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ノックスドール・オートプラストーン施工

オートプラストーン

防錆対策と後席の快適化の一環として、ノックスドール・オートプラストーン施工。
費用対効果は高いが、採用には、「覚悟」が必要。

いつもの通り結論から。

必要な方には、オンリーワンの防錆・遮音対策。
ただし、人を選びます。

参考購入価格:¥10,000(1缶¥2,090×6)
遮音対策中心なら足りないかも・・・

オートプラストーン施工中
まずは、デメリットから

良いことから書いてしまうと、「やってしまおう」という方が増える事から、デメリットから紹介します。

・手も作業スペースも酷く汚れる
・施工には時間(主として待ち時間)が必要
・マイナス査定となると推測

後記しますが、効果は保証出来ます。
金額の割りには、効果は実効性のある物。
私と同じ種類の方には・・・おすすめです。
しかし・・・
ハイエースを、「アルファードのかわり」と考えている方には向きません。
DIY率が低い方にも・・・
潔癖症にも・・・

早い話が、「オールペン経験者」くらいが、手を出すべきアイテムです。
ここで躊躇するなら、オートプラストーンには向いていないと言えますので、ご退場ください。

時間が無いバズの私が、この施工をやっている理由・・・
ただ今、台風18号が真上にいます。(2013年9月16日)

ハイエースリアタイヤハウスにオートプラストーン施工中
次は、メリットの話
←2回目の施工完了時。
リブが、薄くなっています。
それだけ塗膜が乗っています。

「より発生源に近いところから絶つ」

これが、音対策の基本の一つです。
タイヤハウスを室内側から音対策をされてる方は多いかと思います。
タイヤノイズを主眼とするなら・・・それも有り。
しかし・・・タイヤハウスでは、降雨時の雨跳ねの音が遙かにピークが高い物です。
室内側中心のタイヤハウスの遮音対策は、片手落ちと言わざるを得ません。
後記しますが・・・
ハイエースは、「純正防錆対策の瑕疵」という問題もあります。

◆降雨時の音のイメージ 【普通の音対策】 「かっこ内は、音圧のイメージ」
1):タイヤハウスに跳ね上げた水が当たる=音発生(100)
2):タイヤハウスで減衰→(80)
3):タイヤハウスに貼った音対策で減衰→(70)
4):内装で減衰→(60)

◆降雨時の音のイメージ 【オートプラストーンも含めた音対策】 「かっこ内は、音圧のイメージ」
1):タイヤハウスに跳ね上げた水が当たる=音発生(80)
2):オートプラストーンで減衰→(70)
3):タイヤハウスで減衰→(50)
4):タイヤハウスに貼った音対策で減衰→(40)
5):内装で減衰→(30)

あくまで、「イメージ」です。
【オートプラストーン】は、消音効果よりも発生音が低くなる事がポイントです。
そのそもの発生音が低ければ、室内に到達する音圧も下がります。
室内側のタイヤハウスの対策が、意味が無いとは言いません。
しかし・・・「そこよりも、外側の対策が重要だよ」と言う事です。
※タイヤハウスの音対策が貧弱なハイエースだから有効。

ハイエースには良心はありません
ハイエースには良心はありません

ハイエースにも、最低限の錆対策はされています。(仕様書では)
しかし・・・施工がいい加減です。

←フロア下の純正錆対策。(グレーの吹きつけ塗料)
本来なら、赤い矢印で示した鉄板の結合部分に対策が必要です。
しかし・・・見事に外しています。
関係ないフロアに吹き付けて完了です。
もちろん、この部分の防錆対策は施工していないのと同じです。
これは、瑕疵ですね。
施工は、オートバックス店員レベルです。
トヨタもオートバックスも信頼出来ない事は確定です。

ハイエースの瑕疵
瑕疵は、無数・・・

私は、購入当初からハイエースの品質の低さを嘆いています。
ここで、嘆きの原因を具体的に述べてみます。

ここは、スペアタイヤの搭載場所。
錆びるポイントは、室内に接する床との結合部分です。
本来なら、その結合部分に水分が入らない様に、埋める目的で、「グレーの防錆塗料は吹かれるハズです」
結果はご覧の通りです。
ラインへの指示書には、該当部分を覆うように吹かれることが指示されている事と思います。

