◆全国の撮影実績紹介
パノラマ空撮ギャラリー:
◆空撮リッチコンテンツ
航空写真ナビ:
料金表一覧:
FAQ:空撮(バルーン)
◆技術解説
バルーン空撮技術解説
バルーン動画撮影
開発中
夜景空撮
ラジコンヘリ空撮
バルーン空撮解説ムービー
夜景空撮[技術解説]
- 墜落した空撮機材のダメージ検証
デシタルカメラ一式を含む
撮影機材は上空30mから墜落しました。
その後、バルーンにも大きな穴が空き、全ての機材は墜落することになりました。
テストとして選んだ場所は、周囲に人家などが無い場所です。道路などからも離れていることから落下点周辺の安全は確保されています。
墜落のダメージ予測
空撮バルーンは、非常に軽量なためダメージは無いと過去の経験から推測できました。
カメラなどは・・・95%の機材が二度と使えないであろうと考えていました。
これは、過去のラジコンにヘリコプターによる空撮の経験からです。
予想以上にダメージが少ない
墜落したカメラです。
キヤノン5D。2008年7月現在も販売されてるいキヤノンのフルサイズデジタル一眼レフカメラです。
この時点で、もっとも軽量なフルサイズデジタル一眼レフであるため、「軽量」と「画質」の両立を求められる空撮業務には欠かすことの出来ないカメラです。
落としたのは、このカメラが発表された当時に購入した初期ロットとなります。購入時の金額は約35万円と記憶しています。
バルーン空撮以外にも、バーチャルツアーから普通の撮影まで、様々な業務をこなしてきた歴戦の勇者です。
サブ機も、カメラバックに常備しているのですが、メイン機であるこちらがトラブルを全く起こさないので使う機会はありませんでした。
このカメラの導入前は、1DmkⅡを用いていましたが、画質・信頼性ともに5Dが上回っていました。
名器と呼べるデジタル一眼レフです。
夜景撮影には、最新のデジタル一眼レフの方が暗部に強いため、このカメラの導入はありません。
しかし・・・昼間の撮影に関しては、その画質の優位性から現役に留まりそうです。
本題に戻します。
落下点は、水田でした。
ただし・・・水は一部にあるだけでした。
水田のほとんどは、湿ってはいるが固い状態でした。
カメラが落下したのは、
湿った柔らかい土壌
でした。
この柔らかい田土が、カメラを守ってくれたために・・・ご覧のように原型を留めています。
事故の原因
このアルミのアングルの左側には、バルーンつながる10mmのカーボン棒が付いていました。
2つのクランプ=ゆるみ止めネジ+エポキシ接着剤スポット付け
ハーネス=スポーツカイト用ハーネスを瞬間接着剤
もっとも「壊れて欲しい場所」が破損していました。
設計を行う際に、「どこを壊すのか」をイメージしながら機材の軽量化を行います。
この場所が、今回のセッティングでは壊すポイントでした。
垂直尾翼の破損により、上空にて激しく姿勢を崩したバルーンはカメラを含む撮影システムを大きく揺らしました。
設計では、この様な状態も想定しています。風速8mでの尾翼などの破損による姿勢の乱れは過去にもテストしています。
しかし、今回はこのテストの時の衝撃を上回っています。
破損時の風速は15mを超えている予測できます。(地上にて10m)
設計者としては、この状態で3分耐えたことの方が・・・問題です。
(つまり、まだ軽量化の努力が足りないと・・・)
話は1ヶ月ほど前に戻ります。
カメラマン:
「この場所
(今回の壊れた場所)
からカメラが落ちるの怖いので、一本ハーネスを通しませんか?」
設計者:
「その補強により、何グラム重くなるのか?」
カメラマン:
「ハーネスが2m程度なので、そんなに重くならないかと・・・」
設計者:
「キチンと、予定重量増を計算してください。その重さで判断します」
5分後・・・
カメラマン:
「重量は15g重くなります。どうしますか?」
設計者:
「そんなに重くなるなら強化は認めません」
