バルーン空撮[技術解説] - バルーン空撮スペシャリストの技

機材の性能を磨き、風を読み切る

狭い場所からのバルーン空撮

下のバノラマ画像は、この様な条件で撮影されています。
画面右側は急な山の斜面。
左側には電線。
上空に開けている空間は狭い場所では15m以下となっています。
さらに、注目していただきたいのが湖面です。
風が吹いているために、波立っています。

周囲はギャラリーや駐車車両も多いことから事故は絶対に避けなければならない条件です。
他社では撮影が困難な条件です。

最大のポイントは、オペーレーターの腕

こんな狭い場所に上げています

0[Zero]が自社開発しているバルーンは、世界でもっとも性能バランスが良い空撮用バルーンです。

・空撮CubicVR(航空写真ナビ)が撮影できる
・最大風速10m/sに耐える
・車載式である
・1ポイントの撮影は20分以下

機材開発の為に、世界中のホームページを参考にしましたが、これと同様なコンセプトのバルーンは一台もありません。
このバルーンを使えば、誰でも高画質の空撮が可能です。
極論かもしれませんが、1日の講習で十分な空撮が可能な性能を持っています。
ただし・・・簡単な空撮条件という限定が付きます。
この日の様に、特殊な場所での撮影は事情が変わってきます。
バルーンの性能と同等以上に問われるのがオペーレーターの腕です。

オペレーターは何を考えるか?

空撮前の判断

これが、今回の撮影前にオペレーターが最初に見た景色です。
狭すぎる空です
わずかな風に流されれば「木に引っかかる」「電線に引っかかる」と悪いシナリオが見えてきます。
もちろん、最悪の場合は墜落ということもあり得る条件です。

オペレーターは現場にて以下の分析を行いました。

・高度40mにて風は1~3m/s
・強い風は湖面方向から上昇気流を含み吹いてくる
・山側からの風は下降気流を含み弱くても危険
・高度100m以上は安定した風が吹いている

この日はテスト撮影なので、自社ホームページ用の素材撮影を行う余裕がありました。
実務では、集中しているために、この様な余裕がありません。
つまり・・・
この撮影は、0[Zero]の空撮オペレーターにとっては特殊な事では無かったのです。
過去の実務やテストでは、遙かに過酷な条件にて撮影を行っています。
標高2100m:高地撮影テスト

この撮影条件で気をつけることは、山側からの下降気流を伴う風のみです。
湖側からの風なら風速4m/sでも問題なしという判断を行いました。

目論見通りの上空の風

上昇気流なら安全

風は左側(湖)から、山側に吹いています。
0[Zero]のバルーンはこの条件なら風速4m/sでも70度以上の繋留角度が保証出来ます。

この日のテスト撮影も、現場での的確な判断により順調に撮影を終えることができました。
現場到着から撤収まで約20分。
いつも通りの「プロの仕事」です。

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