・施工者がミス
・それを、検査員が見落とし

どちらにしても、2013年に販売されているトヨタ車がこのレベルであるという証拠です。
問題の根が深いのは、この様なところが一ヶ所では無いところ。
「うっかり」では無いところです。

至る所が、このレベルでした。
この修繕が、オートプラストーン採用の理由です。

私の車両のみが「ハズレ」という事は無いでしょう。
よく、「ハイエースは耐久性がある」という話がありますが・・・
「それは、都市伝説です」
このレベルの防錆対策対策で、降雪地域に用いるなら・・・
錆びるのは当然です。

オートプラストーンは、ブログもどき初ネタ

P1800の錆対策

←3年前の撮影
ボルボP1800E('71)の錆対策。
私は・・・古い車の経験値が一般の方よりも高めです。
現在も、屋根下のガレージに、3台のP1800が止まっています。
'07年購入 ボルボ・P1800E['72]
'10年購入 ボルボ・P1800E['71]
'11年購入 ボルボ・P1800ES['73]
さらに、ハイエースに近い車両として・・・20万km走行のメルセデスベンツ・T1N['99]も所有しています。
その昔は、'トヨタ・ランドクルーザー40系(BJ44V)['79]も自分でオールペンをしていました。
POR15や、普通のノックスドールは、ガレージに転がっています。
つまり・・・レストア人として普通の防錆知識があります。
ちなみに、ランクル40系での錆との格闘と、国産車の耐久性の無さにつかれて・・・ボルボに向かったという人間です。
トヨタが伝統的に錆を軽んじている(ボルボ比較)のを体感しています。
錆びる車が大嫌いです。

前振り完了。
本題に入ります。
当然ですが、オートプラストーンの存在は古くから知っています。
それにもかかわらずブログもどきではオートプラストーンのネタは出てきませんでした。
何故かというと・・・「まめに下回り洗浄やチェックを行っていれば、オートプラストーンまでは不要」
この様に考えていたからです。
オートプラストーンの有用性は認めつつも、デメリット(普段のメンテでべとつく)などを嫌っていました。
ページは起こしていませんが、P1800やT1Nに、「ノックスドール300」「ノックスドール700」は普通に使っています。
それは、対象とする車両が古い車だったから。
ハイエースの購入前には、「ノックスドール300」「ノックスドール700」はいらないと考えていました。
これが購入後に覆ります。
純正の防錆対策に瑕疵があることは述べました。
ここの強化にオートプラストーンが必要になったのです。

・40年前のボルボには不要。
・15年前のメルセデスの商用車に不要。
・新車のトヨタ車には必要。

も~何が何だかわかりません。
少なくとも、現行のアウディには、今回の様な瑕疵はありません。
いい加減とされる、イタリア車も大丈夫・・・
現在のトヨタ車の品質は、私の知る限り世界最低です。

「低コストの為に、仕方が無いでしょう?」
この様な意見は、全て却下します。
今回の事は、「低コスト」とは関係ありません。
「コストの観点から最低限の防錆対策となるのは、認めます」
問題なのは、このレベルの品質を日常的に垂れ流しているという姿勢です。

ハイエースに仕様書通りの防錆対策が施されているなら・・・オートプラストーンまでは必要無いと思います。
しかし・・・ご覧の通りのトヨタ品質では、防錆は不十分です。
下回りは自分の目で確認し、必要であれば防錆対策を施すべきでしょう。
もしかすると・・・新車購入後にディーラーに相談すれば、無償にて手直しされる可能性はあります・・・
しかし・・・
見える範囲で、このクオリティですので、見えない部分は一切信用は出来ません。
スキルのある方なら、ノックスドール700なども用いつつ防錆対策が必要でしょう。
私は、袋部分は700を施工します。