この様な会話がされていました。
普段はカメラマンがこのバルーンの制作とメンテナンスを行っています。
ディレクターである、私が設計をしています。(1号・2号は、私が制作していました)
軽量化と信頼性の向上。運用性が上がると思われる意見は社内で意見を交わし頻繁に機材の更新を行っています。
軽量化と撮影システムについては、ロボット開発とラジコン空撮機材開発のノウハウから、私(ディレクター)が中心。
バルーン側は、この頃は制作を行うカメラマンの意見が多く設計志向に取り入れられるようになってきています。
この時に、命綱を通せばカメラの落下は無かったのですが、尾翼の破損を生む判断ミスが今回の大きな失敗点です。
重量増は、他のパーツにストレスをかけることになるり、総合的なバランスを崩すきっかけにもなり得ます。
失敗は糧として受け止めて、正しい判断は継続します。
今後とも、命綱となるようなパーツは組み込まない予定です。
ジャンボ宝くじに当たるような可能性・・・
墜落直後に、シャッターを切ってみました。
田土が付いたレンズ越しに景色が写っています。
上空30mからの落下です。パラシュートなども付いていないため、もの凄いスピードで落下しています。
それにも、関わらずカメラは壊れませんでした。
カメラというのは極めて精密な機械です。当たり所が悪いと50cmで全損ということもあります。
落ちたところは、「絶妙」なポイントでした。
カメラを下にして田んぼに、15cm程度食い込んでいました。
この時に上手に衝撃が吸収されたようです。
カメラとレンズは、土でドロドロですが、壊れていません。(レンズにはキズがついています)
撮影システムは、カーボンで制作されたところは、全て壊れています。
このカーボンが壊れることにより衝撃を吸収しています。
この為、カメラを含む他のパーツを守ったと思われます。
落ちる場所が、1mでも狂ったら全ての機材がダメでした。
「固すぎる田んぼ」か「水が残っている田んぼ」です。
水が無く、衝撃を吸収出来る柔らかい土
このような条件がでるのは、今の時期の水田のほんの少しの場所にしか出現しません。
しかも・・・その、水があるかないかの境界は巾1m程の極めてわずかな範囲です。
偶然が重なって、このようなピンポイントの位置にカメラは落下しました。
テスト撮影
撮影が完了し、次の現場に「ロケハン」に移動をしています。
高速道路のPAにて、レンズについた田土を洗い流しました。
水分を取って撮影を行ったのが、この画像です。
業務に投入するには、いくつものテストを行いますが、このままでも実務に投入出来そうな状態です。
レンズ面にはキズが付いているのですが、開放付近で使うと全く問題なしです。
つまり・・・夜景撮影には、このまま投入が可能です。
この日は、近々に予定されている空撮現場のロケハン後に、撮影システムを修理するためにラジコン店にてパーツを買い出して事務所に戻りました。
戻る
|
一覧
|
次へ
夜景バルーン空撮開発 関連リンク
1)世界初のCubicVR撮影を!
2)夜景撮影テスト1回目
3)空力再設計1回目
4)夜景撮影テスト2回目
5)空力再設計2回目
6)臨時対風テスト=大失敗
7)墜落撮影機材のダメージ
8)墜落撮影機材の修理
9)夜景撮影テスト3回目
10)夜景撮影テスト3回目
11)夜景パノラマ空撮カメラ?
12)夜景撮影テスト4回目
13)強風対策=尾翼強化
14)ニコンD700導入
15)軽量化 -27g
16)軽量化 -213.1g
17)夜景撮影テスト5回目
18)ニコンWT-4導入
19)WT-4の落とし穴
20)空撮専用車両の改造
21)開発中間報告
22)キヤノン5D MarkⅡ導入
Home
|
バルーン空撮
|
航空写真ナビ
|
パノラマ写真ナビ
|
家具配置シミュレーター
社長ブログもどき
|
リクルート
|
お問い合わせ
|
index