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1日に1,500kmを単独で走り切る 【往路篇】

沈下橋でナビ画面

約1.5日で、高知(四万十市)往復の1,700kmを走り切ってきました。
ドライバーは、一人。
もちろん、業務も実施。
ハイエースの高速長距離対応は、一定の成果が出ています。

10/20 20:00 山梨から高知龍馬空港に出発(約720km)
10/21 07:00 高知龍馬空港に到着(現場付近にてロケバスとして活動)
10/21 14:30 現地での空撮業務完了。四万十市に移動開始(約130km)
10/21 17:00 四万十市に到着
10/21 19:00 山梨に向けて移動開始(約840km)
10/22 12:00 山梨に到着

いつも通り結論から。
改修済ハイエース・ワゴンGLは、1日に1,500kmを走りきれる

◆重要:普通のハイエースでは無理な話です
ハイエースオーナー・予備軍の方は、このページを根拠にハイエースが長距離移動に向いていると考えるのは危険です。
・ハイエース・ワゴンGL4WD
・前後アブソーバー・リアスタビ装着・フロントスタビ強化
・リアオーバーハングに60kg以上のドライバッテリー搭載(前後重量配分の高速移動適正化)
・微振動対策済み(ハイオク・制震材)

この条件で、以下は述べられています。
ワゴンGLで、足回りが同じとしても・・・
FRなら結果は異なります。
前軸加重が少ない(4WDよりも良好)、FRならリアオーバーハングの積載量は必要ありません。
素のワゴンGL・4WDなら・・・微振動により500kmも走れば足・腰などが痛んで来ます。
このページの一部を都合良く切り出して「ハイエースは長距離移動に最適」と考えるのは間違いです。
短いホイールベースと小回り半径の小ささからも、ハイエースは市街地を主戦場とする商用車です。
その短距離移動向けの車両を、業務の必要性から、「強引に」長距離移動対応としているのが、私の機材車です。

高知までの往路
高知までの往路

出発は山梨から、10/20 20:00
目的地は、高知龍馬空港。距離にして720km。
工程の95%以上は、高速道路。
翌日の8時半がクライアントとの待ち合わせ時間です。
つまり、12時間半で720kmを走れば良いことになります。
ただし、この時間は睡眠時間込みの話です。

200km程度の走行の度に、短い仮眠を伴う休憩を実施。
結果として、11時間で高知到着。
3時間程度は眠れてます。

クライアントを2名乗せた「ロケバスモード」にて、撮影現場に移動。
予定では11時に仕事は完了し、その後に四万十市にフライトテストを実施する予定でした。
なお、高知龍馬空港から、四万十市の目的地(三里沈下橋)までは、約130km。
工程の半分は一般道となります。

南国IC付近のエネオスにて
業務完了。この後はどうする?

空撮業務が完了し、クライアントを空港に届けて仕事は完了。
本来なら11時頃に完了する予定だったのですが・・・
仕事量が当初よりも増えたことから、この時点の時刻は14:30(写真撮影時)
ここで、帰路に向かえば・・・深夜に自宅に到着。
現場付近の移動も含めると、1,500km程度を走る事となります。
しかも、日帰りで・・・

ここで、悩むことになります。
この時点から四万十市に向かうと日没時間になります。
目的は機材のフライトテストであることから、日没後ではテストになりません。
今日のところは、四万十市に宿泊し翌日からテストを行うという選択肢もあるのですが・・・
次の仕事の準備も必要である事から、翌日のお昼くらいには戻りたいところ。
色々と悩みましたが、選んだのは、「四万十市へ向かう」でした。

ここで、重要なポイント。
・徹夜で700km以上を走っている
・睡眠時間は3時間
・6時間程度の実務もこなしている
この状態で、さらに、テストの為に移動しようと思える精神状態です。
疲労が出てしまう車両では、この時点で、「今日は、宿舎で休もう」と思ってしまうところ。
普通では無い、振動対策などを施しているのは、この様な日々を過ごしているからです。

