・・・
ここは、中古で良かったですね。
新車も程度が悪い。消耗部品は一通り交換。
イニシャルが押さえられるだけは、中古の方が良かったです。

ハイエースである理由は・・・現場の受けのみなんです。
困った事に・・・「現場受け」は、ハイエース一択。
これが、最強です。
数年後、空撮チームの複数化が実施されます。
そのタイミングで、このハイエースは、「ハイエースを特に必要とする現場」
それ以外(T5・V350・ジャンピー・キャディーマキシ・)を、長距離移動主体との使い分けをする事になりそうです。
今の段階(空撮1チーム)では、複数の車両を持つのは流石に非効率です。
T1N(バルーン)・ハイエース(ラジコン)が、当面の空撮部の車両です。
後悔はしていますが、仕事に必要であることも再確認できています。
結局は・・・地味で出来の良いハイエースを自分でつくるしかないんですね。

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