「某自動車サイトのQ&Aと同じ質問にブログもどきが答えます」の第十八弾。
			自動車の乗り味を大きく変化させるタイヤ。
			その純正指定タイヤに関して、ブログもどき的に考えます。
		
			
			Q:よく欧州メーカーでは、☆印付き(BMW)や「MO」ロゴ入り(メルセデス・ベンツ)など純正装着のタイヤが決められていますが、日本車での専用タイヤの採用例は比較的少ないように思います。なぜでしょうか? 欧州車は専用タイヤでなければ望む性能が出せない、ということでしょうか。
			引用元 : 「クルマの専用タイヤはなぜ必要か? - webCG」
			https://www.webcg.net/articles/-/48223
			
			回答例(webCG)
			
			A:日本のメーカーがそうしたマークを付けることはほとんどありませんが、実は、ごく普通のファミリーカーであっても、個別に専用チューニングを施すことは多いですね。
			
			引用元 : 「クルマの専用タイヤはなぜ必要か? - webCG」
			https://www.webcg.net/articles/-/48223
			
			以下、私の回答。
			
			A:まず、アウトバーンの存在から安全の観点からの指定。
			そして仕切り価格都合。
			さらに、指定タイヤでも性能が出るとは限らないことも・・・
			
			
			webCGでは以下に関しても語られています。
			・供給の安定と価格競争
			・ディーラー経由で調達したタイヤ
			・タイヤで直す
		
まずは、質問に答えていきましょう。
Q:欧州車は専用タイヤでなければ望む性能が出せない、ということでしょうか。
			その通りです。
			この可能性があるのがアウトバーン対応の為。
			速度記号などは一般ドライバーは暗記していないでしょう。
			でも、メーカー指定のマークなら覚えられる。
			レンタカーなどを借りた際に確認は簡単に済みますね。
			これを前提とすると、国産メーカーに指定が少ないのは何となく納得できます。
			
			最近はマシになったと思いますが、私は欧州車のメーカー(ドイツ車)指定タイヤが嫌いです。
			これ、明らかに国内で普通に使うには剛性が高すぎるタイヤです。
			当然ですが200km/hの常用に対応するなら、100km/h以下の領域の性能が落ちるのは当然のことです。
			
			なお、イタリア車は全く逆の印象。
			当たり前に相性の良いタイヤから選んでいます。
		
			
			供給の安定と価格競争の観点から一車種あたり複数ブランドに装着タイヤを発注するケースが多いのですが、そのブランドの差をなくしたい、性能のバラつきを解消したいという理由もあります。
			
			引用元 : 「クルマの専用タイヤはなぜ必要か? - webCG」
			https://www.webcg.net/articles/-/48223
			
			この考え方は量産車として致し方ないと理解出来ます。
			なお、私はこの考え方がキライなので、基本的には新車では無く試乗落ちや高年式車の中古車を好みます。
			なぜならば・・・
			新車の場合は、試乗した車と別のタイヤを履いた車が来る可能性があるという意味です。
			それはもう、全く別の車ということ。
			多田さんも、タイヤは重要と記しています。
			その重要なタイヤがくじ引きになっているのは変な商習慣と感じています。
			これ、欧州でメーカー指定タイヤを履いている一つの理由かも知れません。
		
			
			ですから、標準装着のタイヤと同じ銘柄のタイヤを量販店で買い求めても、「似て非なるもの」であるといえます。実際に乗り味がどれだけ違うかはものにもよりますが、「ディーラー経由で調達したタイヤでないと、新車のときと全く同じ性能は出ない」のは確かです。
			
			引用元 : 「クルマの専用タイヤはなぜ必要か? - webCG」
			https://www.webcg.net/articles/-/48223
			
			勘弁して欲しい。
			ユーザーは、ブランド(銘柄?)でしか選別出来ないんです。
			同じ商品名でも実質違うという事をされると・・・
			こちらが混乱します。
			性能が違うなら商品名は区別して欲しい。
			
			なお、ディーラーだから安心とか思えません。
			自動車メーカーで繰り返される偽造しかり。
			スタンドなどもレギュラーをハイオクとして販売していたなどということもありますね。
			同じ商品名で性能(仕入れ価格)が違うなら、美味しく設けようという人が出てくるのも当然です。
			こんな事も、商品名と内容を一致させてくれれば問題は無くなります。
		
			
			車両開発の現実問題も理由のひとつですね。例えば、発売まで時間がないなかで「ロードノイズが社内基準を満たしていない」というトラブルが出た場合、「(タイヤメーカーに泣きついて)タイヤで直す、解決するのが一番簡単」という現実があります。もっとも、そうした調整により副作用的な“しわ寄せ”がどこかに生じることもあるわけで、総合的にいいことかどうか、疑問はありますが……。
			
