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1日に1,500kmを単独で走り切る 【復路篇】

HUD

【往路篇】からの戻りルート。
四万十市から山梨県までの830kmがルートとなります。
ここで、30万円を投入したナビに期待通りの性能が無いことが発覚。

いつも通り結論から。
「ITSスポット」も「最新のサイバーナビ」も、長距離移動は考えられていない。

とても、寂しい結論から入りました。
今回の機材車の、「目玉」としてITSスポット対応のナビを採用しました。
この5年間は、SONYのナヴ・ユーを標準のナビとしていました。
このナビは、時折危険なルートを引く事がありますが、画面設計などはとても良く出来ています。
例えば、バルーン空撮の機材車には2台のナビを搭載していますが、日常的に使っているのはナヴ・ユーでした。
ちなみに、サブは、「楽ナビ」
一時期、どちらも平行して使ったのですが、ナヴ・ユーがメインとなりました。
このナヴ・ユーがSONYのナビ撤退により無くなります。
この代替えとして、最新のサイバーナビを購入したという経緯があります。

◆最新「サイバーナビ」に期待したこと
・ITSスポットにより、ルート上の集中工事などを回避
・HUDによる、長距離移動時の疲労軽減
・合理的なルートアルゴニズム
これらが期待した事ですが・・・
すべて、期待は裏切られました。
数ヶ月前(購入前)の、自分にアドバイス出来るとすると、「サイバーナビは止めておけ、ITSスポットは無くてもいいぞ」とコメントします。

四万十市から山梨
ITSスポットは、時間の経過を考慮出来ない

AからBへ向かいます。
復路のルートでは、①の位置にある徳島道にて集中工事による通行止めが発生します。
・Aのスタートは19時
・①の通行止め開始は20時

ルートを引いた際に、ナビの推奨ルートは四国から岡山に入るルートでした。
そのルートは距離が延びることと、渋滞ポイントとなる阪神高速は深夜に通過することから淡路島に入るルートを自分の意志で変更しています。
途中で仮眠をとりながら、徳島で一旦降りて給油。
吹田付近を4時までにクリアというのが、スタート時点でのスケジュールです。
このルートを十分経験してくるとわかるのですが・・・これが、もっとも合理的なルート且つスケジュールです。
スタート時には、ナビ側から何ら警告はありません。
高速に入った段階(ITSスポットが高知付近にあったかは不明)でも、警告は出ませんでした。
四万十市から高知県内のPAにて移動。
仮眠を取ってから、移動を開始すると・・・
「徳島道にて通行止め」のお知らせがナビから入ります。

少し、わかりにくい文になってしまいました。
何を言いたいかと言うと・・・
スタート時点で通行止めに入る事は予測出来るのに、その回避やアナウンスが無い。
原因は、「ITSスポットから、未来の確定情報は出ない」か「ナビが出ている情報を活用出来ていない」のどちらかです。
どちらにしても、この様な長距離移動で不測の工事通行止めなどを回避出来ないことがわかりました。

なお、ITSスポットからの情報は、不要且つ不愉快な情報が多い。
・ルート以外の情報を伝える
・地域により表現が統一されていない
・道の駅の情報などもいらない

早い話が「公務員の仕事」です。
今の段階では、ITSスポットの採用はおすすめしません。

南国IC付近のエネオスにて
サイバーナビは、長距離移動に向かない

←これが、高速道路移動時のサイバーナビの画面です。
この画面設計が甘すぎます。
高速長距離移動を配慮していない画面です。
・次のSAには、スタンドがあるのかわからない
・右下のSPOT Watcher(別のサイバーナビが撮影した画像)は、古すぎて有用性が無い
・IC・SAなどの情報は、普通のナビよりも小さく表示される

結論としては、ゴチャゴチャと不必要な情報を示すが、肝心な情報は出てこない。
後記しますが、「HUDに、重要情報は知らせるから、ナビ本体は複雑でも良い」という設計コンセプトと読めないことは無いのですが・・・
そのHUDの画面設計も甘い。

普通でのナビは、「二つ先のSAの施設」を表示しています。
かなり古いナビでも、この点は問題無し。
最新且つ、高価なサイバーナビは・・・
ここを削ってきました。
どんなに高性能でも、ここを削った段階で安価なナビよりもサイバーナビは劣ります。
過去のパイオニアのナビに総じて言える事ですが、「走り込みが足りない」と、今回も感じました。
ドライバー一人で往復200km程度のドライブなら、大きなデメリットは無いでしょう。
しかし・・・本格的な長距離移動に用いると、コイツ(最新サイバーナビ30万円也)は使えません。

HUD
HUDも画面設計が甘い

これが、運転席からの景色です。
AR HUDにより、フロントガラスに情報が浮かびます。
視線移動を最低限とし、長距離移動の疲労を軽減するのが目的ですが・・・
ここの、画面設計が甘すぎます。
この甘さは、本体側と同じ。
不要な情報が多すぎて、肝心なことが一目でわからない。
例えば・・・「次のSAにレストラン・身障者トイレ・土産物店・FAXがある」
こんな事を、HUDに出す必要があるのか?
また、本体側は、直近施設が手前。
HUDは、直近施設が奥。
HUD単独では問題とならかいが、実際の車内では混乱を招くことになる。
私の場合は、「地図は北向き」という人間なので、地図表示がノースアップが出来ないのも大きな減点材料。
見え方などは、特に問題無いかと思います。
画面設計の甘さが、2013年現在のサイバーナビのHUDの欠点です。

なお、当初予定ではHUDユニットは積極的な購入を考えていませんでした。
純正の7インチモニタが小さければ、外付けモニタをベストな位置に置けば良いと考えていたのですが・・・
最新のサイバーナビは、ナビ画面の拡張が出来ません。
つまり、何が何でも、HUDを買え!という事です。
ならば・・・HUDの出来を良くしてくれと愚痴りたい気持ちも出てきます。

【復路編】まとめ

神坂PA登り

←中央道・神坂PA登りのご飯はおすすめ。

復路は、ほとんどがナビの話になってしまいました。これ以外も問題は出てきています。
それは、「ハイエースの燃費の悪さ」です。
他の機材車は、700km以上を無給油で走ります。
しかし、ハイエースは・・・ギリギリでも500km。
余裕を見ると400kmで給油する必要があります。
燃費の悪さも厳しいのですが、それ以上に給油難民になることが困ります。
今回も、移動中に次の給油ポイントを探すのにストレスがありました。
車は燃費が悪く、ナビも使い勝手が悪い。
ナビに関しては、交換もしくは追加すれば良いことなので、それほど心配はしていません。
ストレスが溜まるようなら、ゴリラでも買います。
燃費に関しては・・・出来る範囲で改善に着手します。

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