重要なので繰り返します。
トヨタ車でも仕様書通りの施工がされていれば、追加の防錆対策は必要ありません。
でも・・・市場に出回っている車両は、このページの通りです。
つまり・・・降雪地帯を走ったり、長く付き合いたいと思っているなら、早い段階で根本的な防錆対策は必要です。
錆対策は、虫歯と似ています。
「自然治癒しません」「早期発見、早期治療」
降雪地で使用された、未対策の中古のハイエースは・・・(以下、自粛)

ハイエース リアフェンダー裏側
ブログもどき的に「本気」を出す

オートプラストーン施工の半分の目的は錆対策です。
純正のオクリティが信頼出来ないのは、上記したとおり。
ここでは、私流の施工方法に関して解説します。

←ここは、左リアフェンダー。
この様な純正の防錆対策が施されているところに、オートプラストーンを丁寧に施工していきます。
「純正のいい加減なところを全て潰す」
この様なイメージです。

ノックスドール施工中

これが施工中の第1段階です。
まずは、つなぎ目を中心にタイヤハウス以外も、「丁寧に」一周します。
純正の防錆ペイント(例の外しているところですね)が、錆びるポイントになります。
とにかく丁寧に追いましょう。
その後に、足付けのイメージでタイヤハウス内に薄く施工。
そして放置。

今回は、左右リアフェンダーと、リアバンパー周辺の防錆対策に一缶使いました。(足付け含む=使用量は控え目)
丁寧に施工する必要があることから、1時間程度掛かりました。
ここで、1日目の作業完了。

ノックスドール施工中

2日目施工完了。
片側のタイヤハウスの雨掛部分を中心に厚塗り。
片側で1本使いました。
ここは、「音対策」ですので、雑でも厚めに。
10分程度で片側完了です。

重要なのでポイントのおさらい。
1日目の、「錆対策」は丁寧に。
2日目の、「音対策」は大胆に。

塗膜の厚さを測ってからとなりますが、リアのタイヤハウスは3回目の可能性が残ります。
なお、フロントは、それほど重視していません。
オートプラストーンよりは、フロアに「ノックスドール制振遮音コンパウンド」を施工しようと考えています。
これは、ハイエースに微振動発生に記しているレギュラーガソリン起因の振動対策の為。
ハイオクを入れ続けますが、振動を減らす方向の対策には手を抜きません。

コラム:これでも「小ネタ」

今回のネタは、「小ネタ」です。
「小ネタ」でも十分インパクトがあるますが・・・「大ネタ」は震えが来るほどのネタになります。
いつもの輸入車から、久しぶりに国産車を購入しました。
その結果は・・・ご覧の通りでした。
具体的に輸入車と比較しての、「駄目なところ」が、両手両足という数で指摘出来ます。
それも・・・組み立て品質にかかわる部分です。
設計部分でも、震えるような体たらくが満載なのがハイエースです。(ここは、追って)
設計部分なら・・・いろいろと言い訳は可能です。
しかし、組み立て品質にかかわる部分なら逃げる事は出来ません。
購入前には、「国産車の品質は、ドイツ車よりも高いかも?」と期待していました。
答えは・・・「イタリア車よりも劣る」でした。
設計は、ドイツ車に劣り、製造品質はイタリア車に劣る。
ファンも無ければ、実用道具としての凄味も無い。
当然ですが安全性の低さは、先進国を走る大型車両としては世界トップクラスの低さ。
褒められるところは・・・下取りの良さとドリンクホルダーの数でしょうか?
もう・・・このくらいしか褒められるところがありません。
ブログもどきのコンセプトは、「実際に購入して使い倒して評価する」
自腹を切らずに、ウダウダ言うのは卑怯です。
今回も、コンセプト通りですね。
あ~腹が立つ。

今後も、ハイエースネタが続きます。
普通の車ならネタがとっくに途絶えるのですが・・・ハイエースは空しい改修を必要以上に迫ってきます。
どんなに頑張っても、納得出来る領域に入らないのはわかっています。
わかっていますが・・・コレしか選択肢も無いのです。
やる以上は、頑張ります。

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