			引用元 : 「クルマの専用タイヤはなぜ必要か? - webCG」
			https://www.webcg.net/articles/-/48223
			
			この回答ですが、「ダイハツ臭」がします。
			社内基準があり、それをクリアする為にタイヤで調整する。
			副作用の先にも社内規定があるハズであり、そちらが基準を下回ったらどうするのか・・・
			自動車の開発現場は、思っているほどしっかりとやってないのかも知れません。
			
			車両開発の早い段階でタイヤは選定して、それに合わせてまとめていくのが正しいと思います。
			そして、目標値に入らなければ担当者の技量が低いと査定すれば良いだけ。
			また、無理な目標設定ならディレクターが未熟と言うことです。
			技術の現場は責任の在りかを誤魔化すような事をすると、最終的には何も良いことがありません。
		
 
			← メーカー純正ホイール+指定タイヤ(ランフラット)
			車両側で走りにかかわる部分は未改造。
			それに純正ホイール+指定タイヤ(☆印付き)
			文句なしで、「The 純正」です。
			これで、大変な目にあったというお話しです。
			※ブログもどき休止期間であったことから初披露。
		
			
			・ルートは山梨~岡山~高知までの1,000km
			・山梨を深夜に出発し、翌日に岡山で打ち合わせ
			・ドライバーは私一人
			
			
			いつもなら、VOLVO XC90とか、V60を出す案件です。
			この時は、クルマ好きの客先に車のお披露目という意味と、MT+ACCの出来を確認するために連れ出しました。
			MINI ICE BLUE BLACK EDITIONという、5ドアなのにMTという珍車です。
			純正は17インチ装着ですが、乗り比べたところ18インチの方が乗り心地も含めて良かったことからインチアップしています。
			この車に限りませんが、最近の車両は大きめのホイールの方が乗り心地が良いという現象が多発しています。
		
 
			
			本題に戻ります。
			事件は山梨を出発して、200kmほど走行したところで発生します。
			時刻は午前2時くらいだと思います。
			
			
			1-1): タイヤチェックアラート点灯
			1-2): バス停に緊急避難
			1-3): マニュアルの確認(80km/hにて走行可と記載)
			
			
			原因は直ぐにわかりました。
			バルブからエアが漏れています。
			タイヤ交換が可能な店に持ち込んでバルブを交換すれば修理は完了です。
			タイヤの溝は5分以上は確定(新品から10,000kmは走っていない)
			高速道路ならSAで対応出来るかと思い80km/hを維持しつつSAに入ったところ・・・
			バルブ交換は不可との事。
			その昔のSA(サービスエリア)は、車のトラブルにも対応したのでしょうが、現在は只のスタンドに成り下がっています。
			
			時刻は午前3時頃になったでしょうか。
			ここで選択肢は以下がありました。
			
			
			A案 : 朝を待ち、最寄りIC付近の店舗にてバルブ修理
			B案 : 走行を続け、店が空く時間になったら修理
			
			
			ここでB案を選択。
			目的地の岡山には、まだ400kmくらいの距離があります。
			少しでもここを詰めるために、途中でエアーを補充しながら進みます。
			
			そこから50km程度進んでから状況に変化が出てきました。
			明らかにタイヤの状態が悪くなってきました。
			高速道路の様な良路面でもジョイントなどでリム打ちの可能性が出てきています。
			その時点で言えることは、指定の80km/h以下の走行でも問題では?という疑問です。
			
			最終的には神戸のディーラーにて新品タイヤと交換。
			確か、2本で15万円くらいの出費となりました。
			そして、メカさんの爆弾発言。
			
このタイヤ、パンクしたら走ったら駄目ですよ!
			おいっ!
			マニュアルに書いてあることと違うぞ。
			仮に、「50km/hで走行し速やかにタイヤ交換を」などと記されていたらタイヤ交換までには至らなかった。
			BMWのランフラットも物によっては80km/hで走行出来るのでしょう。
			 でも、これくらい薄いタイヤの場合は、基本的には走行は不可のようです。
			でも、これくらい薄いタイヤの場合は、基本的には走行は不可のようです。
			
			この様に指定タイヤをマニュアル通りに用いてもトラブルが発生するという事案がありました。
			これ、明らかにマニュアルの管理ミスです。
			
			今回のネタは、欧州車は専用タイヤですが過去にも新車装着タイヤと車両のマッチングが悪いという事案は無数に経験しています。
			メーカーがその車にユーザーにとって最適にタイヤを選んでいるのでは無く、メーカーの都合を押しつけているように感じてしまいます。
			
問い : 欧州車は専用タイヤでなければ望む性能が出せない
答え : 欧州車は専用タイヤでも望む性能が出せない
こんな落ちが付きました。
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