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ドローン空撮[技術解説] - 「受注見合わせ」と、「フライト制限」に関して

このページは混信を起因とする撮影条件などに関して記されています。
その特性から、検証結果や対策方法の変化などにより、ページの内容は常に改められています。

受注見合わせ と フライト制限 に関して

発生している現象と、問題解決の為に、受注見合わせ と フライト制限 を別の項目として設定させて頂きます。

受注見合わせ=コンサートなど、多数の無線器機と不特定多数の人が集まる現場
フライト制限=電波障害が発生する可能性が高い条件

受注見合わせ

イベント系撮影

該当案件
・コンサート
・スポーツイベント

業務用無線器機とラジコンコントロール装置間にて再現性のある混信が確認されています。
イベント現場にて用いられる業務用の無線器機の把握が困難であることから受注見合わせとさせて頂きます。
ただし、弊社判断により現場でのキャンセルが認められる場合は、撮影可能です。
詳しくは、ご相談下さい。

◆1.0kgクラスから部分解除
2013年4月から、屋内用として開発されている1.0kgクラスを用いイベント系撮影を一部再開します。
・直下に人物が入る条件では高度10m以下
・直下に人物が入らない条件では高度50m以下
・パイロットから機体までの距離は50m以上離れない事

以上の条件下で、部分的に解禁します。
上記ポリシーを適用しても、スタート前のマラソン大会の選手の俯瞰撮影なども可能です。
なお、電波障害起因の弊社からのキャンセルの場合はキャンセル費用は発生しません。

フライト制限

複数の撮影チームが入る取材

800MHz帯のワイヤレスマイクとの混信が確認出来ました。
2.4GHz帯などに関しては複数の撮影チームが入る現場であることから確認が取れていません。
弊社機体の根本的な対策と、十分な実績が蓄積されるまでは条件付きのフライトとなることをご了承下さい。

・撮影時に用いる全ての無線器機の申告
・撮影前に混信テスト実施へのご協力
・混信確認時のフライト自粛へのご理解
・フライト区域制限(民家・人物直上対応不可)

以上の項目に関してご協力を頂けることが条件となります。
無線器機の総数の把握が困難になることから、複数の撮影チームが入る様な案件に関しては受注見合わせとなりますのでご注意下さい。

都市部の撮影とGPS測位

ビルや樹木の陰などが起因し、GPSの受信状況が悪い環境では飛行高度の制限やフライト自粛を行う可能性があります。

◆GPS測位が困難な場所の例
・橋梁の直下
・ビルとビルの谷間(片側が開けていると問題無し)

◆飛行高度の制限に関して(GPS測位が不可能な場合)
・最大高度45m以下(15階建てのマンションを越さない高さ)
・特に安全性に配慮する必要がある場合は20m以下

ご契約前に、フライト予定位置などを開示していただけると、ある程度の判断は可能です。

公開日:2012/07/25
最終更新日:2014/11/05

混信対策履歴

2014年某月 : 固定マルチコプタージャマーの設置を某所にて確認
2013年8月 : ビル屋上にて送受信機の信号途絶発生
2013年5月 : 民生用Wi-fiとの混信確認
2012年12月 : 変電所付近にて混信確認 安全距離を改訂
2012年12月 : ワイヤレスマイクとの混信確認
2012年11月 : ワイヤレスマイクとの混信確認
2012年8月 : 無線器機の相性検証の為、メーカー変更(双葉電子工業製)
2012年7月 : 「受注見合わせ」と、「フライト制限」に関するページ(本ページ)を公開
2012年7月 : 混信を起因とする墜落事故発生(非イベント系撮影)
2012年5月 : イベント系撮影のポリシー設定と一部業務の受注制限の開始
2012年5月 : 2.4GHz帯業務用無線器機との再現性のある混信を確認
2012年3月 : 変電所付近にて混信確認
2012年3月 : 混信の可能性がある現象の最初の確認

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60) 屋内限定業務用クアッドコプター開発開始
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57) DJIの品質は大丈夫なのか?
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42) 2.0kgクラス高機動タイプ [Ver2] 開発中
41) 2012年夏のマルチコプター墜落の解説 【このページにて原因の特定説明】
40) 「受注見合わせ」と、「フライト制限」に関して
39) 重量級テスト機体の処分
38) マルチコプターに関する特許出願の内容
37) オクトコプター初フライト
36) 「人物接写空撮」とは?
35) 「2.0kgクラス 6モーター」第一期大規模改修完了
34) 「引きのカット」のカメラ角度について
33) 軽量マルチコプターだから出来ること
32) 0 [Zero]の機体が軽く精度が高い理由
31) マグネシウム合金が理想的なマルチコプターフレーム材
30) 6モーターは危険?安全?
29) 8モーターが安全な理由
28) 4モーターが危険な理由
27) DSLR搭載機開発の一時凍結
26) 初のマルチコプター空撮業務の解説
25) マルチコプターの事故と注文者責任 おすすめ
24) 降雪時のマルチコプター空撮サンプルとは?
23) エクストリーム空撮
22) プロペラバランス
21) リチウムポリマーバッテリー
20) マルチコプターの防振対策
19) JR XG8 本採用
18) モーターテスト用ベンチ制作
17) GoPro HE HERO2 専用ジンバルの試作例
16) 機体設計の方向性
15) ラピド工房
14) DJI Wookong-Mは最新ファームによりトラブル解決
13) αゲルとジンバル
12) 空撮ムービー撮影にフルサイズ一眼は必要なのか?
11) バルーン空撮屋の都合
10) DJI WooKong MとJR・DMSS2.4GHzとの相性?
9) DJI WooKong Mの初期不良確定
8) 犯人はコントローラー?受信機?
7) DJI WooKong Mのトリムズレ
6) 上空フライトテスト
5) 離陸から撮影までの所要時間
4) 実務を想定した弱風条件の動画撮影
3) 1号機にカメラ搭載
2) 最初の一週間
1) マルチコプターの導入

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