テスト当日は、風速0~2mという好条件でした。 実際の業務では「ベスト」と呼べる撮影条件です。 テストのバルーンは、4号機の最初期版。昼間のテストでは、十分な合格点が出せる性能を確認出来ました。
標高2100m:高地撮影テスト
高地テスト後に場所を変えて、夜景撮影テストに入りました。 高地テストと同等の機体安定性なら・・・初回から十分な結果が得られるはずです。
←この日の昼間。高地テストにて 高地(富士山四合目)では、ヘリウムガスの特性から揚力が極端に減ります。 この様な過酷な条件にもかかわらず、バルーンは「まずまず」安定した飛行を行っていました。 標高が低いなら、性能は当然上がります。 これなら・・・直ぐにでも夜景撮影ができそうな良好な状態です。 テストが1回で終了なら・・・このページもこれにて終了となります。
昼間の撮影では、それほど問題にならないのですが夜景空撮では致命的と呼べるレベルでした。 1カットの普通の夜景撮影では問題にならないレベルなのですが精度の高い4カットの撮影が必要な「夜景空撮CubicVR」では実務の投入出来るレベルではありません。
なお、繋留角度は約80度。極めて優秀です。(都内のタワー物件でもOK)
しかし・・・標高500m以下の一般の地域では、ヘリウムガスによる浮力の増加により機体の空力バランスを崩しピッチングを呼んでいることが、この日のテストで確認できました。 追加された700Lのヘリウムガスの浮力をキャンセルするために、1kgほどのバラストを追加したところ、ピッチングの量が減ることは確認出来ました。 ギリギリの浮力でバランスが取られいる特殊な空撮バルーンならではの問題です。
撮影する高度(もしくは温度)によりバルーンのサイズを変えるという攻め方もあります。 既に手元に小さめの3号機もあるので、このやり方は簡単です。 しかし・・・ キチンと空力特性の見直しが出来れば、機能向上が図れることも確実です。 本格的に撮影業務が再開される梅雨明けには、今しばらくの猶予があることから、バルーンの空力特性の見直しの方向で開発を進めることになりました。
戻る | 一覧 | 次へ