バルーン空撮[技術解説] - ヘリウムガス不足と値上状況

ヘリウムガスは今後も値上り。供給量不足も本格的に始まる

バルーン空撮とヘリウムガスでも記していますが、ヘリウムガスは値上が進んでいます。
「来月から1本(7立米)で¥2,000の値上げとなります」とヘリウムガスの提供会社から通達がありました。
金額にすると10%程度ですが、今年と限定すると20%程度の値上げとなります。

供給量が激減していることから、
医療と産業関係に優先するようにとの通達が出ているようです。
現在は、問題になっていませんが、今後は大量のヘリウムガスの確保が難しくなる可能性が上がってきました。

ヘリウムガス値上とバルーン空撮

バルーン空撮は、大きな風船にカメラを吊し撮影されています。
ヘリコプターよりも低コスト
ラジコンヘリコプターよりも安全
クレーン空撮よりも自由度が高い

マンションの景観撮影などのカット数が多い空撮などもコストの安さから魅力的な空撮です。
今までは(今でも)、低コストであることが大きなメリットの一つであったのですが、昨今のヘリウムガス値上げにより事情が変わりつつあります。
使用するバルーンサイズにより、この問題の大きさは変わってきます。

ここでは、バルーンサイズ毎にヘリウムガスの供給不足と値上の影響を考えます。

中型~超大型のバルーン空撮の場合 : 環境破壊につながる=時代に合わない

中型 : 21立米(ボンベ3本)~
大型 : 70立米(ボンベ10本)と仮定
超大型 : 350立米(ボンベ50本)と仮定

バルーン空撮の「安定性」「画質」「コスト」は、一般的にバルーンの大きさ=ヘリウムガスの使用量に比例します。
ヘリウムガスを沢山使うから・・・
安定風に強い
画質が良い高画質デジタルカメラ搭載
撮影費用が高いガスとスタッフが多い
この様な傾向にあります。

中型から大型のバルーン空撮は、予算のあるクライアントを中心に採用されています。
マンションの景観撮影から、有名ホテルなどでの撮影です。
「事故の可能性を下げる」観点からは、当然の選択です。

この様な中~大型のバルーンを用いるような仕事は、予算は十分あるのでヘリウムガスの上昇分は消化できると思われます。
問題点としては具体的に以下の二つが考えられます。

1):撮影のキャンセルの可能性
ヘリウムガスの値上げは、供給不足が原因の大きな所です。
今は、大きな問題となっていませんが将来的にはまとまった数のヘリウムガスを入手できないという事態も十分考えられます。
発注から撮影までの期間が短い場合は、「ヘリウムガスの量が用意できないのでキャンセル」という事態も十分考えられます。
大きな仕事ほど、この点は問題になってくるはずです。

2):ヘリウムガスを廃棄するのは、環境的に問題
ヘリウムガスが、環境に直接影響を与えることは少ないと思われます。
(自然の大気にも微量に含まれている)
問題は、その精製と運搬の仮定で発生する温暖化ガスです。
大きなバルーンに充当される大量のヘリウムガスを精製するのに、相当量のCO2が消費されています。
つまり・・・
「大きなバルーンからヘリウムガスを抜く姿はマイナスイメージになる」

弊社も、バルーン空撮の開始当初は、バルーンから撮影毎にヘリウムガスを廃棄していました。
量にすると7立米。ヘリウムガスボンベ1本です。
超大型では、同じボンベを数十本抜くことになるので、それよりも環境負荷は低いのですが・・・
それでも、「地球環境の為には悪いことをしているな・・・」と申し訳なく感じていました。

←2007年12月撮影
マンションの建築現場にて空撮業務完了後に、バルーンからヘリウムガスを抜いています。
クライアントへのマイナスイメージを避けるために、可能な限り建物の陰などに隠れて周囲からは目立たないようにヘリウムガスを抜いていました。

小型バルーン空撮の場合 : 撮影費用が多少高くなる

低コスト空撮会社が用いる7立米以下の小型バルーンの場合は、ヘリウムガスの値上げはそれほど影響がないと言えます。
元々のヘリウムガスの使用量が少ないため、コスト増のダメージが少ないのです。
例えば・・・
ヘリウムガスの価格が今の倍程度に収まっていれば、数万円のコスト増で済むはずです。
環境負荷が高いことは事実ですが、無意味に大型バルーンなどを用いるよりは遙かに良い選択です。

0[Zero]のバルーン空撮の場合 : ヘリウムガスの値上げにもっとも強い

0[Zero]の空撮バルーンは、世界で唯一となる車載型且つ高画質デジタル一眼レフカメラが搭載可能な超高性能バルーンです。
・もっとも環境負荷の少ない空撮
・クレーン空撮と同等の信頼性
・バルーン空撮としては最上級の画質
・圧倒的な機動性

全ての空撮の常識を塗り替えるバルーンです。
他社では空気中に廃棄しているヘリウムガスを、0[Zero]ではムダにしません。
基本的にバルーンの中に入れられたヘリウムガスは捨てることが無いので、他社と比べると圧倒的にヘリウムガスの使用量が少ないことが特徴です。

※弊社のバルーンは、2009年3月に特許出願済

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