四万十市到着。テストフライト実施

←17:30に撮影。
この前に、佐田沈下橋でテスト実施。(17時頃)
最終目的地の三里沈下橋では、17:30になっていました。
1年ほど前にロケに使われた現場ですが、気になることがあったのでテスト撮影を実施しています。

沈下橋のハイエース

これが、「沈下橋」という橋です。
興味があったら調べて見て下さい。
本当は、横から空撮すると面白い画になるのですが・・・一人では撮影と車両移動が同時に出来ない事から断念しました。

私と高知県は、何かと縁があって・・・
年に一回は、仕事で入っています。
このページの一番下にあるムルティプラの写真は、家族旅行で高知に入った際に撮影されました。
その昔(3.11前)から、「津波さえなかったら高知は住みたいところだな~」と周囲に漏らしています。
四万十は、高知市からの道路も整備されてきたことから、その昔よりも近くなりました。
東京から、約900km。
少し遠いドライブコースかも知れませんが、おすすめの観光地です。

【往路編】まとめ

沈下橋のハイエース

約1日で、仕事をしつつ、四万十川まで到達。
給油回数2回で、走行距離は約900km。
走る事のみに集中すれば、ドライバー一人で1日1,500kmは、消化出来る事が確認できました。

まだページは起こしていませんが、この出発前にオイルは交換されています。
新車納車から5,000kmほど純正オイルを使っていましたが、寿命(私基準)が来たようです。
ハイオクを入れても振動が出てきたことから、オイル交換を実施しました。
用いたオイルは、T1NやP1800Eにも使っているモービルRP(今は、0W-40)
わずかに発生していた振動は、オイル交換で消えました。

往路の1/3は、降雨という条件。
速度は、制限速度+弱α。(オービスが光らない範囲)
タイヤ以外は、予定していた改修の全てを実施した状態で望みました。
タイヤは純正のLT(商用で、縦溝はジクザグ)
今回の長距離出張の間に、装着するタイヤのイメージを固めるのも目的のひとつでした。
タイヤに関しては・・・
今の仕様なら、ドライ路面なら大きな不満無し。ただし、夜間の降雨時山岳高速という悪条件だと、心情的に辛い。
また、林道などの業務が主体ならオールテレーンを選んでも対応可能。
ハイギア化とメーター誤差の適正化の観点から、純正外径サイズよりも積極的な外径アップが良い。(その時点で、ブレーキの感覚面の強化も検討)

この様な考えにまとりまりした。
15インチの純正アルミにミシュランの商用タイヤにすれば、さらに幸せになれる事は保証されています。
見た目の点で15インチが必須なら、この選択肢で終了。
しかし・・・
当初の予定通り、16インチの乗用タイヤ装着という方向で考えていきます。

◆限定インプレッション
・タイヤは純正LT
・足回りは、アブソーバー・スタビなどを改修
・空力は未着手
・ガソリンはハイオク
・各種微振動対策済み
・60kgのバッテリー搭載位置を調整し、重心位置の適正化

上記のセッティングは、高速道路の長距離移動を主たる戦場としてセッティングされています。
高速道路に入ると、「コヤツは、アウディか?(良い意味で)」と思える直進安定性を示します。
巡航中のノイズは、風切り音が主体。(とても、静か)
ロードインフォメーションは少なめ=長距離では、ここが過剰だと疲れる
ただし、一般道では明確なアンダーステア(完全ノーマルよりも劣るかも?)
商用タイヤ起因で、一般道での乗り心地も優れません。(完全ノーマルよりは、良好)

狙ったので当然とも言えるのですが、長距離移動は極めて快適でした。
まだ、タイヤが商用のままなのに快適なんです。
タイヤを交換すると、さらなる感動となるのか・・・・
純正タイヤが、燃費を相当悪化させていることは確定でしょう。
納車から、今までも静かに高速道路を走っても、燃費は9km/Lを超える事はありませんでした。
(メーター読みにて。実質は、ここから5.5%悪い)

後日の、復路篇につづきます。

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